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行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: JR御殿場線足柄駅から踏切を渡り、道なりに進む。途中で道路が左前方と右(静岡県道78号)に分岐、左前方が足柄古道となる(足柄古道は途中で静岡県道78号と合流する)。
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この登山記録の行程

JR足柄駅09:20 - 09:47不動之滝(頼光対面の滝 - )10:20虎御前入口10:21 - 10:28赤坂古道10:30 - 11:00足柄峠11:14 - 11:44足柄峠林道ゲート&駐車場 - 12:04丸鉢山 - 12:15新柴分岐12:16 - 12:40金時山13:10 - 13:33新柴分岐13:38 - 13:45丸鉢山13:46 - 14:42金太郎分岐14:43 - 15:00夕日の滝キャンプ場駐車場 - 15:06夕日の滝 - 15:10夕日の滝キャンプ場駐車場 - 15:20地蔵堂駐車場15:21 - 15:24足柄古道万葉うどん15:25 - 15:25地蔵堂

コース

総距離
約15.5km
累積標高差
上り約1,502m
下り約1,416m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 晴れの予報につられて、「でっかい富士を見に行きたい」と、計3度目となる金時山に出かけました。

 過去2回は、比較的アプローチしやすい金時山南側(乙女峠、金時神社)から登っていましたが、今回は北側、即ち、JR足柄駅から足柄古道、足柄峠を経由して金時山に至ります。このコースは南側に比べアプローチが長いものの、さすがに古道と言われるだけあって、道幅も広く道標もしっかり整備されています。途中、足柄峠に向かう静岡県道78号線に合流します。しばし、県道を道なり進むと、近道と書かれた道標に導かれるように再び山道に入り、ここを抜けると足柄峠に到着します。
 足柄峠は古を偲ばせる幾つものスポットがあり、中でも、足柄城趾からみる富士は圧巻です。残念ながら、今回も金時山山頂からは富士は拝めなかっただけに貴重な富士見となりました、これがなければ何しに行ったのかと凹むところでしたが、すくわれました。
 
 さて、遠くから見るとひときわ高い峰が天を突いているように見える金時山は、イノシシの鼻に例えて猪鼻嶽と呼ばれていたこともあったそうです、その形容に違わず、山頂直下は階段やロープが付けられた急登が続き、このコースの核心となります。
 復路は山頂から同じ道を下り、足柄峠峠に向かう途中にある夕日の滝分岐から矢倉沢に向かいます。このコースは金太郎ハイキングコースと呼ばれており、途中、3度ほど渡河する箇所等、往路に比べ本格的な山道が続きます。それもあってかすれ違ったのは二人のハイカーのみ。

 なお、今回のコースで特に目をひいたのが、なんと言っても沢山の草花でしょうか。10月に入り秋の気配が漂う中で、ホトトギスやリンドウ、マツムシソウ等の鮮やかな草花が目を楽しませてくれました。また、山頂の木々は黄色く色づき始めており、もうしばらくすると紅葉が期待できそうですね。

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フォトギャラリー:97枚

おはようございます。今日は御殿場線足柄駅にやってきました。足柄駅で降りるのは初めて。足柄古道から金時山に登ってみようと思います。

脱線しますが、足柄といえば金太郎ですね。駅の前には、しっかりと金太郎の像があります。さぁ、今日も頑張っていきましょう!

分かりやすい案内板ですね。左前方にいけば足柄古道、右に行けば足柄峠に向かう「静岡県道78号」です。古道は途中で「静岡県道78号」に合流します。

古道の入り口の道標には

金ちゃん♪

途中までは、静かなアスファルト歩き。

再び金ちゃんの登場です

徐々に鬱蒼とした雰囲気になってきました。

今日から10月ですが、まだまだ、道端では草花が目を楽しませてくれます。こちらは「シュウカイドウ」。

「アキチョウジ」

「ノコンギク」

「アザミ」

「コトジゾウ」(キバナアキギリ)

「ツリフネソウ」

「タマアジサイ」はあちこちに咲いていました。

途中にあった「嶽之下宮 奥宮」。嶽之下宮は箱根竹之下の合戦で壮絶な戦いが繰り広げられた霊地だそうです。

川のほとりに立地しており、敷地内には赤い橋がありました。縁結びの橋とか。

奥には、大きな岩に2体の石像があります。2体の石像は、大国主命、事代主神(トシロヌシ)、ありがたくお参りさせていただきました。

「ミズヒキ」

「頼光対面の滝(不動の滝)」。金太郎が、後に主となる源頼光に初めて会ったとされる伝説の滝が、この奥にあります。

手前の前滝の向こうに見えるのが「頼光対面の滝(不動の滝)」です。落差10mくらいでしょうか。

「オトコエシ」

静岡県水辺百選にも選ばれている「銚子ケ淵」

銚子ケ淵の花嫁伝説が残っているそうです。

「ホトトギス」があちこちに咲いていました。

「イヌショウマ」

「アキノウナギツカミ」

「イタドリ」

秋を感じさせますね~。

ここで「静岡県道78号」に合流します。

ここにも「ホトトギス」。

「ツルニンジン」もありました。

途中にあった足柄峠への近道。

鬱蒼とした樹林帯を抜けていきます。

20分ほどで足柄峠に到着~♪足柄城址、足柄山聖天堂、足柄ノ関跡等、いくつかスポットがあるのでしばし寄り道を・・・。

まず、近道から這いだしたところにあった「新羅三郎義光吹笙(すいしょう)之石」。

後三年の役の際に、生死をかけ源義家の援軍に向かった新羅三郎義光が、万が一討ち死にした時のために、秘伝の笙の奥義を絶やすまいとして、豊原時秋に秘曲を伝授する際に座ったとされる石だそうです。

こちらは足柄城址。

登ろうかどうしようか迷いましたが、登ってよかった!富士山が見えますよ~!

大きすぎて、入りきりません(笑)。「富士を見ることができたので、今日はここまでよいかなぁ」。もしもし、まだ金時山が残ってますよー!

こちらは愛鷹山。

これから向かう金時山。

こちらは、日本三大聖天尊の一つとされる足柄山聖天堂で、弘法大師の開基と伝えられています。

聖天堂の入口にもしっかりと金ちゃんが♪

こちらは足柄ノ関跡。おじぎ石の立て札がありましたが、どれだったんでしょうか・・(謎)

足柄峠の標柱。標高は759mです。さて、CTから遅れ気味なので先を急ぎましょう。

足柄峠から金時山山頂直下まで尾根沿いを進みます。

木々の切れ間からは富士山。大分、雲が出てきました。この後、雲が富士山を覆ってしまい、これがこの日に見た最後の富士山になりました。

正面に見えてきたのは金時山です。

途中にあったゲート。車でもここまではこれますよ。

金時山まであと1.8㎞。

ここにも金ちゃん♪

「アキチョウジ」

「ツリガネニンジン」、そろそろ終わりですね。

猪鼻砦跡

富士はすっかり雲に覆われてしまいました。。。

「ホトトギス」

「トリカブト」

山頂直下の登り。鳥居をくぐると登山道の傾斜は一気に増し、鉄階段が連続するブナやミズナラの林の急坂が続きます。

山頂に到着~♪さすが人気の山ですね、大勢のハイカーでごった返しています。(^^;。

残念ながら富士山は見えません。

おっ、金時山の新しい標柱ですね。

箱根の山々、やや紅葉が始まりつつあるようですね、遠くには駿河湾が見えています。

あそこは大涌谷でしょうか、湯煙が柱のように立ち上がって見えます。

目の前に広がる前景を楽しみながらここでランチ。お腹も一杯になったところで、これから下山をします。

同じ道を通っていますが、登るときは一生懸命で目に入らなかったのでしょうね。これは「オヤマボクチ」

「タンザワヒゴタイ」

「リンドウ」

夕日の滝分岐。ここから夕日の滝を経由して矢倉沢(地蔵堂)にでる、金太郎ハイキングコースを通ります。

「マツムシソウ」が咲いていました。初めてみました、透明感にあふれ、とてもきれいですね~♪

花びらが欠けていますが、「撫子」でしょうか。

最初は笹に覆われた登山道でしたが

途中、杉林を抜け

3度ほど渡河して「夕日の滝」に到着。ここまで約70分。金太郎ハイキングコースは本格的な山道といった感じで、そのせいもあってかすれ違ったのは2名のハイカーのみでした。

夕日の滝をしばし観賞。汗をかいた体に滝のしぶきが気持ちいいです。

帰りは夕日の滝から500mほど行ったところにある地蔵堂バス停から。15時25分発が新松田行きの最終となります。ギリセーフでした(汗)。

時間通り新松田駅に到着。今日も無事で、お疲れ様でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、こんばんは~!

    足柄古道と金時山、お疲れ様でした!先週は南八ヶ岳だったので今週は中央線エリアか
    奥多摩辺り?と予想していましたが師匠の命を受けてまたしても遠出されたのですね。
    さすが兄弟子のぼっけもんさん、きっと師匠も太鼓判を押すことでしょう~。(笑)

    足柄はまだ行ったことがないのですが、金ちゃんがこんなにもあちこちにいるのですね。
    金時山は明神ヶ岳とともに気になるコースで、去年の秋冬に行こうと思っていましたが
    行きそびれていました。富士山もよく見えますしこれからの季節、箱根とともに注目度↑
    ですね。

    それとまたしてもぼっけもんさん、お花の写真がきれいですね~!マツムシソウ、私も
    好きな花の1つです。どんどん花師匠+兄弟子に磨きがかかっていますね!
    高尾山でも花の名前、いろいろ教えてくださいね。

  • すーさん、こんばんは♪

     いつもコメントありがとうございます。師匠の「遠・長・高」との宿題に対し、姉弟子すーさんの北八から見れば「中・中・中」、合格点スレスレかもしれません(汗)。師匠の評価が気になるところです。

     やはり足柄はなんといっても金ちゃん。道標の上にちょこんと立っている姿は、なかなか可愛らしいものがあります。是非、すーさんも見にいかれてはいかがでしょう(そこかいと、突っ込まれてしまいそうですが)。ちなみに、足柄方向からですと車はゲートのところまでいくことができ、そこから山頂までは1.8kmほど。しっかりした林道でノーマル車でも底を打つ心配はありません。足柄峠とあわせてのぶらり歩きはお勧めですよ。

     花の写真、姉弟子のすーさんにお褒め頂き光栄ですが、姉弟子に花の名前を教えるなど、とてもとても。ネットなどで花の名前を調べながらレコを書いているレベルです(汗)。こちらこそ、色々教えてくださいねm(__)m。

     そうそう、先日はカメラを買ったのかのご質問がありましたが、なかなか鋭いですね~!それも北高尾山稜レコあたりからとズバリと見破られてしまいました(笑)。お見事、まさにその通りです。参りましたm(__)m。

     買ったのは子供でも扱える簡単なデジカメです。これまでスマホで撮っていたのですが、写真撮影でスマホの電池の消費が早くなってしまったり、撮影の際にうっかり落としてしまたりしたこともあり・・、それでカメラを買いました。売りは防水、耐落下衝撃で山にはもってこいなのですが、残念な点はカメラに縦横の認識機能がなく、縦に写真を撮ると手で修正しなければなりません。買う前にちゃんと確認すればよかったと後悔中です(笑)

        ぼっけもん拝

  • ぼっけもんさん、こんにちは!

    足柄古道からの金時山、お疲れ様でした!。でっかい富士山、日曜日にはしっかり見る事が出来たようですね~!

    ぼっけもんさんにとっては行き慣れた金時山のようですが、私には未知の山域ですので、とても参考になりました。 ここでしたら、江戸川より東の我が棲家からもぎりぎり中遠の範囲(笑)ですので、是非自分の足で歩いてみたいと思います!

    それにしても、回を追うごとのぼっけもんさんの花レコの充実ぶりに敬服しきりです!。花の名前だけでなく、写真のピントもばっちりで、これもカメラがグレードアップした影響ですね! 私もそろそろ山行帯同カメラを買いたくなってきました!!

    カメラに加えてもう一つ、山行レコの文章構成にも変化がある様な・・・!?

  • ガバオさん、こんばんは♪

     いつもコメントありがとうございます。姉弟子に比べ「中・中・中」といったコースで心配したのですが、師匠より合格点をもらえた(?)ようで、安堵いたしております。

     今回のコースには、紹介できなかったのですが新田義貞の軍と足利尊氏の軍が激しく争った竹之下古戦場や、戦闘を開始した戦ケ入り古道、また、足柄峠の近くには足柄万葉公園等があり、万葉から江戸にかけて往時をしのばせるスポットが点在しており、師匠のストライクゾーン、それもど真ん中にに入ることはかたいところかと。うまくコースを組むと、いつもの山北のさくらの湯で〆の温泉ドボンと、いかがでしょうか(笑)。

     さて、花の写真、過分の言葉をいただき恐縮です。しかしながら、ガバオ門下には絶対王者すーさんがいらっします。すーさんに比べればまだまだ、レコにはアップしていませんがピンボケも多く、また、花の名前を覚えようとはしているのですが、覚えた先からすぐ忘れしまい・・・(汗)、日々修行中といったところが正直なところです。

     如才なきことですが、山行帯同カメラを購入される際は、縦横の認識機能の有無のご確認を。それと、さすがに師匠、文章構成の変化にお気づきとは。ご指摘の通りです(汗)。特に、心境の変化があったわけではありませんが、きっと師匠の影響でしょうか(笑)。

      ぼっけもん拝 

  • ぼっけもん さん 、こんにちは。
    私、小学校6年生から大学卒業まで神奈川県民でして、通っていた小学校の遠足の場所も金時山だったらしいのです。でも、転校生の私は以来登ったことがありません。私も、富士山の姿を求めて、いつかは登らねばと思っています。

  • すてぱんさん、こんばんは♪

    いつもコメントありがとうございます。

     一番多感な時期を神奈川で過ごされたんですね。きっと、金時山からの富士山は、神奈川県民なら一度は見ておくべき風景なんでしょうね。

     紅葉も始まりつつあり、これからは富士見にはよい季節になってきました。特に、冬場には、タイミングがよければ素晴らしい紅富士を見ることもできるようですよ。是非、お出かけください。

     
     ぼっけもん拝

登った山

金時山

金時山

1,212m

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