行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
電車+バス往復料金が割引となる「洞川温泉・みたらい渓谷散策きっぷ」を利用
この登山記録の行程
観音峰登山口(10:35)・・・観音平(11:15)・・・観音峰展望台(11:40)・・・観音峰(12:20)[休憩 20分]・・・三ツ塚(13:10)・・・観音峰(13:40)・・・観音峰展望台(14:19)・・・観音平(14:32)・・・観音峰登山口(15:08)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
大峰山系へ交通機関で行くには、登山口まで4時間程かかってしまう。なので1泊以上の計画で来ることが多かった。日帰りとなると時間制約がタイトであり、さらに冬季はバスの便数も少ない。洞川温泉行のバスで行動時間は実質5時間。雪の状態による不確定要素も加味して、観音峰往復がぎりぎりか。
観音峰登山口バス停を200mほど戻ったトイレ横から吊り橋を渡る。すでに積雪があり、軽アイゼンを着けて足慣らし気味に植林帯を登って行く。めんどくさがったり瘦せ我慢をしてアイゼンなしで歩き出してしまうと、雪の登山道は想像以上に脚力を奪って、あとあと難儀することになる。
あずま屋がある観音平からの急登を登り切れば、大きく開けた観音峰展望台に到着。あいにく霧氷はなかったが、山上ヶ岳から稲村ヶ岳にかけての稜線が眼前にせまる。雪原は広々としていても、規制ロープで行ける範囲はあまり多くない。
さらに観音峰山頂を目指して先へ先へと轍は導く。こちらへ行く人は格段に減るが、圧雪されたトレースを辿ればラッセルせずにすむ。脇へそれるとたちまち脛辺りまで潜ってしまう。樹々に覆われた山頂部から少し先の倒木に腰掛け、ようやくお昼にありつく。冷たい風と強い陽射しのコントラストが冬山らしく、すがすがしい。
さて、ここから洞川音泉へ下山したかったが、先述のとおり時間がタイトなうえ、慣れない雪山に不安もある。行ける所まで行こう、というのはけして褒められた行動ではないのだが、13時頃を目途に引き返すかを決断しなければならない。
しばらくは尾根伝いにトレースもしっかりしており、快調に進む。やがてそれは心もとなくなり、登山道とは思えない急斜面にトレースが残っている。雪に埋もれて気付かなかった可能性もあるが、三ツ塚にも到達できておらず、引き返すことにする。無雪期にでも来ておればよかったが、今回は準備不足だった。