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暴風の安達太良山で経験値アップも、くろがね小屋で撤退!

安達太良山( 東北)

パーティ: 1人 (tak.fotografia さん )

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行程・コース

天候

明け方は雪。 日中 麓付近は晴れ。 1200m以上は暴風。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: ~新潟より~
磐越道~東北道 二本松IC
あだたら高原スキー場 駐車場に駐車(無料)

この登山記録の行程

※途中、立ち止まり写真を撮りながらの山行。
 かなり遅めのタイムとなっています。
05:30 駐車場出発
09:06 くろがね小屋
11:49 駐車場到着

コース

総距離
約9.1km
累積標高差
上り約982m
下り約983m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況/その他周辺情報】
基本的によく踏み固められており、踏み抜きは少ないが、
スノーシューやスキーのトレースが多数あり、どれを負うべきか迷うことも。
また標高1200mを超えたあたり、傾斜がなだらかになったあたりから風が強く、
ものの数分でトレースが消える状況。
道迷い、ホワイトアウトには注意が必要と思われる。

【感想/記録】
2月に入り、あちこち山の天気とにらめっこしてきた結果、
どうも安達太良山が晴れそうである、との結論に達した。

鼻息も荒く、新潟市を22時に出発!
あだたら高原スキー場の駐車場には1時くらいに到着。

広い駐車場には車が5台くらい。
かなり散らばって駐車しており、人が活動している気配はない。
小屋泊組の車かな?

夜景を何枚か撮影したかったが、予報に反し、雪も降っているし、
駐車場が圧雪状態で、歩き回るとかなりうるさい。。
自車のわきで数枚撮ってあきらめる。

車中で寝袋に潜り、4時くらいまで寝る。
目が覚めても車内はプラス気温♪
これはうれしい誤算。
さて、外の様子を見ようと、スライドドアを開けようとしたが開かない。
!そういえば、寝る前にキーレスで施錠したような。。
しかたなく手動でカギを開けてドアを開け・・・
「ビー!ビー!ビー!ビー!…」
断続的にけたたましく鳴り響くアラームと、パッシングライト!
な、なんじゃこりゃあ!!!
こんな機能があったのか!?
機能があったことを知らないので、解除の仕方もわからないわけで。。

しばらくあれやこれやとトライすること5分!
やっとアラームが止まり、あたりには再び静寂が訪れた。。
ほっと胸をなでおろし、あたりの様子をうかがうと、1台を除いて、
動きがない。。
やはり人が乗っていないのか。。 こんな時間に全員叩き起こしたかと思って、
超あせったが、仕方がない。。

速攻で取説を確認したところ、キーレス以外の方法でドアロックを解除すると
アラームがなるらしい。。
解除するにはキーレスで開錠するんだとか。。


車中泊をするみなさんに、自車の取説の再確認を強く、おすすめしたい。


すっかり動揺してしまい、結局5自過ぎまで車内でお湯を沸かしたり、
朝ごはんを食べたりしてウダウダしてしまった。
結局5時半に出発。

スキー場のわきを登っていく。
ゲレンデとはロープで区切られており、また、トレースがしっかりついているので、助かる。
気温はマイナス5度。

雪が降っているのだけが気になる。
予報ではスッキリ晴れる予定だったのだが。。

スキーの林間コースのような場所をずっと歩いていくと、
次第にスキー、スノーシュー、ワカン、つぼ足と、
多種多様なトレースがそこかしこに。。ものすごい数のトレースとなって、
いったいどれを追ったらよいのかサッパリわからない(笑)
IPhoneで位置を確認しつつ、なるべく短くて歩きやすそうなトレースを選んで歩く。

麓からずっと雪はよく締まっており、アイゼンの効きが気持ち良い。
たまに踏み抜くこともあるので、アイゼンにワカンを追加して歩く。

標高が1200mを超えたあたりから、急に風が強くなりはじめ、
雪煙が盛大に吹き荒れるようになった。
小屋に泊まったのであろうパーティーともすれ違ったが、
たった今すれ違った人たちのトレースが見当たらない。。。。
振り向くと自分のトレースもすでにボンヤリし始めている。

…これは道に迷わないようにしないと。。

明瞭なトレースは一瞬で消え失せるものの、登山道というか、漠然としたルートは見える状態。
雪煙というか、地吹雪というか。。
んもう、ゴーグルとバラクラバを慌てて取り出し装着する。
ゴーグルにノーズガードがついていてよかった(笑)

ちなみに、この動画を撮った直後にIPhoneの表示がおかしくなり、
その後すぐに沈黙。。
バッテリーはまだ80%台あったものの、寒すぎた様子。
まだ先は長いので、なんとか復活させたいと思い、
ポケットに入れてあった「ハクキンカイロ」をIPhoneに抱かせ、
さらに充電してやると、数分で復活!!
これだけ寒いと、使い捨てカイロでは歯が立たないので、
まわりに関係なく発熱するハクキンカイロは頼もしい存在^^


日は出ていて、気温もマイナス5度程度、だけど風のせいで
ハンパなく寒い! 寒いっていうか、痛い(笑)

とりあえず、くろがね小屋のあたりまで進んで様子を見ようと自分を奮い立たせて進む。

くろがね小屋の手前は雪もやわらかく、よく埋まるようになる。
また、雪の下に空洞も散見される。
そんな場所をトラバースしていく。 要注意。


くろがね小屋に到着したものの、一向に天候が良くなる気配がない。
上のほうはホワイトアウト必至^^;

ただピークハントするだけでなく、写真を撮ることも、登山の目的の一つであるため、
今回はリスクを冒すほどの価値は無いと判断!
小屋から引き返すことにした。


しかし、さすがは百名山。
引き返す間にも、すごい数のパーティとすれ違う。
麓付近はわりとポカポカ陽気! 
軽装備のパーティも見かけ、無理に進まなければいいなぁと心配になった。


今回の安達太良山、山頂は断念したものの、冬山経験値はグッとアップしたに違いない!
新潟からはそんなに遠くないので、また来るぞ安達太良山!!

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