行程・コース
天候
曇後晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自宅を14時に出て富山を目指し、東海北陸道を南下して河合PAに車を停める(530㎞)。
機種変更したばかりの携帯の目覚ましが起動せず、目が覚めると外が明るくなっている。
この登山記録の行程
河合PA(735m、19:45/6:00)二俣(805m、6:35)尾根取付(895m、7:15)粟ヶ岳西峰(1740m、11:55~12:10)御前岳(1817m、13:50~14:05)西峰(14:55)取付(16:30)PA(17:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
PAの外に出て粟ヶ谷川沿いの林道を上流へ向かい、二俣で沈下橋を渡って左俣右岸の道を行くと、はげくら谷の屈曲部で林道も橋も崩壊して先へ進めなくなる。雪融け水が勢いよく流れる谷を見下ろしながら「尾根に取付けなくて退却か」と悲観するが、諦め切れず、浅瀬の水の中を走り渡って左岸の雪原から林道へ上がる。
粟ヶ岳西峰から北へ落ちる尾根の末端に取付くが、雪がほとんど無く、藪が五月蝿いので尾根から少し下方の檜林の雪面を拾って高度を上げる。
1,110m鞍部の上から雪面が連続するようになって喜ぶものの、尾根は細くクロビの大木等が繁って歩き難く、主に東面をヘズル様にして登る。
標高1500m付近から太い尾根のブナなどの落葉疎林となり、藪を回避しながら登る煩わしさから解放される。朝方の厚い雲は姿を消し、この頃から強い陽が射すようになる。
p1700への純白の雪稜を見上げて快哉を叫ぶが、昨夜の積雪が10~20㎝と予想以上の量でアイゼンを着けた足が20~40㎝も潜り、ワカンを車に置いてきたのが早計に思われてくる。
1ピッチ目1,090m(8:15)、2P1295m(9:20)、3P1510m(10:30)と1時間で200mしか稼げない苦しい登りが続き、4ピッチ目は頑張って何とか西峰まで登って大休止する。
疲労は大きく、「粟ヶ岳は、下山時に余裕があったら登ろう」と考えて御前岳を目指すと、1時間の心算が100分掛かって山頂に辿り着く。大福餅を頬張り、熱いコーヒーを飲んで休み、三角オニギリの籾糠山と猿ヶ馬場山を懐かしく眺め、この数年延び延びになっていた御前岳に登った感慨に耽る。
西峰に戻ると余力は無く、粟ヶ岳に登る千載一遇のチャンスを諦めて北尾根の下降に移る。
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