• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

高原山(西口登山口~鶏頂山~御嶽山往復)

高原山(鶏頂山・御嶽山)( 関東)

パーティ: 2人 (Virginia さん 、ほか1名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り後晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 自宅(5:50)・・・和光北IC・・・外環道 川口JCT・・・東北道 西那須野塩原IC・・・R400・・・日塩もみじライン・・・西口登山口(8:50)

この登山記録の行程

西口登山口(9:10)・・・旧鶏頂山スキー場山頂(10:08)・・・大沼入口(10:17)・・・弁天沼(10:34)・・・稜線分岐(11:07)・・・(11:28)鶏頂山[昼食休憩30分](12:07)・・・井手沢崩れ(12:15)・・・稜線分岐(12:38)・・・御嶽山山頂(13:15)・・・弁天沼への分岐(12:48)・・・御嶽山山頂(13:00)・・・弁天沼への分岐(13:16)・・・弁天沼(13:31)・・・大沼入口(13:54)・・・大沼(13:58)・・・大沼入口(14:04)・・・旧鶏頂山スキー場山頂(14:20)・・・西口登山口(14:45)

コース

総距離
約8.8km
累積標高差
上り約618m
下り約617m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

友人からの紹介でシロヤシオの季節に一度訪れたい山でしたが、やっと機会ができました。
鳥居前の西口登山口に駐車し、取り敢えず「鶏頂山」を目指すこととし、余力があれば「釈迦ヶ岳」まで足を伸ばしてみようということで登山開始。
最初は樹林帯で緩やかな登山道で、元鶏頂山スキー場のあったゲレンデと交差しながら少しずつ勾配がきつくなって行きますがまだ序の口。弁天沼(池)を過ぎた辺りから、わずかに咲き残っているオオカメノキを見ることができました。
ここから先は急登となり、岩が露出していて、高低差のある段差や脚立のような簡易梯子が取り付けてある場所を登って行くと正面が開けて、尾根に出ます。
左右に道が分かれていて、右折して鶏頂山へ向かいます。前日の夜は、関東平野でも強風だったので、山も大分冷え込んだようで、樹氷のかけらが地面に落ちていました。ここも山頂直下はかなりの急坂で息も上がりますが、何とか登り切った先に鶏頂山神社のお社が見えて来て、山頂到着です。山頂は広く、日陰はほとんどありませんが、昼食休憩に適しています。
前日の強風で雲が一掃されたせいか、北に那須・茶臼岳、東に釈迦ヶ岳・中岳・西平岳、南東に筑波山、南西に日光連山、西に尾瀬の山々、北西に越後三山など遠方まで見渡すことができました。
丁度、当日は釈迦ヶ岳の山頂で山開きの神事が行われていたようで、山頂に大勢の人が並んでいるのが見えました。毎年5月第3日曜日が山開きと他の方から伺いました。
先程の分岐まで下り、御嶽山経由で釈迦ヶ岳に向かいましたが、御嶽山の山頂直下もかなりの急登で、御嶽山の山頂尾根でギブアップ。釈迦ヶ岳は東側の登山口から再チャレンジすることとし、下山することにしました。
先程の分岐まで戻る前に「弁天池(沼)」への分岐があり、登りとは違うループした登山道を下って、弁天池(沼)に出ました。標高差は上りよりは緩やかでした。
弁天池で休憩していると、池に白い楕円形の物体が多数あり、ちょっとグロテスクな存在感でしたが、後で「クロサンショウウオ」の卵であったことが解りました。
釈迦ヶ岳を断念した代わりに「大沼」に寄ってみましたが、岩がゴロゴロして水草が生えているただの池で、あまり美しいとは言えない沼でした。
下山後、駐車場には我が家の車が1台残されているだけで、決して遅い時間ではないのにちょっと驚きましたが、そんなに人が多くなく快適な山行でした。
詳細は以下の通り。

【~西口登山口駐車場】
那須塩原温泉から日塩もみじライン(料金支払いは帰り・普通車610円)で進行方向右手に駐車場があります。左手に鳥居があるのが目印です。区画のない未舗装の空き地で20台程駐車可。私たちが行った日は、9時頃で6,7台停まっていました。
鶏頂山スキー場跡駐車場は、日塩もみじラインからの道が荒れていて、アクセスには注意が必要との事で、こちらの駐車場に停めることにしました。
登山口及び登山中はトイレがないので、料金所近くにある公衆トイレかR400沿いのコンビニなどで済ましておきましょう。

【登山口~弁天池(沼)】
気温は5℃位で、半袖シャツ(アームカバー有)の上に長袖シャツを着ていても肌寒いくらいでしたが、歩き始めたら丁度良い位でした。
樹林帯と笹原の間の登山道を緩やかに登って行きます。時々、未舗装の林道や旧鶏頂山スキー場のゲレンデと交差しています。ゲレンデマップの大きい看板が3箇所あり、現在地を確認することができます。
スキー場の最上部から緩やかに登ったり下ったりすると「大沼入口 →」の石標が立っていますが、鶏頂山へは直進します。しばらく行くと木の鳥居、石標、鐘などがある広場に出て、奥に池が左右にある所に出ますが、ここが「弁天沼(池)」です。木のベンチもあり、座って休憩できますが、私たちは写真を撮って通過しました。

【弁天池(沼)~分岐~鶏頂山山頂】
ここから先は道が広がっていて、迷いそうになるので、目印の赤いテープを見逃さないようにしましょう。真っ直ぐ進むと急登となります。登り切った所が分岐で、正面を覗くと爆裂火口の崖となっているので、注意が必要です。
この分岐を右に進み、山頂直下の急登では道がぬかるんでいる所があったので、レインスパッツ(ゲイター)を着けていて良かったです。
この先は道が緩やかな登りとなり、鶏頂山神社のお社が見て、山頂到着です。

【鶏頂山山頂】
ダケカンバに木製の「鶏頂山 1765m」と書かれたプレートが取り付けてあるので、ここで記念撮影。
その先に、「井手沢崩れ(イデサワクズレ) 眺望良」という白のプレートが木にくくり付けられている所があり、昼食後行ってみることにしました。笹原の道を少し下ると近~遠方の山々が望めます。2500級以上の山はまだ雪があります。

【鶏頂山山頂~分岐~御嶽山】
山頂から急降後、分岐まで戻ると赤字で山火事注意と共に「御嶽山山頂」という矢印看板が木に括り付けてあります。ここで一旦トレッキングポールはしまいましょう。
そのまま直進して、少し下ると山腹にトウゴクミツバツツジとシロヤシオと思われるお花(遠方だったので確信できません)が咲いているのが見えました。
先程登った鶏頂山と眼下に日光の市街地や爆裂火口が見えます。
少し進むと「弁天池」との分岐がありますが、さらに直進します。
その後は、また段差のある急登で、4点歩行となり気が抜けません。
平らな所に出たら、そこが御嶽山山頂のようですが、山頂標識はありませんでした。
まだ今シーズンの山行3回目で、標高差のある山行に向けてまだ体力が戻って来ていないので、この後、もう一度急降・急登にチャレンジするのは無理と判断し、下山することとしました。

【御嶽山山頂~弁天池(沼)】
山頂からの急降後、「弁天池約15分・鶏頂山頂約25分」という分岐の看板があるので、右手の弁天池方へ下ることにしました。少し下ると残雪があり、今日が山開きである理由が分かりました。登山道は最初はまだ急ですが、徐々に緩やかになってきます。降りきった先に、行きに通った「弁天池(沼)」が見えて来ます。池には水芭蕉が咲いていました。
クロサンショウウオの卵は何とも不気味で、これが全部孵化したら、すごい数になってしまいそうです。

【弁天池(沼)~大沼】
再び樹林帯の緩やかに道を下って、「大沼入口」の石標の所まで戻って来ました。
ここを左折して大沼までの道は、踏み跡を辿って行きますが、赤テープなどの目印はないので、迷わないように気を付けましょう。

【大沼~登山口】
ここからは往路と同じ道を逆行して、戻りました。
往路ではカッコウ、ウグイスなどの野鳥の鳴き声でしたが、復路はエゾハルゼミの大合唱で、初夏を感じながら癒されました。
登山口まで戻ったら、大分気温が上がっていて、半袖シャツで丁度良い位でした。

続きを読む

フォトギャラリー:1枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
カップ
【その他】 携帯電話、機能性タイツ、涼感バンダナ、涼感タオル、敷シート、携帯ティッシュ、ウェットティッシュ、日焼け止め、化粧ポーチ
登山計画を立てる