秋冬登山の行動保温着に“アクティブサーマル”を推す理由
文=吉澤英晃 写真=小山幸彦
[PR]2025.09.30
ミレーは数年前から秋冬シーズンに「アクティブサーマル」というシリーズを展開している。行動保温着、いわゆるミッドレイヤーに相当する商品群で、素材も設計も異なる4つのモデルからそれぞれの山行に合うウェアをチョイスできる。この選択肢の幅がミレーのアクティブサーマルの強みであり、環境、体質、アクティビティごとに最適なミッドレイヤーを手に入れやすい。
秋冬登山の初心者には「ワッフルウール」がおすすめで、保温性や通気性のバランスがちょうどいい。ミレーの広報担当者も初めの一着にはこちらを推す。経験を積んでミッドレイヤーに求める性能が具体的になれば、吸水速乾性に優れる「ドライグリッド」や保温性を高めた「アルファライトスウェット」の出番だ。状況に応じてシリーズ最高レベルの通気性をレイヤリングでコントロールできれば「スルーウォーム」も一押しだ。
大切なことは現状のレイヤリングで物足りない性能を見極めること。それさえわかれば、あとはアクティブサーマルから最良の一着を選ぶだけだ。
スルーウォームハイブリッドジャケット
スルーウォームベスト
巧みなレイヤリングで行動に適した環境を構築する
アクティブサーマルのなかで最も通気性の高いモデルだが、アウターを羽織ることで優れた保温性を発揮。あらゆる出力のアクティビティに対応する。ハイブリッドジャケットは伸縮性を高めたモデルでバラクラバフードが使いやすい。便利なベストも展開する。
ミレー
スルーウォームハイブリッドジャケット
| 価格 | 24,200円(税込) |
|---|---|
| 重量 | 262g(M) |
| サイズ | XXS〜XL |
| カラー | シナモンなど計3色 |
ミレー
スルーウォームベスト
| 価格 | 15,400円(税込) |
|---|---|
| 重量 | 132g(M) |
| サイズ | XXS〜XL |
| カラー | スモークドパールなど計2色 |
ワッフルウールフーディ
どれがいいか迷ったらこれ!性能バランスに優れるベンチマーク
保温性と通気性のバランスがよく、ストレッチ性はアクティブサーマル中で最高レベル。素材にウールを70%含み、天然の消臭効果や調湿性も期待できる。縫い目を減らした作りで着心地も良好。背中や脇下などは編み方を変えて動きやすさと汗抜け感を高めている。
ミレー
ワッフルウールフーディ
| 価格 | 19,250円(税込) |
|---|---|
| 重量 | 232g(M) |
| サイズ | XS/S、M/L |
| カラー | ウィンターヘイズなど計4色 |
ドライグリッドハーフジップ
運動強度の高いアクティビティに。吸水速乾性重視のドライモデル
トレイルランニングやファストハイキングなど、寒い時期の発汗量が多い山行にはこちらがおすすめ。アクティブサーマル中、随一の吸水速乾性を備える。フーディとクルーネックの2型に、今季からミッドレイヤーとして使いやすいハーフジップタイプが加わった。
ミレー
ドライグリッドハーフジップ
| 価格 | 15,400円(税込) |
|---|---|
| 重量 | 230g(M) |
| サイズ | XS〜XL |
| カラー | サファイアなど計2色 |
アルファライトジャケット
ワンランク上の保温性をもつミドラー兼アウタージャケット
アクティブサーマルのなかで最も保温性が高いモデル。ほかと異なる3層構造が機能の要で、速乾性に優れるニット生地で保温と通気性に優れる化繊綿「ポーラテック アルファ」をサンドイッチ。シルエットがタイトになりチェストポケットが2つに増えた。
ミレー
アルファライトジャケット
| 価格 | 23,100円(税込) |
|---|---|
| 重量 | 338g(M) |
| サイズ | XS〜XL |
| カラー | ディープジャングルなど計2色 |
Topic
それぞれの強みを把握して、ベストな一着を手に入れよう!
アクティブサーマルシリーズを構成する4モデルの性能を表したのが下のグラフだ。ここでも基準になるのはワッフルウールで、そこからほかの3モデルの性能を比較すると、体系的にそれぞれの強みを把握しやすい。少々グラフを補足すると、スルーウォームにはアウターを羽織ることで保温性を高められる流動的な性能がある。ドライグリッドはやや特殊な立ち位置で、グラフには含まれない吸水速乾性の高さを意識して選択しよう。





