行程・コース
天候
晴れのち雪(視界50m以下)
登山口へのアクセス
その他:
上信越道軽井沢ICから夜道を走って嬬恋スキー場へ
車中泊してゲレンデがオープンする前に山スキ-で歩き始める
途中の道路は除雪され、スノータイヤで問題無し
この登山記録の行程
嬬恋SG(22:20/6:40)樹林へ(8:45)スキーデポ(11:10)三角点(11:30)
四阿山(11:45~12:00)ゲレンデ(13:40)スキーハウス(14:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
軽井沢ICで降りて夜の雪道をバラキスキー場の駐車場まで走り、車の中で寝て朝を迎える。
今シーズン初めての山スキーを履き、朝日に輝く無人のゲレンデを上がって行くと、刀の刃のような四阿山頂が白く輝いて見える。ゲレンデが右カーブして傾斜が増す所から左の針葉樹林に入って稜線を目指す。ふかふかの雪に板が20㎝前後潜るが、それほど重くはない。12月と1月は山に出掛けず、1月31日の次男の結婚式前後には九州からの客を歓迎して酒宴が続き(3日連続で5合ずつ飲んだ)体重が数キロ増えてしまい、冬山ズボンがお腹に食い込んで呼吸が苦しい。
数百m進むと尾根の背の夏道らしい空間に出て、昨日のスノーシューとスキーの跡が現れる。2,080mの丘を越え、雪原に屈曲点の目印として枯枝を指して緩く下って行くと道標が立っている。この頃、視界は数百mと悪化してくる。
P2,183への10m程の急斜面に苦闘する。ピークを10:10に越え、木立を縫って右往左往するトレースを「冬山に慣れない人の歩き方だ」と追うと、何割かは風に消されてしまっている。標高2,200m付近(今日の高度計は同位置での測定値に差異があり、現在位置の確定が難しい。機械の調子が悪いのか、寒冷前線通過に伴う気圧の変化が大きいのか?)の2つ目の道標を確認して前進を続ける。
傾斜が増して昨日のトレースが消えた所でスキーを脱いでデポする。視界10mで先の状態が見えないが、登って行くとスキーで歩くのは難しい細い雪稜になり、「デポは大正解だ」と気を良くする。スリップすると数十m落ちることになり、登り返す体力が残っていないので、慎重にステップを固めて進む。
膝までのラッセルに息が切れるが、諦め掛けながらも「三角点までは行こう」と悪戦苦闘して進み、「これが三角点だろう」と白い雪峰を攀じると反対側から人が現れる。「山頂はもっと先ですか?」と聞かれ、「ここが三角点でしょう」と応じる。
「有難い、迷う心配が無くなって最高点まで行ける!」と追い越して前進すると、アイゼンで歩いた跡は雪が締まっておらず、簡単に踏み抜いてしまう。堪らずに立ち休を取っていると2人が引き返して来て、追い抜いて行く。最後は締まらない雪の急斜面で、10mも無い視界の中の帰りを心配してステップを固めながら登る。
雪雲が流れる山頂に辿り着いて2人と合流し、岩陰で風を避けて休んでいると、4人組が登って来て直ぐに引き返して行く。
復路は、視界不良とトレースが消滅した所もあって安閑とは出来ない。
ゲレンデに戻ってシールを外し、疎らなスキーヤーに混じって滑降を楽しんで3.5㎞を20分で滑り降りると、一時的に膝に痛みを感じる。山頂11:45~12:00、三角点12:06、デポ12:18、ゲレンデ上部13:38~49。
帰路は浅間北麓の1車線の道を嫌って渋川へ出、関越道が渋滞しているようなので下道を走って帰る(往路231㎞、復路194㎞4:40)。
フォトギャラリー:4枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | サブザック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
| グローブ | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
| ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | アウターウェア | オーバーパンツ | バラクラバ | オーバーグローブ |
| 雪山用登山靴 | アイスアックス | ゴーグル |








