雨続きの日々が終わると、富士山らしい景色の回復。時折、秋風がそよぐ山頂です
先週の雨続きの天候だったものの、回復してからは「吊るし雲」という富士山頂独特の雲が連日のように出現! 富士山頂らしい風景が広がる一方で、少しずつ秋の足音。携帯電話のアンテナは撤去され、電波が悪い状況になっているそうです。
8月20日(金)/待っていました! 巨大吊るし雲
日の出時の天気:○ 気温:2℃
夜明け前から南西の風が強く、関東の夜景も丸見え。風下には・・・、待ってました吊るし雲の出現でーす!
そわそわ、仕事も手につかず、小屋を抜け出して撮影に行かせて頂きました!
なんせ、数年ぶりの出会いですから、大興奮しながらイメージしている撮影場所に移動し、撮影三昧でした。
吊るし雲&朝焼け&プロッケン影富士\(^o^)/
もちろん、風が強いので、登山には向きませんので、ご注意くださいね!
週末も頑張るぞー!
8月21日(土)/今日も雲の隙間から巨大吊るし雲出現!
日の出時の天気:○ 気温:5℃
笠雲に覆われて、真っ白雲の中・・・。御来光の時間が近づくと、雲の隙間から巨大吊るし雲出現!
数枚のみ、シャッターを切ることができました。
土曜日ということもあり、久しぶりに登山者で少しだけ賑わいました。
午後からは、ほぼ雲の中の1日。明日もお天気願って頑張りまーす\(^o^)/
8月22日(日)/夕方から天候回復、月の出が美しい!
日の出時の天気:✕ 気温:5℃
午前中は雲に覆われてしまい、空を見上げることはできなかったけど・・・。
午後からお天気回復して、青空を仰ぐことができましたよ!
夕方、久しぶりに麓の山々にかかる積乱雲を見ました。
夕方、光は入らなかったけど、吊るし雲が出現し、同時にお月様の出を拝むことができました。
風も弱く撮影にはバッチリ。関東の夜景もとても綺麗に見えてます!!
8月23日(月)/夕方、吊るし雲の再登場で大興奮
日の出時の天気:✕ 気温:4℃
今朝も笠雲に覆われて砂砂嵐・・・。でしたが、風は弱めだったので、登山者で少し賑わいましたよ!
現在、須走口吉田口頂上で営業しているのは、久須志神社さんと扇屋のみです。
日の出は残念だったけど・・・。笠雲の隙間から本日も吊るし雲と出会うことができましたよ!
午後から外界も見えて、風も弱く、久々、静かな富士山になりました。
夕方、吊るし雲の再登場で大興奮\(^o^)/
下界でお世話になっている床屋マメノキの丹さんが、山頂カットに来てくれました!
馬返しからお土産まで持って登って来てくれてホント感謝しております。お陰様でさっぱり気分爽快!
終い山までがんばれます!
夜になっても吊るし雲が残り、雲間からお月様も!
※各キャリアのアンテナが撤去されたので、携帯電波が・・・。
8月24日(火)/強風の山頂、小屋に砂が当たる音が響く
日の出時の天気:✕ 気温:3℃
本日も笠雲に覆われて御来光は拝めませんでしたが・・・。雲間からの吊るし雲連続出現でーす!
風が強く、乾いた砂が舞い砂嵐ですけどね。
水場作業に行く途中に出会ったイワツメクサに癒やされました。
夕方、さらに風が強くなり、小屋の扉にぶつかる砂の音は西部劇のようです。
8月26日(木)/青空、積乱雲、夏の太陽――。穏やかな山頂
日の出時の天気:○ 気温:5℃
真っ赤な御来光拝みましたよ〜! こんな穏やかな日を待ってました。
風も弱く、久しぶりにお土産も外に出して、バッチやキーホルダーに日付刻印をしました。
青空にモクモク積乱雲、太陽サンサン・・・、夏を感じさせて頂きました。
プロフィール
小岩井 大輔(こいわい だいすけ)
1973年生まれ。埼玉県在住。写真家。20歳のときに富士山の夜明けに魅せられて写真をはじめる。麓からの優美な山容、頂上からの神秘的な富士山の風景を撮影。
⇒Mt.Fuji3776m―神々の世界―
「今を撮り、今を生きる」小岩井大輔の、富士山頂日記
天空の森羅万象を撮り続ける写真家、小岩井大輔の「ほぼ日刊、山小屋日記」。富士山の神秘的な風景、および富士山頂の異次元の様子を、カメラマンの目を通して案内します。