スポルティバ
「エクイリビウム トレック GTX」

疲労を和らげる
唯一無二のソールユニット

文＝吉澤英晃、写真＝小山幸彦　
[PR]2024.04.10

スポルティバのエクイリビウムシリーズに新しい仲間が加わった。既存のモデルは岩場が多く現われる岩稜帯のようなルートに強い、いわゆるライトアルパインシューズと呼ばれる商品だったが、今年のニューモデルは、長い距離をより快適に歩くための、ハイキングやトレッキングシューズにカテゴライズされている。なかでも「エクイリビウム トレック GTX」は、テント泊のような重荷を背負うロングトレッキングや長期縦走に適したハイカットモデルだ。

長距離歩行に快適さをもたらすポイントは、既存モデルと同等のソールユニットがもたらす3つの疲労軽減効果にある。まず、アウトソールを形成するブロックパターンの内側にまでミッドソール素材が流し込まれる構造で、クッション材の体積が増える形になり、結果、着地時の衝撃吸収性が高まり足全体が疲れにくい。つぎに、斜め45度に切り落とされたヒールブロックの形状により、下り斜面でのグリップ性が高まるとともに、かかとの真下で着地できるようになり、向こうずね付近の疲労軽減が期待できる。さらに、シューズの内側が曲線的な立体構造のため、まるで靴下を履いているようなフィット感があり、歩行時のストレスが軽減される。

疲れを感じさせない歩行性で、登山はもっと楽しくなる。