行程・コース
天候
曇り後、雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
武周ヶ池をカーナビにセット。県道6号から折れて細い道になるが、基本、舗装道路なので安心。武周ヶ池の駐車場は5,6台は駐車可能。トイレも整備されている。
この登山記録の行程
武周ヶ池駐車場(09:11)・・・武周ヶ池神社(09:21)・・・林道・・・登山口(09:36)・・・殿池(10:05)・・・奥の院(越知山頂) (10:14)・・・越知神社(10:26)・・・別山神社(10:31)・・・殿池(10:35)・・・登山口(10:54)・・・林道・・・武周ヶ池神社(11:04)・・・武周ヶ池駐車場(11:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
越知山(おちさん)は越の大徳「泰澄大師」が若かりし頃、修行をして悟りを開いた山とされている。また、泰澄大師が開山した山として、越知山(613m)、文殊山(365m)、吉野ヶ岳(547m)、日野山(795m)、そして霊峰白山(2702m)をまとめて越前五山と呼ばれている。
天気が悪かったが、たまの休暇日だったので、ふらりとやってきた。
雨が降る前に帰って来ようと、登山というよりは散策気分で近くからアクセスできる武周ヶ池にやってきた。
武周ヶ池は、看板の説明によると池の東側にあった天賀峯が山津波を起こして崩壊し、大味川を堰き止めて現在の湖が形成されたと言い伝えられている。小さいながら趣があり、地元の人にも愛されているのか、公園としてもよく整備されている。
駐車場から10分ほど歩くと、これまた趣のある武周ヶ池神社があった。武周ヶ池は別名龍神池と呼ばれており、その由来として、昔「およせ」という村の娘が入水して大蛇になったという伝説がある。エメラルドグリーンの武周ヶ池とひっそりと佇む武周ヶ池神社の祠を見ているとまんざら伝説も嘘じゃない気がしてくる。
また、武周ヶ池には昔から池に石を投げると雨が降ると言われているとか。
自分も最強の雨男と言われた男。ここはひとつ石を投げ入れてみる。
越知山へは湖畔の道路から外れて林道を登っていく。こちらも舗装はしてあるが、あまり車で通れるレベルではない。ほどなくして登山口と書かれた看板を見つける。
登山道と言っても割と広い道。昔から多くの人が行き交ったのだろうか。ただし、粘土質の道になっていて、ところどころ急なところがあるのでスリップには注意した方が良い。
山を抜けると越知神社に続く車道に出る。散策だと自分で決めながらやっぱり登山道をしっかり歩けばよかったと後悔。
神社にはすぐに着いた。手前に殿池という小さな池があった。なんと織田信長の馬がこの池に落ちて亡くなったことから着いた名前とか。ほんとかあ???
別名「雨乞いの池」と呼ばれていて、干ばつの時には信長の馬の鞍を引き上げ、桜の枝につるして祈ると雨が降ったとか。武周ヶ池神社の伝説と言い、よほど干ばつが多かったのか?
殿池の隣には越知神社の鳥居がある。木製の鳥居で、とてもいい雰囲気を醸し出している。なんだろう。武周ヶ池神社と言い、ファンになりそう。
その鳥居をくぐり、左に折れて奥の院(山頂)を目指す。
途中、小さな小屋があった。建物の側面がガラス張りでショーウィンドーのようになっている。その中にぎっしり小さなお地蔵さんが並び立っている。水子か?と思ったが、これが千体地蔵。病気や海上安全等を祈願して奉納されたお地蔵さんらしい。
これだけ揃うと圧巻。
越知山はブナ林がとても綺麗だ。奥の院もそのブナ林を両脇に綺麗に整備された階段が続く。歩いていてとても気持ちが良い。
奥の院へはほどなくして着く。612.8mながら眺望がよい。右から日野山、冠山らしきものも見えた。
奥の院にあった看板を眺める。最近、仕事で疲れていたが、そこに書かれていたメッセージを読んでハットする。まるで今日の自分を待っていたようなメッセージだった。
そう気分一新して頑張ろうと帰ろうとした瞬間、武周ヶ池に投げ込んだ石の効果か、雨がパラパラと降ってきた。
レインコートを着る程ではなかったので、そのまま速足で帰ることにした。
いつもの登山に比べたら短い時間だったが、神聖な山だけあってか、いろいろ癒された。ブナ林が綺麗な時期にまた来たいと思った。
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