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行程・コース

天候

ガス!

登山口へのアクセス

その他:  2つのバス(小田急箱根高速バス、富士急行バス)を乗り継いで御殿場口新五合目に向かう。登山口は御殿場口新五合目バス停の前になる。御殿場駅での富士急行バスへの乗り換えには15分しか余裕がなく注意が必要。
①6:35発 バスタ新宿 小田急箱根高速バス- 8:20着 御殿場駅
②8:35発 御殿場駅 富士急行バス ー 9:15着 御殿場口新五合目★
★御殿場駅~御殿場口新五合目を往復する場合には往復割引があり、御殿場駅富士急行バス窓口で購入できます。

この登山記録の行程

御殿場口新五合目09:11 - 09:22大石茶屋 - 10:09四辻10:10 - 10:23三辻 - 10:53御殿庭入口10:56 - 11:32御殿庭上 - 12:03山体観測装置 - 12:08宝永第二火口縁12:09 - 12:21宝永第一火口縁12:22 - 12:29宝永第一火口12:30 - 13:20宝永山13:26 - 13:34宝永山馬ノ背 - 14:11次郎坊14:12 - 14:38大石茶屋14:39 - 14:46御殿場口新五合目

コース

総距離
約12.0km
累積標高差
上り約1,387m
下り約1,386m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 小田急箱根高速バス(バスタ新宿 6:35発)、5月12日から運行を開始した御殿場新五合目行きの富士急行バス(御殿場駅 始発8:35発)を乗り継いで宝永山に行ってきました。高速バスを利用した理由は
 ・朝がゆっくりできる
 ・小田急線から御殿場線への乗り換えがない
といった点から。このアクセスのネックは、15分しか余裕がない御殿場駅での乗り換えであり、渋滞等で高速バスが遅れればアウトになります。この日は海老名IC付近で5km渋滞が発生したものの、その後は順調に流れ最終的に5分遅れの到着ですみました。本日のルートの核心部分はこの御殿場駅の乗り換えだったかもしれませんね(笑)。ご参考までに、遅れた場合には、御殿場駅で下車せずにそのまま高速バスに乗って乙女峠まで行き、箱根外輪山縦走をしようと考えていました。

 このようにヒアヒアで辿り着いた御殿場新五合目ですが、実際に歩いたルートは、以下のようになります。
  ① 御殿場口新五合目~四辻~三辻~御殿庭~宝永山
  ② 宝永山~宝永馬の背~大砂走り~御殿場口新五合目

 御承知の通り、宝永山は宝永大噴火(1707年)で誕生した富士山最大の側火山であり、標高は2,693mになります。東京都心で32度の真夏日を記録したこの日、期待したのはこの標高であり、お題は「涼を求めての山行」。砂礫からなるざれた登山道には苦しみましたが、狙い通りさほど暑さに悩まされることなく登ることができました。そうした一方、梅雨前線による影響なのでしょうか、富士山は終始ガスに厚く覆われてしまい、宝永山からの馬の背越しの富士山等、楽しみしていたダイナミックな風景はついぞ見ることができず仕舞い。前日までの予報では午後は晴れだったのですが・・・、やはり富士山の天気は難しいですね~(泣)。

 ダイナミックな風景のほかに、このルートのもう一つの楽しみは宝永馬の背から合流する「大砂走り」。いざ足を踏み出してみると、砂礫はさらさらとしていて本当にやわらかい!急斜面で加速された体を、砂礫の抵抗で絶妙に調整しながら「ドドドドドドドドド~」と下る感覚はなんともいえず爽快です。クセになってしまいそうですね(笑)。ガスが濃かったため辺り一面真っ白でどの辺にいるかわからくなってしまそうになり、大砂走りに沿って付けられたロープで方向を、GPSで自分の位置を確認しながらの下りとなりました。昨年、須走ルートから富士山に登頂した際に「砂走り」は経験済みでしたが、大砂走りは「大」がつくだけあって圧巻ですね。

 唐松の紅葉もなかなかのようであり、今回見ることができなかった宝永山からの馬の背越しの富士山等のリベンジもあわせ、紅葉の時期に再び訪れてみたいと思います。もちろん、下山は「大砂走り」で(笑)。

[参考]
■小田急箱根高速バス
 https://www.odakyu-hakonehighway.co.jp/route/
■富士急行バス
 http://bus.fujikyu.co.jp/pdf/rosen/fujitozan/hiking_20180512.pdf

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フォトギャラリー:77枚

おはようございます。ここはバスタ新宿です。
 電車で行くことも考えたのですが、できるだけ遅くまで寝ていたい、小田急線から御殿場線への乗り換えが面倒ということから、バスにしました。
 ネックは御殿場駅での乗り換え。富士急行バス乗り換えには15分しかなく、小田急箱根高速バスが遅れればアウトになります。その場合の対策は考えているのですが、素直に電車にすればよかったのではないかとか、この期に及んでもちょっぴり後悔しています・・(^-^;。

 御殿場駅に到着しました~(^^)v。海老名IC付近で渋滞5kmの表示を見たときには宝永山はあきらめかけましたが、最終的に5分遅れの到着になりました。

トイレもすませ、御殿場駅~御殿場新五合目の往復割引チケットも購入でき、完璧です。御殿場口新五合目行きのバスは「富士山口1番のりば」からでます。

御殿場新五合目に到着~♪御殿場駅から4名ほど乗りましたが、ここで降りたのは私のみでした。

 登山口はバス停のすぐそばになります。御殿場で見えていた青空は、ここではガスの中。昨夜の天気予報では昼には晴れという予報だったのでこれから晴れるのでしょうか。帰りのバスは、15:15、それを逃すと 17:45までないので、15:15に間に合うように計画したCTキープで行きましょう。

いきなりのざれた登山道、歩き始めの体にはなかなかシンドイっす(^-^;。

ガスガス・・・、果たして晴れるのでしょうか・・。

大石茶屋が見えてきました。

大石茶屋はシーズンに向けて工事中です。下りてきても休むところがないので、この天候もあるし、15:15のバスには間に合わんといかんですね・・。

オンタデ、あちこちに咲いています。

二ツ塚分岐。二ツ塚に寄ろうかと思いましたが、ガスが深く立ち込めているため、スルーして先を急ぎます。

雨もポツポツと降ってきました。雨が強くなれば引き返すことにしましょう。

四辻に到着。

フジハタザオ。ハタザオの固有種で、富士山の2~3千mの森林限界付近にだけ生育する花だそうです。(@@)

三辻

ここから樹林帯

シロバナノヘビイチゴ

とても幻想的♪こうした雰囲気は嫌いじゃありません(^^

見上げてみましたが、やはりお日様がないと映えませんね。

フジハタザオがあちこちに咲いていました。

苔の白化(?)

小天狗塚

この辺りは、風が強いんですね。辺り一帯の木が、片側の枝だけなくなり、まるで旗指物のようになっています。

気持ち、ガスがとれてきたような気がします。

涸れ沢を渡って・・

御殿庭入口に到着♪

右手に涸れ沢を見ながら樹林帯の中を登って行きます。

これまでの荒涼とした風景から一変、草木の新緑がきれい♪。癒しの空間が広がっています。

カラマツの松ぼっくり。緑色をしているのもありますが

すでに茶色になっているものもありました。

樹林帯を抜けました。稜線を目指し、ざれた斜面を登って行きます。

稜線にでました。

目の前には宝永第二火口

一瞬ガスがとれて、宝永山も姿を見せてくれました。

すぐそこに宝永山が見えているのに、まだ75分もかかるようです・・。

火口の縁をぐるりと回っていきます。傾斜がゆるみしばしの足休め、ざれた斜面で疲れた足にうれしい一瞬です。

宝永第二火口縁。富士宮口から登ってきたひとでしょうか、この辺りからすれ違う人が多くなってきました。

宝永第二火口縁を過ぎると、再び傾斜きつくなります。ざれた斜面がしんどいっす・・(^-^;。。

斜面の途中で一休み、富士宮方面をみるとガスがとれています。

こちらは歩いてきた火口の縁、振り返っての一枚。

宝永第一火口縁に到着

これより、第一火口に突入します(^^ゞ。

正面にみえるのは宝永山、その下に見える窪みが第一火口です。

右手に見えるのは、第二火口です。

宝永第一火口に到着♪

ざれた斜面に大きくジグザグに付けられた斜面を登って行きます。

ざれた斜面に苦しみながら、火口から約50分ほどで火口縁にでました。宝永山は人がたくさんいるあの場所ですね。

宝永山に到着~!標柱は和英併記になっており、大勢の人の間をぬってとったため、英語表記の方向からの一枚となってしまいました。それにしてもこんなに人がいるとは思わなかったなぁ~・・(@@;)。

ちなみにこちらが標柱の台座、晴れていれば威力を発揮したはずですが・・

ガスがとれてきた感じはしますが、依然としてこんな具合です。

眺望もないので、そそくさと山頂を退散します。帰りは、馬の背から大砂走り。火口縁を宝永馬の背まで登り、そこから右側の斜面を下って御殿場ルート7合目からの大砂走りに合流します

宝永馬の背

宝永馬の背から斜面をくだり、大砂走りに合流しました。昨年、須走ルートで「砂走り」を経験しましたが、大砂走りは「大」がつくだけあって圧巻ですね。体重と山斜面の傾斜と砂の抵抗で絶妙のバランスをとりながら下る感覚(ドドドドドドドドド~)は、クセになってしまいそうです(笑)。途中、ガスが濃いところがありましたが、大砂走りに沿ってロープが付けられており、これを目印に安心してくだることができました。

午前中は暑いガスに覆われていた上塚と二ツ塚も姿を見せてくれています。

五合目に向けて一直線に続いています。

大石茶屋が見えてきました。

大石茶屋をすぎて、登山口まではもうすぐです。

こんなところに、泡が。卵のようですが、一体、どなたのものなのでしょうか。(@@)

14:46、戻ってきました~!

15:15のバスには間に合いました~(^^)v

薄っすらとですが、箱根の山々が見えています。

時間があったので、御殿場新五合目をブラブラと。

へぇー、ここは日本初スキーの地だったのですね、勉強になりました(@@)

ここにはトイレ(水洗)もあります。地下洒シェルタータイプのトイレは初めての体験でした(笑)。

 無事に15:15のバスに乗車することができ、御殿場駅に戻ってきました。帰りは渋滞をさけるため、御殿場線、小田急線を乗り継いで帰ります。
 こちらは御殿場駅東西自由通路に設置された大わらじ(高さ3m、幅1.2m)。朝は時間がなかったためにスルーしてしまいましたが、富士登山の安全と健脚、良縁成就の願いがこめらられたものだそうです。8月5日に開かれる御殿場わらじ祭りでは、みこしに見立てた大わらじを女性たちが担いで市内を練り歩くとか。

 御殿場線の山北駅で途中下車し、さくらの湯に立ち寄りました(何故か救急車と消防車がとまっていました)。汗を流してスッキリ♪。

冷たいものを調達するため、駅近くのコンビニに立ち寄った際に、山北町のマンホールを見つけました。山北町の町章入り消防徽章のデザインだそうです。

これより家路につきます。

電車待ちのホームで、お世話になった「さくらの湯」と無事の山行に感謝しつつ「ダレヤメ」です。「おやっとさぁ」でした(笑)。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、おはようございます。

    絶妙なバスの乗り継ぎ、正にぼっけもんさんらしくて、面目躍如ですね!
    渋滞で遅れたらアウト、という乗り継ぎはシビれますが、ダメなら乙女峠、というバックアッププランがあれば安心ですね。大いに参考にさせて頂きます。

    ザレのコメントが度々出てくるので、余程しんどかったものとお察しします。その代りの大砂走はたっぷり楽しまれたようで、やはり苦あれば楽あり、ですね。
    すぐそこに見えるのに、まだ75分・・・、木の生えていない富士山ならではのあるあるに納得です。

    当方、週末は相変わらず標高1/10程度の低山で暑さと戦っておりましたが、そろそろ遠・長・高の季節になってきましたね。(笑)

  • ガバオさん、こんにちは~♪

     いつもコメントありがとうございます。スリル満点の(?)際どい乗り継ぎでしたが、無事に登山口までたどり着くことができました(笑)。

     斜面を覆う砂礫に一歩進んではズルッといった具合で、特に、宝永山への最後の登りではヒーコラ言ってしまいました。ご指摘をうけて改めてレコを見直してみましたが、自分でも気づかずのザレの言葉の多用、こうした気持ちが出てしまったようです(^_^;)。

     さて、ガバオさんも週末行かれたのですね~。師匠が行かれるのなら、あそこかなぁと勝手に妄想しております(笑)。レコのアップを心待ちにしております。

     ぼっけもん拝

  • ぼっけもん さん、こんにちは。

    富士山(宝永山)へのバスのアプローチ、そもそも宝永山に上るという発想、色々参考にさせていただきます。宝永山に上るという発想は、ありませんでした。なるほどなあ。しかも、レコを拝見するとほかにもたくさんいらしたのですね。

    登っても登ってもざれて滑るのなら、トレーニングにはもってこいでしょうか?
    なんだか罰ゲームのような気がしなくもありませんが(笑)

    大須走の爽快さは、話に聞くこともいいので、自分も一度経験してみたいものです。あ、そのためにはザレを登らなければいけないのですね(汗)

  • すてぱんさん、おはようございます!

     いつも、コメントありがとうございます&レスが遅くなりゴメンナサイ。

     えぇ、宝永山に登っている方が多かったのはちょっと意外でした。御殿場からの登りではほとんど見かけなかったので、おそらく富士宮口からこられた方々なのでしょうね。

     仰る通り、トレーニングにはもってこいかもしれませんね。体力もそうですが精神面でも。正直なところ、何度、途中で引き返してしまおうと思ったことか。雨を理由に下山しようと固く心に決めていたのですが、ついぞ期待した雨は降らず、とうとう最後まで登ってしまいました(笑)。

     大砂走を「ドドドドドドドドド~」と下る感覚は爽快ですよ、すてぱんさんもクセになること間違いなしと思います。ザレ斜面でのトレーニングもかねて、いかがでしょう~。

       ぼっけもん拝

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