石鎚山 | 石鎚神社頂上山荘

5/1より開業することができました。土小屋登山道、頂上付近、二の鎖から頂上は残雪があります

アケボノツツジは満開です (2011.05.26 石鎚神社頂上山荘 )
アケボノツツジは満開です (2011.05.26 石鎚神社頂上山荘 )
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天気・気温

05/03(火) 天気は曇り。昨日の最高気温は19℃。最低気温は1℃。本日11:00現在5℃。
松山市の天気予報
明日
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日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
高知市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

山小屋『石鎚神社頂上山荘』は標高1982mの主峰天狗岳を目の前に見る1974mの弥山(みせん)に建っています。
主峰天狗岳の頂上へは、弥山から天狗岳まで続く、岩場の多いやせ尾根を15分ほど歩き、最後は岩場をよじ登ると到達します。
5月初旬の石鎚山の頂上付近には、まだお花は咲いていません。
土小屋登山道、頂上付近、二の鎖から頂上までは、今も雪が残っています。
今年は正月前後から降雪が続き、春先にかけても低温が続いたため、5月なっても、降り積もった雪がなかなか溶けずに、今も登山道に雪が残っている状況です。
GW前に小屋開け準備のために上がった山荘の若いスタッフが、3日がかりで雪かきをして、雪道を整備しましたので、今は多くの方がアイゼンなしでも登れるようになっています。ただし、雪道に自信のない方は、軽アイゼンを付けると安心です。

登山道の状況

登山道の土小屋ルート、成就社ルートともに崩壊箇所はありません。ただし、土小屋ルートにおいて、東稜分岐点より先のトラバースは残雪が多く残っている箇所が数か所あり、落石や雪道につきものの落とし穴など、通行には用心してください。どちらの登山道も通行止め箇所はありません。

登山装備

春先は、平地は暖かくても、標高1500m以上の山になると、朝晩は氷点下になることもありますので、冬装備に準じた装備を用意してください。長袖の防寒着や防寒用の手袋や毛糸の帽子、雨具、登山靴、水、非常食、ヘッドランプは必携です。ストーブなどもあれば、温かい飲食物が摂れるとともに、体力の回復も図れます。
この時期でも、標高2000m付近では、冬型の気圧配置になると、真冬並みの突風が吹き、霧氷が付くこともあります。その時は、低体温症にもなりかねないので、用心が必要です。

注意点

今年は雪解けが遅いので、特に土小屋ルートにおいて、沢を横切る際に、雪崩や落石などに注意してください。

お知らせ

石鎚山頂の山小屋「石鎚神社頂上山荘」は、今年も5/1より無事に開業オープンすることができました。
どの山小屋においてもそうですが、山頂にある山小屋では、生活に必要な水の確保に苦慮してきました。
生活用水の確保のためには、1か月以上前から、何度も残雪の多い中、雨の降る日を狙って登山し、山小屋に逗留し、貯水槽に水を確保してきました。おかげをいただきまして、今年も、無事に開業出来ました。11/3の小屋締めまで、山小屋をご利用いただく皆様のご期待に添えるようにがんばっていきます。
石鎚神社頂上山荘は今年で創業9年目を迎えます。宿泊定員は50名です。宿泊業務だけでなく、日帰りのお客様にも対応すべく、丼物やカレーライス、味噌汁等を提供できる食堂や売店のコーナーも設けています。
また、売店では、日本百名山の登山記念バッジをはじめ、かわいいキャラクターの各種ストラップなどのお土産物を取りそろえています。
頂上山荘は石鎚山頂にあるため、四国電力から電気を引くことができません。山小屋の電灯や冷蔵庫等を運転するための電源は、ヤンマー製の工事用の自家発電設備を整えて対応しています。それに使用する燃料は、1年に1回だけ、四国航空の協力を得てヘリコプターでドラム缶のまま搬送しています。その費用は1回、数百万円以上かかりますが、人力では到底無理ですので、たいへん貴重です。その他、必要物資もヘリ輸送を利用しています。山頂では350mlの缶ビールは550円と、平地に比べ割高になりますが、その輸送コストによるものですので、ご理解いただきご利用いただきますようお願い申しあげます。

昨年の今頃の様子は?

5月1日より営業開始しております2023.05.15

石鎚神社頂上山荘周辺の過去の様子

  • 9月1日夕方、天狗岳から出た虹

石鎚神社頂上山荘

電話番号:
0897-55-4168
連絡先住所:
愛媛県西条市西田甲797 石鎚神社会館

地図で見る
https://sanso.ishizuchisan.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

愛媛県 / 四国山地西部(石鎚山地)

石鎚山 標高 1,982m

 愛媛・高知県境を東西に連なる石鎚山脈の主峰で、徳島県の剣山とともに四国を代表する山である。西条市と周桑(しゆうそう)郡小松町および上浮穴(かみうけな)郡面河(おもご)村の境界に位置する。  山頂は細長い岩稜で中央部に石鎚神社頂上社のある弥山(みせん)(1974m)、南寄りに西日本最高峰天狗岳が天にそびえる。周囲は目もくらむような断崖絶壁で、安山岩の柱状節理がほぼ垂直に立つ。三角点は弥山北西の標高1921mの地点にある。  石鎚山は見る方向によって山容がさまざまに変化する。南の石鎚スカイラインからは、先端のとがったピラミッド型、西の面河方面からは、ギザギザの岩峰がそそり立ち、東の瓶ガ森付近からは、どっしりとした重厚な姿を見せる。  山頂の岩峰の形が山名の由来とされるが、石之霊(いしづち)(ツは「之」の意、チは霊力をもつ神や物を意味する古代語)という説もある。また、『古事記』には石土毘古命(いわづちひこのみこと)、『日本霊異記』には「石槌」などの名が記され、万葉の歌人山部赤人が「伊豫の高嶺」と詠んでいる。日本七霊山の1つに数えられる石鎚山は、石土毘古命を神とし、古くから御神体山として崇拝されてきた。奈良時代、役小角が開山して蔵王権現を祭ったと伝えられ、以後修験道場として栄え、青年期の空海も修行している。平安期には熊野修験の影響を受け、近世に入って一般庶民の登拝が盛んになり、このころに岩場に鎖がかけられた。明治維新の神仏分離令により石鎚山は権現号を廃止し、神社となった。頂上社、成就社、土小屋遥拝殿、山麓の本社の4社を総称して石鎚神社と呼ぶ。  毎年7月1日~10日までがお山開き大祭で、智仁勇を象徴する3体の御神像が頂上に安置され、各地の信者をはじめ、一般の登山者数万人で賑わう。頂上では、白装束の信者が御神像を体にこすりつけて無病息災を祈願する。  石鎚山の植物は暖帯から亜高山帯まで分布し、土小屋付近のウラジロモミ、山頂付近のシコクシラベなどの純林は見事である。また、ハクサンシャクナゲ、ミヤマダイコンソウなどの貴重な高山植物も見られる。  西条側の登山道を表参道、面河側を裏参道という。西条側にロープウェイ、面河側にスカイラインが開通してからは、西之川下谷と土小屋が新登山口となった。ルート上の岩場には一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖などの鎖がかかっており、巻き道もある。表参道はロープウェイ終点から成就社を経て山頂まで3時間30分。土小屋から山頂は2時間。  山頂からは360度のパノラマが展開し、瀬戸内海や太平洋から、はるか九州の阿蘇山、中国山地の大山までも望める。

愛媛県 / 四国山地西部(石鎚山地)

二ノ森 標高 1,929m

 周桑郡小松町と上浮穴郡面河村との境にある山。石鎚山から西に延びて堂ガ森に至る尾根の一峰で、石鎚国定公園に属する。山名は石鎚山に次ぐ県内第2の高峰であることによる。山頂のすぐ西側にある五代ノ別レから南北に支稜が延び、北へ三(みつ)ガ森(もり)、南へ五代ガ森と続く。北側は断層崖の急斜面となっている。  石鎚山山頂からは面河本谷を挟んで、三角錐の堂々たる勇姿が眺められる。また、冬姿にも風格がある。  北側の高瀑渓、南側の面河渓はともに名瀑を擁し、景勝地として名高い。特に面河渓は名実ともに四国を代表する渓谷で、石鎚山の登山口ということもあって、年間を通じて観光客が絶えない。  石鎚山から二ノ森にかけての尾根沿いは、ササ原の中の白骨樹やシラベの純林が美しい。また、西(にし)ノ冠(かんむり)岳北面にはダケカンバの純林が見られ、高瀑渓付近は秋の紅葉が見事である。  堂ガ森から二ノ森を経て石鎚山に至るコースは、松山方面からの登山者に古くから利用されてきた。丹原町保井野あるいは面河村梅ガ市―堂ガ森―二ノ森まで約4時間。石鎚山―二ノ森間は約1時間30分である。

ユーザーの登山記録から