行程・コース
天候
快晴、昼前から少し雲が増える
登山口へのアクセス
電車
その他:
朝は中央線鳥沢駅から。帰りは梁川駅から
この登山記録の行程
鳥沢駅(07:45)・・・小篠貯水池(08:20)・・・穴路峠分岐(08:45)[休憩 5分]・・・高畑山(09:55) [休憩 30分]・・・天神山(10:50)・・・穴路峠(10:55)・・・倉岳山(11:20) [休憩 45分]・・・立野峠(12:30) ・・・林道出会倉岳山登山口(13:30) [休憩 5分]・・・簗川駅(13:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
富士山の展望を求めて、大月市選定秀麗富嶽12景の9番山頂に指定されている高畑山と倉岳山を訪れた。倉岳山では富士に少し雲がかかってしまったが、高畑山では見事な富士を眺めることができた。稜線の木々は葉を落とし、明るい登山道には深い落ち葉が積もり、気持ちのいい尾根歩きを楽しんだ。
鳥沢駅から街道の雰囲気の残る集落の中を歩き出す。畑には真っ白く霜がおりている。中央線をくぐり、桂川を渡っていくが、要所に道標があるので安心。小篠貯水池を過ぎると山道となり、沢筋の登りが続く。穴路峠に続くこの道は秋山の無生野に続く昔の交易路とのことである。石仏がある穴路峠分岐で沢筋から離れ斜面の登りとなる。途中で登山道に朝日があたってきた。
針葉樹の植林帯に入りすこし下ると仙人小屋跡との道標がある。戦後、自給自足の生活をしていた「高畑山仙人」と呼ばれた人の小屋がここにあったそうである。小屋跡からひと登りで山頂に飛び出す。
高畑山山頂の富士の眺めは最高であった。西から北にかけて、葉を落とした梢越しに展望が広がる。滝子山の右には白く輝く南アルプスの峰々が見える。北には黒岳や雁ヶ腹摺山、そして大菩薩嶺も。葉が落ちた今のシーズンだからこそ眺めが楽しめた。
高畑山から急斜面の下りを過ぎると、倉岳山への明るい稜線歩きとなる。日差しも暖かく心地よい尾根歩きが続く。ただし、登山道に落ち葉が深く積もったところは滑りやすく、登山道がわかりにくかったり、浮石や木の根が隠れていたりするので注意が必要である。途中の天神山は北側の展望が開けている。昔は多くの人が往来したであろう穴路峠を過ぎると30分弱で本コースの最高点である倉岳山に到着する。
倉岳山では数組の登山者が休んでいた。富士は雲がかかり始めてしまったが、山頂からは北側の展望が開けている。雁ヶ腹摺山の左には大菩薩嶺。介山荘から続く稜線がよくわかる。さらに左へ、飛竜山、そして雲取山も。その間に見えているのは、位置関係からする奥秩父の山々だと思うが、山名を特定することはできなかった。
のんびり展望を楽しんだのち下山にかかる。立野峠には真新しい道標が建てられていた。峠を直進する矢平山方面だが、道標に従って水場の案内もある梁川方面に向かう。それまでの明るい尾根道と違って薄暗い北斜面、15分ほどでベンチのある沢筋に出て、あとは登山口まで長い沢沿いの道である。
登山道入り口で舗装道路に出て、梁川大橋で桂川を渡れば梁川駅に到着する。
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