行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
滋賀県の県道40号線で大久保へ。大久保から林道。車一台分だが、舗装はされている。林道に入って直ぐにゲートがあったが、この時期(12/3)でも開いていたという事は、基本積雪がない限り通行可能なのか。林道を10km以上ひた走る。岐阜県との県境となっているところが国見峠。駐車場はゆうに10台以上は停められる。トイレはなし。
この登山記録の行程
国見峠(07:43)・・・国見岳・・・大禿山(08:53)・・・御座峰(09:16)・・・静馬ヶ原(10:32)・・・伊吹ドライブウエイ・・・伊吹山(11:20)(昼食~12:06)・・・静馬ヶ原・・・御座峰(13:59)・・・大禿山(14:24)・・・国見岳(14:56)・・・鉈ヶ岩屋へ行くがルートミス・・・国見峠(15:37)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
本格的な雪山の前にトレーニングを兼ねて縦走をたっぷりしておきたいということで今日は伊吹山は伊吹山でも趣向を変えて国見峠からのアプローチ、伊吹山北尾根ルートをチョイスした。
百名山だからという訳ではないが、伊吹山は大好きな山の一つだ。特に三合目付近から
空にそびえる様な雄々しい山頂を見ながらひたすら上へ上へと挑んでいく。そんな上野ルートも大好きだが、北尾根ルートは上野コースから見るとちょうど反対側になるので、いつもとは違った形の伊吹山が楽しめる。また、スタート地点の国見峠からいくつものピークを越えて伊吹山までを縦走するコースなので、縦走している間、遠くに眺める伊吹山に少しづつ近づいていく感じが楽しい。また、今回、一部雪の中を歩いたが、春は花で有名な伊吹の近隣だけあって北尾根ルートもあちこちで花が楽しめるらしい。
国見峠。滋賀県と岐阜県の県境。出発地点となる駐車場の時点で既に目的地の伊吹山が見える。山頂は白く、朝日をバックに輝いている。駐車場は霜が目立つ程度で、まだ積雪は無い。身支度を整えて、いざ出発。
県境に設置されているゲート脇の階段を登り尾根沿いに登っていく。すぐに地面が雪で白くなった。昨日、登山靴を修理に出したばかりなので、今日は普段履きのトレッキングシューズ。ある程度の雪は予想しつつも、あまり深くならなければいいなあと先に進む。国見岳の斜面は雪のせいもあって、滑りやすく危険な場所がいくつかあった。
最初のピークとなる国見岳。登り切ると出発時に見えていた伊吹山が改めて見えた。加えて、これから歩く縦走ルートとして、登山道がいくつかのピークを越えて伊吹山へつながっているのが見える。さて、いよいよ稜線へ。戦闘開始、待ってろ伊吹山! :)
積もったばかりのバージンスノーが、朝日を浴びてキラキラしている。サクッサクッと歩いていて気持ちがいい。
降って登ってを繰り返し、ピークを越える度に目の前の伊吹山がまた一回り大きくなる。
ふと、来た道を振り返ると、遠くに、圧倒的に白く一際目立つ山が見える。説明不要の白山だ。今日は天気がよく朝一番の空気が澄んでいるせいか、御嶽や乗鞍もはっきり確認できた。
大禿山は、岩がごつごつ。でも名前に大がつくほど木が無いわけではない。
御座峰まで来ると、伊吹山もかなり近くなってきた。御座峰は先ほどの大禿山のごつごつ岩とは装いが異なり熊笹が密集している。山頂にあるプレート(記念碑)を読むと、地元、山の会の方々が3年間をかけ延べ1,000人で登山道を整備を行い、その後も麓の自治体でメンテナンスを引き継いでいるとか。藪漕ぎの辛さはよく知っているので、こんなに熊笹が密集した場所に綺麗な登山道を整備する凄さは分かる。こうやって誰もが気軽に稜線の素晴らしい景色を堪能できることに深く感謝だ。どこの山でもそうだが、メンテナンスしている山の会の人達には頭が下がる。
静馬ヶ原。背の低い熊笹の原っぱの中に道が緩やかに蛇行しながら延びている。伊吹山と山頂手前の駐車場に繋がるドライブウェイが見える。普段、ドライブウェイは歩行禁止のため、静馬ヶ原で折り返すのが通常らしい(ここまで歩いてきてそれはないと思うが)。でも、幸い数日前にドライブウエイも冬季封鎖になったとかで今日は自由にかっ歩できる。であれば行かねば損と、まずは駐車場を目指しドライブウエイを進むことにした。山歩きの最中にこれだけ立派な道を長く歩くのも珍しい。道は強風のせいか、車線半分は雪が吹きだまっていていた。所々、路面も凍っていてスケートリンクのよう。何度危うく転びそうになったことか。伊吹山は独立峰だけあって、いつも風が強く気温が低い。駐車場から山頂までの長い階段は、完全な白銀の世界でキラキラ輝く樹氷があちこちあって、見上げれば青空と、そのコントラストが実に美しかった。うーん、来て良かった。
山頂で日本武尊に挨拶をして、昼食をとりながら快晴の伊吹山からの景色を堪能する。対岸まで澄み渡った琵琶湖がとても綺麗だった。うーん、それにしても寒い。
帰路。来た時とは逆に伊吹山からスタート地点の国見峠までの稜線を眺める。一番標高の高い伊吹山体と、そのコース全体がよく見渡せる。結構な距離があるが、お腹もいっぱい。さて行くか!と、折り返しの一歩を踏む。
ちなみにゴール間近の国見峠手前、せっかくだから鉈ヶ岩屋を一目見ようと看板につられコースを外れて探しに行ったが、なぜか見つけることができなかった。目的地までの距離とか、コースとか看板を出すならもう少し親切に書いておいて欲しいものだ。
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