【オボズ】トラバースミッド
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足の運びやすさと堅牢さをあわせもつトラバースミット。
靴と足が一体化しているようなフィット感が推進力につながる。
岡本 翼 さん(20代男性、登山歴10年)  登った山域:青梅~蕎麦粒山~雲取山の縦走(1泊2日、ツェルト泊)、明神ヶ岳・明星ヶ岳(日帰り)
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トレランシューズ並みの足運びができ、木の根や石に当たっても痛くない。
滑りやすい登山道でもしっかり地面をつかんで滑らずに歩ける。
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 5月10日~11日に1泊2日で、ジャパントランスアルプスレース(以下、TJAR)の参加要件を満たすためのトレーニングとして、青梅~蕎麦粒山~雲取山を縦走しました。

 TJARには「20時間以上の行程をコースタイム比55%の時間(休憩等全て含む)」という要件があるため、平坦部や下り部分に関しては走りを交えての登山でした。青梅駅からスタートし、雲取山まで約21時間の行程をランを交えつつこなし、山中でツェルト泊。翌日は石尾根を利用して奥多摩駅まで下山しました。

 トラバースミットは履いてすぐに踵に安心感を覚えました。また、足をあげても靴が足と一体化しているようなフィット感がありました。

 青梅~高水山は普段トレランの練習で使うのですが、トレランシューズとさほど遜色のない時間で高水山まで歩けるくらい、足は運びやすかったです。コース全体が乾いて滑りやすい状態になっていたのですが、しっかり地面をつかんで滑らずに歩くことができました。

 青梅駅から雲取山まで最終的には11時間かかったのですが、全く靴ずれもできず。アッパーがメッシュ素材でできているせいか、行程終了後に靴を脱いでもそんなに蒸れておらず、不快感もありませんでした。堅牢に作られ、トレランシューズの際におきるような、木の根っこや石にぶつけた時の痛みを感じることもなかったです。

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 5月24日には日帰りで大学時代の仲間と明神ヶ岳・明星ヶ岳に登山。前回とは異なりゆっくりしたペースで楽しむ登山でした。途中途中に舗装された道や、前日の雨の影響でぬかるんだ場所があったのですが、この日も抜群のグリップ力を発揮してほとんど滑ることなく歩くことができました。

 登山終了後温泉に入りましたが、サンダルも替えの靴下も用意しておらず、再度同じものを履いたところ、靴が全然蒸れていなかったからか、不快感なく履くことができました。この蒸れなさはトレランシューズに通ずるものがあって、非常に大きなメリットだと思います。


インソールが足をサポートし、足裏を守られている感覚。
山行後に足裏の痛みや疲れがない。
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 私の足は幅広甲高なのでいつもは少し大きめの靴にするのですが、トラバースミットはちょうどのサイズのもので、長く歩いても全く足が痛くなりませんでした。その一方つま先部分については自由に動かせ、接地の際地面をしっかりつかむような感覚を持つことができました。

 多くの登山靴のインソールはペラペラで頼りないものですが、トラバースミッドのインソールは踵部分が硬く、踵と土踏まずの部分にクッションもあり、かなり足をサポートしてくれるように見えました。

 足裏がしっかり守られている感覚があり、地面への反発=推進力がしっかりあるように感じました。結果、歩きだけでなく、軽いランをしても特に走りづらいということはありませんでした。

 トレランシューズを利用した場合では山行後にけっこう足裏が痛くなるのですが、今回はほとんど痛くならず、疲れたりマメができることもありませんでした。フィット感とインソールの重要性を強く感じました。

 靴ひもについては、通常適当にやると甲の部分のみきつく締まり、それ以外はアンバランスになりがちなのですが、Bフィットレースシステムのおかげか、簡単に全体をしっかりと締めることができました。靴ひもも素材が滑りづらいものだからなのか、動きの多いランを交えた登山でも一回も緩んだりほどけることがありませんでした。

 今回使用した限りではトラバースミットのメリットはあれど、デメリットに感じる部分は特にありませんでした。ただ、アッパーがメッシュ素材のため、独自の防水透湿素材がどれだけ悪天候時に耐えうるかはこれから試してみたいと考えています。

 トラバースミッドは主に今回のような低山~標高2,000m程度の山が適していると感じました。このような山では岩場が少なく、アッパーがメッシュの素材でも十分かと思います。また、気温が高くても蒸れにくく、快適に歩けそうです。

 登山上級者であればアルプス級の山々でも利用できるし、ロングトレイル等でも十分に使えると思います。行程中も行程後も不快感が少なく、疲れ等があまり残らなかったことから、今後積極的に使っていきたいと感じました。

● Check Point
  • 踵に安心感があり、靴と足が一体化しているようなフィット感で足が痛くならない。
  • 11時間以上履いても蒸れず、入浴後に履いても不快感がない。
  • 動きが多いランを交えた登山でも靴ひもがゆるまないBフィットレースシステム。

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画期的なBフィットレースシステムは一瞬で靴ひもを締め上げ、緩めることができる。
Bフィットインソールは三次元的に足裏にフィットして、歩き心地アップ。
くろすけ さん(30代男性、登山歴5年)  登った山域:奥多摩・都民の森三頭山~槇寄山~数馬(日帰り)、奥多摩・戸倉山(日帰り)
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舗装路や階段状の岩場、落ち葉の積もった道など、どんな道でも歩きやすい。
急な斜面を上り下りしても、靴ずれしない。
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 5月10日に奥多摩の都民の森三頭山~槇寄山~数馬へ、5月24日に奥多摩の戸倉山へ行きました。奥多摩ではテクニカルな岩場や鎖場はありませんでしたが、集落の舗装路に始まり、小石が浮いているような土の道、ちょっとした階段状の岩場、落ち葉が大量に積もった道、急勾配の上り坂と下り坂など、様々な道を歩きました。

 いずれの道においても歩きにくいと感じるシチュエーションはなく、しっかりグリップしていました。急な登り坂ではかなりの力が踵周りに掛かっていたはずですが、ゆがむことなく、安定性やホールド感を十分感じることができました。特に高さのあるトレッドが地面をつかんでいる感じがして、よかったです。

 出発から帰宅まで約13時間履いていましたが靴の内部が蒸れて不快に感じることもありませんでした。山上ではレジャーシートを広げて昼食を作りましたが、Bフィットレースシステムのおかげで休憩時の靴ひもを簡単に緩めることができましたし、帰路に下りの急勾配の前には、ささっと靴ひもを締め直すことができました。

 トラバースミッドは自分の足型にフィットしており、今回奥多摩で2回の山行を行いましたが、履き心地は良好です。これまで使用していた靴との比較においては、急な斜面を上り下りしても、親指や小指が靴ずれになるようなこともありませんでした。特にBフィットインソールは、歩き心地や長時間歩行時において、これまで履いていた靴と比べて明らかに優れた違いを生み出していると感じました。


BフィットレースシステムやBフィットインソールなど、
便利さと快適さをアップする画期的な工夫がすばらしい。
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 このシューズの一番の特長であり、もっとも画期的に感じた機能はBフィットレースシステムです。通常靴ひもを結ぶときはつま先から順に靴ひもを引っ張り締め上げていきますが、このシステムではそのような面倒な作業は不要で、一瞬でスムーズに靴ひもを締め上げることが可能であるため、非常に便利です。

 また、多くの登山靴では足首にフックがついており、靴ひもを締めるときに力が抜けた瞬間に緩んでしまう場合がありますが、このシステムはフックの代わりに帯が靴ひもと線状で接しており摩擦で靴ひもを止めているため、ムダに力を使わずに簡単に靴ひもを結べます。
 逆に靴を脱ぐ際には、労せず一瞬で靴ひもを緩めることができます。これはすばらしい発明です。

 次に感心した機能はBフィットインソール。土踏まずから踵部分にかけては固い素材、つま先部分は柔らかめの素材を使われており、それぞれの中央部分に衝撃吸収用のゴムが埋め込まれています。


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 特徴的なのは、土踏まずの部分が分厚く盛り上がっており、土踏まずのアーチをキープする設計になっている点です。これにより三次元的に足の裏にフィットして、歩き心地の向上や疲労の蓄積減少に貢献していると感じました。実際に自宅を出発して帰宅するまで10時間以上履いていましたが、太股などの脚の筋肉は疲労を感じましたが、足の裏や踵周辺の疲労はありませんでした。

 アッパーの形状は、つま先上部に適度な空間があり、窮屈に感じることも、蒸れて不快に感じることもありませんでした。

 また、上りや下り道で靴に負荷が掛かる状況において、ソールとアッパーの固さのバランスが取れていないと支障を来す可能性がありますが、本製品は不満に思うような状況もなく、ホールド感についても適切であると感じました。

 アッパーの生地がメッシュ系なので、透湿性や通気性の向上にはメリットがある一方で、今回歩いた道は乾燥して砂埃が多い道だったこともあり、砂埃がメッシュの編み目に入ってしまい、汚れが目立ってしまうという弱点もあるのかなと思いました。ただし、簡単に水洗い可能なので、大した問題ではないと思います。

 私はテントや食料等の重い荷物を背負っての縦走をするような山行はしませんが、日帰りから山小屋を利用しての4日間程度のアルプス縦走を行っています。トラバースミッドはトータルバランスがよいので、重量物を背負っての縦走以外、幅広い山行スタイルに適していると思います。

 これから夏山シーズンが本格化しますから、アルプス縦走のようなタフで長期の山行でも使いたいと思っています。

           

● Check Point
  • どんな状態の道でも、しっかりグリップして歩きやすい。
  • 一瞬で靴ひもを締め上げ、緩めることができるBフィットレースシステム。
  • Bフィットインソールが三次元的に足の裏にフィットして、歩き心地のよさや疲労軽減に役立つ。

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ミドルカットと思えないほど安定した踵のホールド感。
軽快でほどよく堅牢なので、ライトパッキングで軽快に歩きたいときに活躍しそう。
櫻井 茂紀 さん(30代男性、登山歴10年)  登った山域:宝達山(日帰り)、富士写ヶ岳(日帰り)
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安心のホールド感とミドルカットならではの程よい自由度。
下りでは衝撃を吸収してくれるインソールの良さを実感。
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 5月17日に近所の能登最高峰、宝達山(637m)に登ってきました。日帰りの軽い登山ですが少しでも負荷をかけたかったので、水を多めに積んで約10kg程度の荷物にしました。

 天気は晴天で暑いくらい。トラバースミッドに足を入れてみてまず感じたのが踵のホールド感。しっかりと包み込まれていてミドルカットの登山靴とは思えないぐらい安心感がありました。しばらく3シーズンの登山靴ばかりはいていたのでこのクラスは久しぶり。かなり軽快で新鮮な気持ちになって登山開始。

 登りだしそこそこで足が痛くなってきてしまい不安がよぎりましたが、どうもホールド感が気持ちよかったせいか靴ひもを締めすぎてしまっていたようでした。少し靴ひもを緩めたあとは特に痛みは感じませんでした。Bフィットレースシステムは意外なほど軽く締めてもしっかりとホールドできるようです。

 そこからは快調に新緑の中を登っていきます。途中ぬかるんだ登りや濡れた倒木もありましたがしっかりとグリップ。下りでのホールド感も中々で安心感もありました。とはいえそこはミドルカットなので程よい自由度もあって途中軽く走ってしまうほど軽快に歩けます。山頂で一息いれてこの日は下山しました。

 宝達山だけでは物足りなかったので、5月24日には富士写ヶ岳に登りました。前日に雨が降っていたので足元は悪くぬかるみや濡れた岩がかなり厄介でしたが、岩場もミドルカットの軽快さを生かして危なげなく通過できました。この日の山頂はかなり展望もよくまだ雪化粧されている白山まではっきり見えました。

 下りでは衝撃をしっかりと吸収してくれインソールの良さがよくわかります。標準でついてくるものでここまでしっかりしたものも珍しいかと思います。


同クラスの登山靴と比べてもよくできているトラバースミッド。
ポテンシャルの高さから、履きなれてからが楽しみ。
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 Bフィットインソールは踵のサポート感、ショック吸収性などかなりよいです。3D立体成型ヒールカウンターのホールド感は高め。しかし足をひねらないというほどではないので過信はできませんが・・・。

 アウトソール(靴底)は乾いた山道ではかなり軽快。濡れた岩でもそこそこグリップしますが、少しシャンクが柔らか目なので本格的な岩場だと苦戦しそうです。

 アッパーについては、濡れた登山道を一日歩きましたが、特に蒸れも漏れもなく晴れた日であれば、一般的な防水透湿素材のシューズと同等なのではないかと感じました(雨の日に歩いていないので確証はないですが・・・)。

 ゲイターをしても蒸れていなかったのでなかなか透湿性もよさそう。しかしやはり最近の靴なので革製よりは、耐久性は低そうに感じました。

 トラバースミッドは少し足幅がきつく感じましたが、歩きやすいと思います。同クラスの前のシューズと比べてもよくできていると感じます。前のシューズはもう履きならされているので今のところは履きやすいのですが、トラバースミッドのポテンシャルは高そうなので、今後慣れてきてからが非常に楽しみな靴です。

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 少し不満があるとすれば、靴を脱ぐときにBフィットレースの折り返して縫い付けてある部分が金具に引っ掛かり脱ぐのに苦戦したのと、私は足がかなり幅広なのでサイズは合っていたのですが少しだけ窮屈だったことです(今後履きならせば解決しそうなレベルです)。

 全体的に軽快でほどよく堅牢なので、日帰りの白山などライトパッキングで軽快に歩きたいときに便利そうです、北アルプスで一泊前後の小屋泊登山ぐらいならまったく問題なさそうだし、足場がよければ一泊テント泊までこなせると思います。この靴は長く愛用することになりそうです。

           

● Check Point
  • 標準仕様でついているBフィットインソールは踵をサポート、衝撃を吸収する能力大。
  • ぬかるんだ登山道でもグリップができ、軽快に歩ける。
  • 濡れた登山道を歩いても蒸れ、漏れがなく、透湿性もよいアッパー。

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一般登山道の縦走だけではもったいないポテンシャルの高さ。
安定したホールドがバリエーションルートでも歩きやすさを演出。
齋藤 智範 さん(40代男性、登山歴3年)  登った山域:奥多摩・多摩川水系 シダクラ沢遡行~惣岳山(日帰り)
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急登のザレ場や浮き石の道、崩壊した斜面でもアウトソールが滑らない。
踵の安定性がよく、ぐらついた岩の上でも安定して歩ける。
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 5月24日に奥多摩・多摩川水系シダクラ沢遡行~惣岳山に行きました。縦走などの一般登山道でのテストではなく、折角だからもう少しシビアで様々な不確定要素の多い沢の詰めの局面で使ってみようと思い立ち、かねてから予定していた山行にいつものアプローチシューズの代わりとして持っていきました。

 シダクラ沢は、5月も下旬でしたがまだまだ水は冷たく、今年の多雪の影響もあるのか、かなり倒木が多くて荒れた印象を受けました。それでも全体に苔むした奥多摩らしい幽谷の雰囲気を味わい、水と戯れ、苔を愛でながらゆっくりと遡行を楽しみました。

 ちょうど830m付近の二俣を左の本流に入ってしばらく行ったあたりから谷が雪渓に埋められており、私は早めに本谷右手の尾根に逃げて詰めあげるルートを取りました。

 ここからトラバースミッドの出番。Bフィットレースシステムを締め上げると、ここまでとは全く違う斜面へと気持ちが切り替わります。


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 枯れ木がまばらに生えた急登のザレに足を踏み入れます。フラットに置いた足場が崩れ落ちるのを確認し、つま先を斜面に叩き込みました。硬さのあるつま先はしっかりと斜面に食い込み、アウトソールが効いた感覚をしっかり皮膚で感じることができます。

 体を上げるとそのまま次の足をつま先から叩き込む。いつもなら微妙な体重移動で崩れて体が流れかけるような斜面でもキックステップが効くので安心してバランスを取りながら登高できました。

 やがて斜面は苔の生えた30センチほどの浮石が折り重なった、足選びの厄介な局面へ。かかとに余計な遊びがないので、ぐらついた岩の上でもしっかりと体のバランスを取ることができました。

 アウトソールはわずかな岩角をきっちりととらえ、滑る不安も感じません。2時間弱の詰め上げで斜度の緩くなった植林帯へ抜けることができました。これまで沢足袋や、アプローチシューズでやってきた詰めとは全く違う安定感を感じました。

 下山の杣道もところどころ崩壊があり、崩壊斜面は泥がついていましたが、アウトソールは滑ることもなくしっかりと斜面をとらえて安全に下山できました。


足運びの軽さやアウトソールの固さがありながら、
接地面の細かい感覚を皮膚で感じるような足裏感覚がある。
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 トラバースミッドはホールド感がしっかりしていますが、足幅は少々狭く感じます。また、インソールの土踏まずのカップにもう少し柔らかさがあればなぁと思いました。この辺りは個人差によるところが大きいでしょうが、時間がたつと左土踏まずへのインソールの当たりが若干気になりました。

 足首の締め上げは確かにかなりしっかりとしていますので歩行中のかかとのずれもなく厳しい斜面でもがっちりホールドしてくれます。靴ひもの締め上げも容易にできるので優れていると思います。

 ただ、その分足首の動きがタイトになってしまうきらいがあるので、Bフィットレースの調整幅というか長さがあと10㎜程度あるとよいのかなと思いました。脱ぎ履きするときも、Bフィットレースがもう少し長めのほうがよいと思います。

 かかとの安定性は非常に高いです。一般登山道だけの縦走ではもったいない、様々な局面でのポテンシャルを感じます。足運びの軽さや、アウトソールに固さがありながらも、接地面の細かい感覚を皮膚で感じるような足裏感覚があるので、今回のようなバリエーションルートでも十分に対応可能だと思います。



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 ちょっとした岩場でも、フリクションクライミングでなければガッチリとスタンスをつかむ泥の詰まりにくいパターンが効果を発揮すると思います。山行中に気温も上がりかなり汗も出ましたが、アッパーの透湿性の高さゆえか、足に汗がたまるイヤな感覚がありません。微妙に注意を要する場所の通過も気を散らされずに集中することができました。

 沢登りを中心にした山行をしていますが、トラバースミッドはツメに現れる様々な悪条件への対応力を備えていると確認できました。軽いのでザックに入れながら遡行しても気になる重量ではないのでかなり使用頻度は高くなると思います。また、街履きでも十分に違和感のないデザインです。

        

● Check Point
  • 踵に余計な遊びがなくホールドされているので、ぐらつく石の上でもバランスが取れる。
  • アッパーの透湿性の高さのため、足に汗がたまるイヤな感覚がない。
  • 街履きでも十分に違和感のないデザイン性の高さ。

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高いグリップ力と踵を覆い保護するインソールで、
安定した歩行と、靴ずれのない快適な登山が出きる。
市橋 亨 さん(20代男性、登山歴10年)  登った山域:赤城山・地蔵岳(日帰り)、妙義山(日帰り)
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苔のついた岩の上を歩き、トラバースミッドのグリップ力を実感。
スムーズな足の運びができるので、複雑な岩場にも十分に対応できる。
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 5月11日に赤城山・地蔵岳に行きました。大洞駐車場から登ると、前半は笹薮の中のガレ場道。初めて履くトラバースミッドのグリップ力を試すように、意識しながら登っていきました。

 登り始めてすぐ、レースシステムの締め付けが強すぎ、少し調整。ちょうどよい締め付けになってからは、違和感なく歩行できました。

 半分ほど登ると残雪が現れます。キックステップが必要なほどではないですが、せっかくなので雪上歩行を実践してみると、特に問題なく歩行できました。

 下りは旧道のような道。普段利用する人が少ないのか、藪扱きのようになり、岩に苔が残る道になりました。苔の上は若干滑りますが、トラバースミッドの強いグリップ力をまじまじ感じることができました。

 5月24日には妙義山・中間道に行きました。道の駅「みょうぎ」の町営駐車場から最短距離で第一見晴へ。第二見晴までは比較的なだらかで登りやすい道を歩きました。途中ちょっとした下り部分で滑りやすい場所が数か所ありましたが、今までで得た下りのスキルを発揮し、トラバースミッドの高いグリップ性を信用すれば、何ら問題ありませんでした。

 後半は長い鉄階段で岩稜を登りました。さらに名だたる岩場がある鎖場へ。最後に第二関門のつるべさがり、たてばり、カニの横ばいと通過しました。アッパー部の締め付けにより足首はある程度固定されますが、比較的スムーズな足の運びが可能であり複雑な足場でも十分に対応ができました。


初めて履いても靴ずれができない履き心地のよさ。
3D立体成型ヒールカウンターによる踵のクッション性および安定性は大変高い。
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 私の足は偏平足で横に広く厚みがあります。今回はトラバースミッドを2回使用しましたが、1回目の使用では慣れないためか、幅が狭いように感じ、少し窮屈さを感じました。

 2回目の使用では長時間履きましたが、全く問題なく、よい履き心地でした。過去に何足か登山靴を履きましたが、どれも初めのうちは踵に靴ずれを起こしていました。下りではつま先があたって血豆ができたり、足首の部分が当たって靴ずれを起こしたりしたこともありましたが、トラバースミッドでは靴ずれはないように感じます。

 Bフィットレースシステムは締め上げる際、足が包み込まれていく感覚があります。レースの途中に重ね合わせの部分(2枚重ねの部分)があり、ここがレースのフックにかかるとき、締め上げていく中でカチッと音がするので締まるのが音でも確認できます。外すのも容易です。

 Bフィットインソールは踵を覆うような感覚が強くあり、履いていてずれることも全くありません。3D立体成型ヒールカウンターによる踵のクッション性および安定性はたいへん高いです。ドスッと踏み込んで下っても踵からくる反発力が軽減されダメージが少ないです。

 アウトソールの等高線のあるソールはデザイン性が大変高いです。カラフルなソールは固い部分の凹凸があり、よりクッション性を高める感じになっています。メンテナンスも容易で、ソールについた泥汚れもたわしでこするときれいに落ちました。乾きやすいため、メンテナンスする上ではたいへんよいと感じました。

 アッパー(靴上部の素材)のBDryの透湿性は高く、登山中蒸れを感じることはありませんでした。真夏でも十分よいかと感じます。アイゼンをセットする設計にはなっていないように思いますが、ちょっとした残雪程度であれば、何ら問題なく歩行できました。

 気になった点は、Bフィットレースシステムのレース部分が短いため、足を入れる開口部が狭く足の脱ぎ履きがしづらい点。靴ひもがねじれやすく、つま先の方からねじれを直すのにストレスを感じる点。靴ひもの耐久性が弱く、少し引っ張ったらミシン目が切れてしまった点。

 履き続けるうちに慣れてはきたものの、紐をしっかり結びすぎるとレースの締め上げが強く痛くなります。これは回数を重ね履くことで、結びの強さを調整し解消できると思われますが。

 トラバースミッドは6月~7月あたりの残雪残る2000~2500m級の山々が向いているかと思います。しっかり凹凸のあるアウトソールなので、尾瀬などの木道歩きでも滑ることなく十分機能を発揮してくれるように思います。

 今回妙義の岩登りで使用しましたが、グリップ力があり安定していますので、岩場でも頼りになります。今後日帰り山行を中心に使用し、重い荷物でも滑らず足首を捻挫しないホールド性が確認できれば、テント泊の谷川岳馬蹄縦走や、涸沢経由奥穂高縦走に使用したいです。

           

● Check Point
  • 雪上、苔が残る岩、岩場などでも強いグリップ力で、問題なく通行できる。
  • メンテナンスが容易で、乾くのも早い。
  • ドスッと踏み込んで下っても反発力が軽減される3D立体成型ヒールカウンター。
モニター募集商品

Men’s トラバースミッド(男性用)5名のモニターを募集します。

Men's


Men’s トラバースミッド

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