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高野山から伯母子岳を経由して護摩壇山へ(前編)

伯母子岳( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (うめぞー さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 橋本まで車で移動し、前泊
翌日、橋本駅から電車とケーブルとバスで千手院橋まで移動し、登山口へ

この登山記録の行程

橋本駅(南海電車)(7:55)・・・極楽橋(8:34)・・・高野山駅(8:40)・・・千手院橋(9:00)・・・ろくろ峠(9:20)・・・薄峠(9:40)・・・鉄橋(最低鞍部)(10:10)・・・東屋(トイレ有り)(10:30)・・・スカイライン出合(11:20)・・・水ヶ峰入口(11:40)・・・東屋(昼食)(12:20)・・・平辻(14:30)・・・大股集落(宿)(15:00)

コース

総距離
約18.0km
累積標高差
上り約1,646m
下り約1,816m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回はいつもの友人とかねてから計画していた熊野古道小辺路の伯母子岳をクリアしてきました。
このルートの最大の難関は山深いところにあるため交通の便が非常に悪いということです。
アクセスが限られており、高野山からのルートであれば宿坊に前泊し大股で一泊、三浦口で一泊、西中大谷橋バス停から十津川温泉まで行き、一泊して大和八木へバスで帰るという4泊5日のプランでないと縦走できません。
流石にそんな時間をかけられないのと友人の都合でどうしても行動時間が2日に限定されてしまったので私が計画したのは高野山から大股まで行き一泊して次の日、伯母子峠から伯母子岳を登頂して護摩壇山バス停から高野山へ帰るというプランを立てました。
マイカーだと必ず車を止めた場所に帰る必要があるのですが交通機関利用だと上記のように結構な日数を要するのでお財布と時間と相談が必要です。
道中で出会った素敵な御夫婦のプランは熊野本宮まで日数をかけていき、最後はタクシーで高野山へ戻る(車が止めてあるそうです。)というなんとも羨ましいプランでした。
私のプランは落とし穴があり、一つは一日の行動距離が20kmを超えること、二つ目は最終日の護摩壇山バス停からの最終バスが15時35分なので必ず間に合うように移動するという制約がつくことです。
なので今回のルートは健脚向きということになります。
後は車二台を使用してスタート地点とゴール地点にそれぞれ一台停めておけばゴールに車を止めてもう一台でスタートまで行き、歩いてゴールまで行ったら車に乗り込みスタートまで戻ってもう一台を回収するという技も使えますが2班に分かれるので経済的ではありません。(ガソリン代や高速代が2倍になります。)
なかなか難しいプランとなりますが行けば納得のいい道なので是非ともご自身に合ったプランを見つけてチャレンジしてください。
それではコース案内です。
5月2日仕事が終わってから橋本まで車で移動し、一泊した我々は翌日橋本駅近辺の駐車場に車を止めて南海電車で極楽寺まで行き、ケーブルで高野山駅まで上がります。
(ケーブルは南海電車の一環に当たるため改札は無くそのまま乗り換えのみとなります。)
高野山駅から2番(奥の院行き)のバスに乗り、千手院橋で下車します。
ここでバス停に貼られていたコース図を見ると高野山小学校側から上がるルートが記載されていたのでそちらから行くことにしました。
通常、ガイドブックでは金剛三昧院方面から行くことを示唆していますが観光客が多いので今回紹介するルートの方が静かな山行を楽しめるのでお勧めします。
金剛峯寺の方へ進むのですが消防署の横にトイレがあるので済ませておきましょう。
金剛峯寺の前の左側に如意輪寺があるのでその前の道を上がって行きます。
左側に小学校を見送りその先の道を左に進むと直ぐに坂道となります。
坂道を上がりきると金剛三昧院からの道と合流します。
ここからは道もほぼ平坦となり歩きやすい道となります。
道なりに真っ直ぐに進むと右側にろくろ峠が見えてきます。
晴れていればここにある木製の階段を上がれば弘法大師が見出したと言われる八葉蓮華の山々が見渡せるのですがあいにくこの日はガスが立ち込めていたので諦めて先へ進みます。
しばらく道なりに進むと女人口への分岐がありますがそのまままっすぐ進んでください。
しばらく進むと薄峠に出ますので左へ進みます。
ここからは下りとなるので足を滑らさないように注意しながら進んでください。
最低鞍部まで一気に下ります。
最低鞍部は鉄橋となっており、御殿川橋(おとがわと言います)と言いますがきれいな川が流れているのでこのあたりで小休止してもいいでしょう。
ここからは今まで下ってきた以上の上り返しとなります。
まずはアスファルトの坂道をひたすら大滝集落目指して歩きます。
大滝集落には公衆トイレがあり、ここがこのコース最終のトイレとなります。
(後は大股の登山口にしかありません。)
トイレを済ませたら少し先にある東屋で休憩するといいでしょう。
結構な広場になっており、ベンチも設けてあるので大人数でも大丈夫です。
我々も時間調整のためここでコーヒーを楽しみました。
今回宿泊するのは山小屋ではなく一般の旅館なのであんまり早く着いてもご迷惑をかけるので到着時間を午後4時頃に設定していたのですがこのままいくと1時や2時くらいについてしまうのでここはのんびりしようとゆっくり休憩を取りました。
ここからは東屋の目の前にある民家の道標に従い、右の山道へ入っていきます。
しばらく山道を歩くと龍神スカイラインと出合います。
ここからはスカイラインを歩く事になるので車やバイクには十分注意して一列で歩きましょう。
また、結構な距離を歩く事になるのでスカイラインに入る前に休憩を取るなどしてスカイライン上では立ち止まらずに済むようにしましょう。
野迫川分岐を左に見送りしばらく進むとようやく水ヶ峰入口につきます。
ここからは山道に入るので一安心ですが結構な急坂を上っていくことになります。
ここでご年配の方を追い抜くのですがこの方推定年齢は70歳を越えられていると思うのですがお達者で次の日も伯母子岳へ向かう道中でお会いしました。
ご自身のペース配分を熟知して時間を決めて歩いておられる姿に感動を覚えるとともに計画をしっかり立てればいくつになってもチャレンジできるということを改めて実感しました。
ご挨拶してから上りきった先が水ヶ峰集落跡地となります。
ここまでくれば後はほとんどアップダウンの少ない稜線と言えます。
のんびり歩いていくと林道と出合ますのでそのまま進んでいきます。
このあたりから景色が広がるのでゆっくり景色を楽しみながら歩きましょう。
しばらく進むと右側に東屋があるのでここで休憩するといいでしょう。
我々もここでお昼をいただきました。
ここで午前中に我々が東屋で休憩した時に出会った御夫婦と再会したので色々と歓談を楽しみましたが素敵な御夫婦でした。
御夫婦を見送りしばらく休憩していましたがこの日は風が強くて肌寒くなってきたので我々も行動することにします。
しばらくアスファルトの道を進むと道標があり、大股方面を示唆しているので従い山道へと入ります。
ここからは山道とアスファルトの道を交互に進む形となります。
本来ならここは熊野古道なので石仏が祀られているのですが現在はイベントのために貸し出されているそうで台座だけが取り残されておりとても残念でした。
しばらく下っていくとアスファルトの道となり少し進んだ先に左への分岐があります。
津田旅館さんの大きな看板に従い、素敵な山道を下って行きます。
途中で開けている場所もあるので景色も楽しみましょう。
下った先は大股集落の入口とも言える場所で道標に従い右へ進みます。
少し進んだ先左側に登山届を出せる場所とトイレと自販機があります。
ここが大股バス停となりますが平日に一本程度しかないのでバス利用は考えないほうがいいと思います。
橋を渡った先の坂道に登山口を示唆する看板があります。
ここから伯母子岳へ向かうのですが後編でお伝えします。
結局津田旅館へ午後3時についた我々は宿の方にお詫びして早めから部屋に通していただきました。
流石に夕食やお風呂の準備が出来ていないとおっしゃったのでゆっくりしてくださいと伝え我々もゆっくりくつろぎました。
明日はいよいよ伯母子岳なので体をゆっくり休めます。
後編へ続きます。


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