東海道箱根旧街道ハイキング（箱根宿～三島宿）

その他

箱根山（関東）

2025.02.21（金）

パーティ： 2人 (MORO さん、ほか1名）

MOROさん

行程・コース

天候

低温だが無風、晴天

登山口へのアクセス

その他
その他：前夜に元箱根に宿泊。

この登山記録の行程

元箱根宿泊先（8：30）・・・箱根関所（9：12）[観光4分]・・・駒形神社/芦川の石仏群（9：27）[観光7分]・・・挟石坂（9：51）・・・箱根峠（10：05）[休憩7分]・・・山中城跡（11：24）[観光47分]・・・馬頭観音（12：39）・・・こわめし坂（12：58）・・・松雲寺（13：08）[観光3分]・・・塚原上（バス停）（13：43）

コース

総距離: 約14.7km

累積標高差: 上り約324m; 下り約981m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

宿泊施設から一気に下って10数分で湖畔の芦ノ湖温泉に着いた。8：30過ぎの時間帯では殆ど人影はない。湖畔から観える駒ケ岳の山並みが非常に奇麗である。芦ノ湖の先の富士山は上半分に雲が掛かり、全景が観えなかったのが残念であった。芦ノ湖畔を進み、恩賜箱根公園の駐車場を抜けると、本日最初の立ち寄り先の箱根関所である。4半世紀振りに訪れた。東海道53次を歩く旅では必ず通過しなければならない場所であろう。江戸方の門が工事中で、足場で見えなくなっていて残念であった。早朝であったが、1組の外国人観光客の姿も見られた。箱根関所から1km程、国道を逸れて200m程入った所に“駒形神社”がある。杉の木立に覆われて、地面には苔が生した奇麗な神社である。神社の先が二股に分かれていて、左方向が三島方の箱根旧街道の入口である。二股から50m程入ると“芦川の石仏群”があった。旧街道の入口に相応しい雰囲気の場所であった。旧街道に入ると、幅1m程の急勾配の路面は玉石で覆われていた。非常に歩き難い。“向坂”を200m程上ると、“赤石坂”で国道を下越しする。その先の“釜石坂”“風越坂”を超えて300m程で国道と交差する“挟石坂”に至った。芦川の石仏群から挟石坂までは古い石畳と杉並木が奇麗に残された観光名所の一つであるが、標高差100mは非常に体力を消耗する。その先国道に沿って歩くと10数分で最高地点の“箱根峠”に着いた。箱根町から50分程で、この先は静岡県である。箱根峠の南側に下った“新箱根八里記念碑”が立つパーキングエリヤに「静岡県へようこそ」の看板があって、少し感動した。峠茶屋の先の“兜石坂”付近は旧街道が通行止めになっていて、峠茶屋から先1km程は国道を歩かなければならないのが残念であった。“接待茶屋跡”から再び旧街道に入る。石畳上に落葉が積もり、足元が見え難いと共に、非常に滑り易いので注意が必要で、家内が1度転んでしまった。所々に道標や現在地が分かる地図が掲示されていて、非常に親切である。“石原坂”“大枯木坂”を下ると民家の庭先のような場所に出て、一度国道を歩くが、“小枯木坂”で再度旧街道に入って“雲助徳利の墓”で旧街道は一旦切れる。“山中城跡”は箱根峠から旧街道を4.5km程下った場所にあり、箱根旧街道の“小枯木坂”を下り切った所に山中城跡の入口でもある八坂神社の鳥居が建っている。最近の城跡ブームでも取り上げられているが、中々訪れ難い場所でもあるので、城跡内を巡って観光することにした。今回は、諏訪・駒形神社→本丸跡→二ノ丸→西ノ丸→西櫓→三ノ丸堀　の順で廻った。城の北西部に復元された「障子堀」と呼ばれる格子状の深い空堀が本城の最大の特徴で、非常に珍しく、城跡内の周回路は障子堀を上下左右の様々な角度から観られるように配置されている。また、西ノ丸跡は、南西方向に三島・沼津の街並み越しに駿河湾が、北西方向には雄大な富士山が見渡せる素晴らしい展望所になっている。障子堀以外の空堀も見逃せない。城跡公園として非常に奇麗に整備された観光地である。1.2km、50分程の観光であった。山中城跡の下から再び旧街道に入ると“箱根八里記念碑”があった。非常に小さな碑である。“馬頭観音”のある“上長坂”付近は脇が畑になっていて、右手に富士山を望める長閑な所であった。笹原新田下の“こわめし坂”は現在は生活道路として舗装道になっているが、非常に急坂で、石畳の頃は大変だったであろうことが窺える坂である。その先暫く下って“臼転坂”で最後の石畳が残っていて“箱根旧街道の石畳”は終了であった。国道から外れた旧街道がかなり残っていて、箱根峠以西は勾配が比較的緩いので歩き易く、景色も奇麗で、長閑な雰囲気が楽しめた。“臼転坂”の先は沿道に建物が建ち並んだ街路で、旧街道の史跡や道標等も殆ど見られない。塚原から三島大社間、徒歩3.6km分は東海バスを利用して、飛ばすことにした。