行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
近鉄奈良駅で下車、バスターミナルの4番乗り場から下水間行きのバスに乗り矢田原口で下車、バスの進行方向へ約30m進んで県道186を右折しそのまま道なりに進めば道標がある。
この登山記録の行程
近鉄奈良駅(9:00)・・・バス停(4番)(9:15)・・・矢田原口(9:45)・・・国見山山頂(10:30)・・・塔の森石塔(11:00)・・・田原横田バス停(11:50)・・・近鉄奈良駅(12:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は平日ですが都合がついたのでかねてから計画していた国見山に行って来ました。
この山は奈良市の中で最も高い山で県境の生駒山よりも標高が高いのですが地形図にも山名が記載されていないと言う不遇な山でもあります。
とても良い山なのですがスポットライトが当たらないのはアクセスが悪いことが挙げられます。
行きも帰りもバス便が1日5本しか無く、一本を逃すと3時間ほど間隔が空いてしまいます。
また、マイカー登山では駐車場がない事も理由に挙げられます。
一番いいのは近鉄奈良駅を9:15発のバスで矢田原口まで行き、帰りは田原横田バス停を15:21発に乗る予定でプランニングすると無理なくゆっくり見学できると思います。
後、アスファルト歩きがコースの大半を占めるため歩きやすい靴でチャレンジしてください。
それではコース案内です。
近鉄奈良駅までは各自で時間を調べてお越しください。
駅前の道を対岸に渡って左へ進んだ先に4番バス停があります。
朝一のバスは7:45北野行きがあるのでこれに乗る事が出来る方は余裕で帰りは12:19のバスに乗る事が出来るのでおススメです。
私は京都からなので9:15下水間行きに乗り込みます。
矢田原口で降りるのですがここはバス停がありません、自由乗車区間のようです。
バスの進行方向に約30mほど進むと県道186号の標識があるので従い右へ進みます。
大きな看板で「国見山65min」と記載されていますので従い進みます。
集落は緩やかな上り坂ですが距離があるのでゆっくり進んでください。
突き当たりまで行くと道は大きく右に曲がって行きます。
そのまままた突き当たりまで進んでください。
途中に何ヶ所か左へ誘うような道がありますが違うので注意してください。
真っ直ぐに進むと分岐があります、左側を見ると小さなプレートで国見山を示唆しているので従って左の道を上がって行きます。
茶畑の中を抜けて行くと右側に簡易トイレがあるので使用させて頂きましょう。
ちなみにトイレはここだけです。
トイレを過ぎてしばらく進むとだんだん傾斜がキツくなって行きます。
コンクリートの道を進むと右側に山道がありますがコンクリートの道をひたすら進んでください。
足首がひん曲がるほどの坂道を上がった先は熊笹の道になります。
途中に春日宮神社の分岐がありますが山頂へは真っ直ぐに進みます。
しばらく進むと木のプレートで国見山を示唆しているので従い木で出来た階段を上がっていきます。
階段を上がりきると少しのアップダウンを経て目の前が広がります。
ここが国見山山頂となり、テーブル付きのベンチが2脚設けられています。
また、山名標と高度が記載されたブロックなどがありますが三角点はありません。
山頂からは西側が展望が開けており、生駒山や葛城山、大和平野も一望できます。
来てよかったと思える程のいい景色ですので是非とも堪能してください。
私も綺麗な景色を眺めながら休憩を楽しんでいたのですがふと我に返り時間を確認します。
山頂に着いたのが10時30分、現在は10時45分です。
田原横田バス停の時刻表は12時19分と15時21分となっています。
(事前に時刻表を確認しておきましょう、特に便数が少ない地域では必須です。)
ガイドブックではここから塔の森までが20分、田原横田バス停までは塔の森から1時間30分となっています。
ということは約2時間弱となりますので普通に考えるととてもじゃないですが12時19分は諦めなければなりません。
私の立てたプランは塔の森までは走り抜けて時間を稼ぎたくさん見学し、塔の森からはひたすら走ればなんとかなるかな?というざっくりしたものです。
まあ、万が一間に合わなければ時間が来るまでバスの進行方向に歩けばいいだけなので気にせずチャレンジすることに決めました。(待つよりは全然気楽です。)
いくら山が好きでも何もすることもなく3時間もいることは精神的に辛いのでここはチャレンジします。
ただし、そうなるとお昼ご飯を食べずに行動することになります。
皆さんは決して真似をせず余裕のプランニングでトライしてください。
なぜなら最初から失敗でしたが塔の森までの道はアップダウンが激しくよっぽどの健脚でないと20分どころか30分ほど見ておく必要があります。
まず、一旦国見山から軽く下ります。
次は666m峰(三角点があります。)へ登り返します。
で、次は塔の森へアップダウンを繰り返しながら進むことになります。
特に三角点を越えたあたりはロープが張られるほどの急な下りですので焦って歩くとコケてしまいます。
そのあとは当然ながら登り返しとなります。
私も汗だくになりながらなんとか15分でつくことが出来ましたが普通に歩きましょう。
こんなことで足を痛めてもつまらないです。
塔の森を見学し、神社に参拝したらいよいよ下山です。
神社の前には長く急な石段がありますが慣れていないと結構怖いほどの傾斜です。
どうしても怖い方は階段の右側に同じ場所に行くことができるのでそちらから下りてください。
ただし、こちらも結構な斜度があるのと落ち葉で足元が滑りやすいので注意してください。
ここからは道なりに進むのですが途中から道はコンクリートの道に変わります。
しばらく急坂を下っていくと右側に日吉神社があります。
そこからさらに下っていくと車道出合となり丁字路です。
丁字路を左に曲がったらあとは一本道なのでひたすら進むだけなのですがアスファルト歩きになるので足を痛めないように注意してください。
全般的に熊鈴などは必要ないのですがもしつけておられたら集落を抜けていくので外しておきましょう。
長いアスファルト歩きを進めていくと右側に柵で囲まれた場所があります。
ここが切りつけ地蔵と呼ばれる場所で祀られているのは右が弥勒菩薩、中央が阿弥陀如来、左に六地蔵様が配置された立派な磨崖仏があります。
参拝し、見学させていただいたら先を急ぎます。
私も初めての道のためどこまで行けばバス停があるのか把握していないため似たような道の構成に翻弄されます。
遠くまで見渡せず先のほうが右カーブになった道がまるでデジャブのように3回ほどあってからやっと横田の標識が出てきます。
ここからしばらく進むと集落が見えてくるので頑張って進みましょう。
やがて突き当たりが見えてきます。
ここが田原の交差点で左側に田原横田のバス停が見えます。
どれだけあるかわからなかったので頑張って来ましたが意外と早く着いてしまいました。
ちなみにバス停には11時50分頃についたので山道具をしまい、近くの自販機でコーヒーを楽しむ余裕まであったのは嬉しかったです。
予定通り、12時19分のバスに乗り込んだ私はそのまま帰路につきました。
フォトギャラリー:70枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
みんなのコメント