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永山岳・愛別岳下山ルート変更

永山岳・愛別岳( 北海道)

パーティ: 1人 (元ひげおやじ さん )

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行程・コース

天候

登山天気では23日が愛別岳快晴予報。会社の休みとマッチ!
しかし、前日夕方の様子では風が強く、永山岳付近はガスが西から東に絶え間なく流れており一抹の不安がよぎる。
結果は午前中は快晴、午後からガスがはりだし、下山時はガスで覆われた姿。
24日の朝は風もなく素晴らしい天気。妬ましい。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 往路は高速で札幌から愛山上川まで、有料区間は札幌から比布まで。
復路は午前中に帰宅できればいいので一般道として費用削減を図った。

この登山記録の行程

愛山溪温泉前後泊
1日目
【計画】
(人間ドック終了帰宅後出発➝スパエコロジ愛山溪倶楽部)
自宅14:00発➡愛山溪温泉 17:30着 3時間30分
【実績】
自宅13:25発➡砂川PA➡愛山溪温泉16:10着 2時間45分(45分短縮)

2日目
往路
【計画】
起床3:00 愛山溪温泉5:00発⇒三十三曲分岐5:30通過⇒滝ノ上分岐6:30着6:35発⇒1745m付近7:40着7:45発⇒永山岳8:30着8:40発⇒安足間岳分岐9:10通過⇒分岐9:20通過⇒愛別岳10:25着
往路所要時間 5hr25min
【実績】
起床2:00 愛山溪温泉4:32発⇒三十三曲分岐5:08着5分休⇒滝の上分岐6:17通過⇒1804m休憩場所?付近7:58着12分休8:10発(環境省職員パーティに越される)⇒永山岳8:50着10分休9:00発⇒安足間岳分岐9:36通過⇒愛別岳分岐9:39通過⇒愛別岳頂上10:34着
往路所要時間 6hr2min(37分超過)

復路
【計画】
愛別岳11:20発⇒分岐12:20通過⇒安足間岳分岐12:35通過⇒当麻岳13:10通過⇒当麻乗越14:00着14:15発⇒沼の平15:15着15:20発⇒八島分岐15:40通過⇒沼の平分岐15:50通過⇒三十三曲分岐16:30通過⇒愛山渓温泉16:50着
復路所要時間 5hr10min
【実績】
愛別岳頂上で補水液残量と疲労度合を考え、復路を安足間・当麻岳経由の沼の平コースから往路ピストンに変更した。滝の上分岐の登り返しが気になったが、早めに下山し、冷たいガラナを呑むことにした。
愛別岳11:30発⇒分岐12:28着7分休12:35発(ここまでで補水液を消費する!)⇒安足間岳分岐12:42通過⇒永山岳12:59着11分休13:10発(永山岳到着時で補水液残量僅か?)⇒1848m地点13:20着10分休13:30発⇒1804休憩場所?13:43通過⇒1703m見晴場所?13:57着5分休14:02発(補水液残量ゼロ!昼食用の水の残り約500mlくらいをザックから出して休憩時にすぐ飲めるようにする)⇒滝の上分岐14:45着5分休14:50発(ここで塩分チャージ2粒を口の中で嚙み砕きながら水を含み補水液様にして呑む。グビグビ呑みたいが我慢する)⇒沼の平分岐15:14着11分休15:25発(二回目の即席補水液呑むが、ここで残量底をつく。ここからは冷たい水やガラナ、そしてビールを飲むことばかり考えていた。不思議に脚の疲労大きくなかったが、念のため15分に1回は休むようにして降りた)⇒三十三曲分岐16:16着4分休16:20発(このあたりでもこまめに腰を下ろした休憩を取りながらゆっくりと降りた。後続の登山者に次々と越されふ複雑な気持ち。この中には環境省のパーティもいた。)⇒愛山溪温泉16:40着(頭は水やガラナのことばかりで、ヤマップの活動終了ボタンを押すのを忘れたり、宿の人に声を掛けられたのを意識朦朧状態だったのか明瞭に覚えていない)
復路所要時間 4hr10min(1時間短縮)

合計山行時間 計画 10hr35min ⇒ 実績 10hr12min (13min短縮)

3日目
【計画】
愛山溪倶楽部7:00発➡(高速道路)自宅10:30着12:30発➡会社12:45 計画 3hr30min
【実績】
3:00起床⇒愛山溪倶楽部6:07発➡(一般道)自宅着10:22 実績 4hr15min (45分超過)

コース

総距離
約16.7km
累積標高差
上り約1,625m
下り約1,625m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

一昨年、愛別岳チャレンジしたが、ガスで眺望がきかなかったため、今回は愛別岳の眺望を楽しむことに集中し午前中に頂上にたつことを目的とした。
結果としては11:20ころからガスが出始めたが10:30には頂上到着でき目的達成となった。
やはり、昼以降は天気は不安定になる。
ここまでは良かったが、登山口に着く迄が大変であった。
頂上では、携行した補水液が残り僅かとなっていたことと、早めに下山しっゆっくりと温泉に浸かりたかったかったことから当初の下山ルートを変更して時間優先に切り替えることにした。
しかし、補水液や昼食の残りの水では結果的に全然足りなく、まったく水がなくなってからはただただ水のことばかりを考えていた。
このため、注意力散漫となり何度か危ない目に遭い、下手をすると大けがをしたような状況であった。
このような状況をなんとか切り抜くことができたのは、筋トレのおかげと思う。

愛別岳復路での難所は次のとおり。
➀1804m付近の休憩場所のようなところから滝の上分岐までの大きな岩が折り重なる落差の大きいルート➡ここでの転倒は大けがにつながる
②滝の上分岐からの登り返し➡最後の登りが残存体力を消耗させる
復路での問題
➀水が底をついたこと➡本日は下界の気温が観測史初めて35度以上となるくらい気温が高く、2000m越えの山岳地帯でも25度を超える気温で、いつも以上に汗をかき水分の消耗が激しかったことも携行補水液の消費を早めた原因か。

これらを踏まえて今後、12時間近くの山行をする場合は重量のことは抜きとして携行補給液は3L以上(気温が高い時は4L)必要と考える。➡余しても、無くなるよりは良い!

良かった点
結果論だが、下山ルートを変更したこと➡当初のルートでは一時間は余計に時間がかかっていたかもしれない。水ななしでの行動は想像できない。

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フォトギャラリー:28枚

登山前日の22日宿の窓から見た永山岳方面。ガスが広がっている。心配...。

23日、三十三曲を過ぎて

同じ場所から見た愛別岳(左)と永山岳(右)

沼の平を望む

ここで、アルフォートを食す。意外といい。

永山岳(左側)

当麻岳

永山岳頂上からの愛別岳、一昨年と同じ姿。

山頂部をアップ。右側の稜線から登るのだが、写真では傾斜もそれほどと思うが、いざ目の前にすると、斜面が覆いかぶさってくるような圧倒感あり。

安足間岳分岐方面、右にある国立稜から向うに愛別岳への分岐がある。

安足間岳分岐へ向かう途中から旭岳を望む

安足間岳分岐。左側へいくと安足間岳、右は永山岳へと続く

愛別岳分岐から下り始め、斜面の半分くらいの場所で振り返る。踏み跡が降雨の侵食で寸断されわかりずらいので目印の岩を撮った

急な斜面を慎重に降りて最初の難関を過ぎて写した稜線

稜線途中にあった、煎餅上に割れる前の岩石の状態。斜めに平行に走るひび割れがある。冬季間、ここに雪の水分が染み込み、氷点下何十度という低温で水が凍りひび割れが大きくなって煎餅のようになるのだろうと想像する。

ひび割れが大きくなってゆく途中か

愛別岳頂上のルートに取り付き、緊張感のあるほぼ岩登り状態で、時折、目の前に可憐な姿を現すイワキキョウ。

おととし、見つけられなかった本来のルート。頂上にむかって少し右側に巻いてゆく。おととしは見つけられずに直登したが、よく登れたなと思う。

頂上から見た永山岳。

そしてコーヒータイム。比布岳と左に北鎮岳を見ながら。気温が25℃以上?なので体が水分を欲しているのかコーヒーが体に沁みわたるよう。

頂上から黒岳方面。ガスで見えない。

歩いてきた稜線を眺める。分岐からの斜面は結構な崖に見える。

稜線と比布岳、北鎮岳

徐々にガスが広がりはじめ、あっという間に稜線から右側の谷を覆う。風は谷底から吹いており、それでガスが発生するのかな?

愛別岳を後にして、分岐から永山岳方面を見ると沼の平方面はガスに覆われている。補水液の残量が少なく、早めに下山したかったことと、この状態を見て復路ルートを変更することにした。(結果的には良かったと思う。)

当麻岳方面もガス

愛山溪温泉を望む。今日は遠く見える。

ここからが長かった。ここで腰を下ろして休んでいると、あとからきた人にあと1㎞もあるの!と声をかけられたが、まともな返答できず。はっきり言ってグロッキー状態

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ サングラス 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー 非常食 行動食 トレッキングポール ストーブ 燃料
カップ クッカー
【その他】 1.携行装備
➀ カメラ・望遠レンズ
② Gopro(バッテリー・SDカード・三脚・充電器)
③ 経口補水液 2L 21日製造凍結➡22日宿泊先冷蔵庫解凍➡23日半冷凍状態
➃ 水 1.5L 
⑤ 昼食 バケットスライス・FDビーフシチュー・スライスチーズ・コーヒー
⑥ 行動食 ロアール×2・アーモンドチョコ×1・ビスケット×5・塩分チャージ
⑦ タオル 大×2・小(帽子用)×2

2.宿泊携行品
➀ 洗面道具 歯ブラシ・歯磨き粉・歯間ブラシ・ホームジェル・舌苔取り・剃刀・シェービングフォーム
② 入浴道具 垢摺り・洗顔ブラシ・踵こすり
③ 着替え ワイシャツ(会社用)・コッパン・ベルト
➃ 下着類着替え 1日分(半袖シャツ・パンツ・ステテコ・靴下・ハンカチ)

3.宿泊食料
➀ 22日夕食(お握り・副食・ワイン・ビール×1・6Pチーズ)
② 23日朝食(納豆・レトルトご飯・味噌汁)夕食(レトルトご飯・レトルトカレー・FD野菜スープ・ワイン・ビール×1・6Pチーズ)
③ 24日朝食(納豆・レトルトご飯・味噌汁)

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登った山

愛別岳

愛別岳

2,113m

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愛別岳 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
10時間20分
難易度
コース定数
41
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