行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
周防市渋川流域から峠を越えて岩国市木谷川流域へ下り、『ブナ林』の分岐を過ぎて『平家ヶ岳 4㎞』の立つ二俣の分岐を上流へ向かう。
この登山記録の行程
平家屋敷跡(405m、20:30/5:30)登山口(955m、6:40)平家ヶ岳(1066m、7:00~20)屋敷跡(7:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
3末に山口の山に登った際にレンタカー店に預けておいたガスボンベを入手し、鹿野ICで降りて山間の小さな町を野道山への道を走っていくと、『天神山公園』の案内板に気付く。丘の方へ向かい、駐車帯にテントを張って静かな夜を迎える。
夜が明けると東面の開けた空間に金峰山が3つのピークを見せている。今回は予定外の山だったのだが、鹿野ICから至近の距離であることを見せ付けられて「二度手間を省くために、出来れば今回登ろう」と考え直す。幸い、予備の山として持参した地形図が手元にある。
西面の周南市渋川流域から峠を越えて岩国市木谷川流域へ下っていくと、ヘヤピンカーブの所から北東の位置に山のシルエットが見え、平家ヶ岳かと思って写真に収める(帰宅後に精査して、平家岳はP997の陰になって見えないと結論する)。
かなり下ると『ブナの林』へ向かう分岐が現れ、次の二俣の分岐に『平家ヶ岳 4㎞』の案内板が立っている。車が頻繁に走っていると思われるコンクリート舗装の道を上流へ向かい、途中から砂利道を走って平家屋敷跡に着く。壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門の松前隼人守の一族主従が追っ手を逃れてこの山峡に辿り着き、農耕や木地師をして生計を立てていたことから、平家屋敷と呼ぶようになったと謂う。
『登山口 1㎞』の道標が立つ広場に車を停め、「登山口から山頂までは直ぐだから、せめて屋敷跡から歩いて登ろう」と考えながら、手際良く支度を済ませる。
林道の右手の檜林が2箇所で皆伐されている。まだ苗木は植付けられておらず、地肌が剥き出しになったままだ。カーブを1回折り返して高度を上げると峠状の登山口に着く。林道は先へ伸びているが、立入禁止のチェーンが張ってある。
胸丈の笹が生える檜と雑木の境目の尾根の背の登山道を登って行く。足元が確りしているから登る人はそれなりに居るようだが、迫り出した笹の頭だけを刈ってあるので、密でないとは言え両側から迫って道の上で交差する笹もあって煩わしい。
一登りして少し下り、傾斜の増した道を進むと樹高が落ちて視界が開ける。密度を増した笹を押し分けて達した山頂には二等三角点が設置され、馬糞ヶ岳と長野山を繋ぐ稜線が朝の空気の中にくっきりと見えている。しかし、北半分の眺望は高木に遮られて得られない。
帰途、檜の皆伐跡の斜面に登って平家ヶ岳山頂の写真を撮る。
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