テント泊装備 マウンテンダックス(mountain dax )

ヌプカ1

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購入年
2014年
購入価格
47,520円
重量
1,790g
お気に入り度

商品レビュー

【お気に入りの点】

・(個人的な好みゆえ)ダブルウォール、吊り下げ型、長辺側の出入り口。
・室内高が110cmと高く、居住性は前評判通りに良い。
・幅210cm、奥行100cmの私には理想的な大きさ。
・前室が他社品よりも広め。
・フライのファスナーが横についているので、室内からファスナーの開閉をする時、身を乗り出さなくても大丈夫。
・標準装備のリフレクターガイライン(反射材を使った張り綱)。
・他に使っている人がまずいないので、混んでるテン場でも自分のテントがすぐわかる。


【もう一つの点】

・居住性の良さと引き換えに、重い。
・メーカーが無くなっちゃったので、アフターとかどうなっちゃうんだろう・・・?



【使用時のエピソード】

先代のテント(VL22)は良くできたテントではあったのだけれど、長身の私にはちょっとばかり幅が狭く(205cm)、奥行(120cm)を活かして対角線に斜めに寝るようにしていた。
それでも普通の人なら、ソロで100cmとか90cmとかの幅があれば十分なのに、テン場でもスペースを取る120cm幅のテントは心の底から好きにはなれなかった。

マウンテンダックスからテントがリリースされると知って、店舗で現物を見てみたらこれがかなり良かった。
初めて使ったテントがVLという影響もあってか、ダブルウォールで吊り下げ型、長辺側に入口があるテントに慣れていたので、同じタイプのヌプカにはとても惹かれるものがあった。
また2本のポールに加えて、天頂部で短いクロスポールを使い、インナーテントの立ち上がりの角度を上げて、内部がとても広く感じる。実際、高さが110cmなので室内であぐらをかいても十分頭上に余裕があった。幅は210cmで対角線じゃなくても寝られる長さになり、奥行100cmはソロ用途では十分な大きさになった。

細かいところでは、フライシートのファスナーが出入り口の中央ではなく、横(写真の赤いフラップの部分)に付いているので、室内からファスナーの開閉操作をする時も前室に身を乗り出す事なくできるのはとても良い機能だと感じている。その前室も広く、靴以外の物もけっこう置けるので、奥行100cmの室内でも広く使えるのは有難い。
ガイラインはリフレクタータイプのものが標準なのはすごく嬉しい。(最近のだと常識なのかな?他所のを知らないから何とも言えない。)

居住性の良さはかなりのレベルの高さだと思うけれども、いかんせんそれと引き換えに、重量が重い。メーカー公称はフライ+インナー+ポールで1.79kg。購入直後の実測値は1.90kg。スタッフサック込みだからか?と思ったけど、テントは2kg切ってればいいや、って考えているので特に問題なし。100g程度は誤差だろ、と思うようにしています。(VLもカタログスペックと実測値がおかしくて、テントの重量は他社品も同様の話をよく聞くので、余りカタログスペックは信用していない。)ちなみにペグとアンダーグラウンドシートを含めると約2.2kgになります。

さらに今年に入ってショッキングなニュースがあり、メーカーのマウンテンダックスが倒産の憂き目に。なんてこった。
まだ購入して間もないので特段困ってはいないけど、この先破損等あった場合のアフターフォローはどうなっちゃうんだろう?という心配はあります。よって丁寧に使って行くしかないだろう、と腹を括っております。

マイナーメーカー、更に販売開始から1年足らずで廃番ということもあって、テン場でまずこいつを使っている人を見たことがありません。フライの色が蛍光グリーンで目立つのもあり、混んでるテン場でも自分のテントはすぐわかるものの、逆に他の人にベンチマークにされていそうな気がするのは自意識過剰かな。

2015年10月現在、売れ残りが廃番特価で売られているようなので、ご興味がある方はご一考の上、検索してみて下さい。重さは気にならないよ、という方にはかなりコスパの良い価格で売られています。

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