磐梯山ばんだいさん

百名山 花の百名山 東北百名山

磐梯山

写真:橘智行  櫛ヶ峰からの磐梯山
 福島県耶麻郡猪苗代町と北塩原村、磐梯町の境に位置する。磐梯山を主峰に、櫛ヶ峰(くしがみね)、赤埴山(あかはにさん)の三峰からなり、円錐形をした成層火山で、安山岩からなる。
 明治21年(1888)の大爆発によって、いわゆる裏磐梯と呼ばれる一帯が出現したことは、よく知られている。当時の爆発による被害は、死者417名、倒壊家屋92戸、火山灰などの被覆面積100平方kmに及んだといわれるすごさである。それによって五色沼や桧原(ひばら)、秋元、小野川湖などの多くの湖沼群ができ、現在では観光地化が進んでいる。
 裏磐梯からの2つに裂けた山容は有名であるが、表からの端正な円錐形も見事である。コニーデ型のシンメトリックな山容は、会津の人々を引きつけ、会津のシンボルとして、古く奈良時代から人々に親しまれてきた。万葉集には、
  会津嶺の国をさ遠く逢はなはば
  偲びせにもと紐結ばさね
と詠われてきた。会津嶺とはこの磐梯山のことである。
 山高きがゆえに「天に通じる岩(磐)の梯子(はしご)」から磐梯山と呼ばれるようになったといわれる。山頂には磐梯明神が祭られている。鎌倉時代には、修験道の山として栄えた。
 磐梯山とその周辺は、鳥類が数多く生息している場所として有名であるが、最近は自動車道路やスキー場の開発で確実に減ってきている。高山植物では特産種として、バンダイクワガタがある。これは、オオイヌノフグリの花と同じ形、同じ色をしているが、丈は大きい。櫛ヶ峰西部のガレ場に多く群生する。
 山頂からはさえぎるもののない360度の大展望が楽しめる。眼下には、日本第4位の広さを誇る猪苗代湖が広がる。遠く燧(ひうち)ヶ岳(たけ)から南会津の山々、那須連峰、飯豊連峰、吾妻・安達太良の山々、そして桧原湖などの裏磐梯の湖沼群が望まれる。
 山麓には温泉が何カ所かある。山中の中ノ湯温泉、川上、押立(おつたて)両温泉は登山口となっている。土湯沢温泉、翁島(おきなじま)温泉は少し離れているが下山後に楽しめる温泉である。
 登山道は6コース整備されている。最短コースはゴールドラインを利用した八方台口で2時間弱を要する。表登山口と呼ばれる猪苗代スキー場からは赤埴山を経て4時間30分。裏磐梯からは磐梯高原より銅沼(あかぬま)、中ノ湯跡経由で約3時間30分を要する。
 バリエーションルートとして裏磐梯スキー場からから火口原を経て登るルートもある。さらに、押立コースはリゾートスキー場より約3時間で山頂に達する。渋谷口(旧磐梯国際スキー場)は約4時間で山頂へ。川上温泉コースは3時間30分を要する。
 2010年の三角点再設置により、標高はかつての1819mから3mも低い1816mと発表されている。

DATA

別名: 会津磐梯山(あいづばんだいさん)
山域: 猪苗代湖周辺
都道府県: 福島県
標高: 1,816m
2万5千図: 磐梯山・猪苗代

※ 磐梯山の紹介文についての注意点

現在の周辺の雨雲を確認する

磐梯山に行くモデルコース

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  • 磐梯山 日帰り
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    猪苗代スキー場(08:00)・・・一合目(天ノ座)(09:10)・・・沼ノ平(10:10)・・・分岐...

登山口情報

  • 猪苗代スキー場 
  • 裏磐梯高原 
  • 八方台 

  • 【猪苗代スキー場】
    磐梯山の表登山口。猪苗代スキー場から磐梯山山頂を眺めながらの登山となる。
    猪苗代スキー場へはマイカーかタクシーを利用する。縦走する場合は、裏磐梯高原に下山したら、バスとタクシーで戻ってもよい。

  • 【裏磐梯高原】
    磐梯山の北側登山口。周辺の桧原湖・五色沼などの湖沼へのハイキングの基地にもなっている。磐梯山に登る場合は、高原ロッジまであがるほうが良いだろう。

  • 【八方台】
    磐梯山の西側にある、磐梯山へ最短で行ける登山口。八方台へはバスが運行されていないので、タクシーかマイカー利用となる。

周辺にある山小屋

  • 押立温泉住吉館 
  • 押立温泉 さぎの湯 

  • 【押立温泉住吉館】
    旅館
    場所: 猪苗代駅から車約12分
    電話: 0242-65-2221
    FAX: 0242-65-2224
    営業期間: 通年

  • 【押立温泉 さぎの湯】
    国民宿舎 民宿
    場所: 翁島駅から徒歩30分
    電話: 0242-65-2515
    FAX: 0242-65-2243
    営業期間: 通年

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