行程・コース
天候
曇り一時晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路は軽井沢駅(北口2番バス乗り場)より草軽交通バス(草津温泉行き)、長日向下車。
この登山記録の行程
長日向バス停(8:55)・・・林道出合(1367)(9:35)・・・小天狗(10:10-10:30)・・・大天狗(鼻曲山)(10:35)・・・鼻曲峠(10:55)・・・留夫山(11:35)・・・思婦石(おもふいし)(12:45)・・・旧碓氷峠・熊野神社(12:50-13:30)・・・陣馬ヶ原分岐(14:00)・・・栗ヶ原(14:40)・・・中山道口(国道出合)(15:45)・・・坂本八幡宮(16:00-16:25)・・・横川駅(17:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
歴史ある道には歴史ある狛犬がいる。
坂本宿から旧碓氷峠へと続く旧中山道。その道を見守ってきた古~い狛犬たちがいるのだ!雪が消えたら訪れようと待っていたのだが・・・時は来た!
そんな訳で、その狛たちに会いに旧中山道へ行ってきた。せっかくなので、鼻曲山から県境の尾根を経て旧中山道へ向かうことにした。
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霧の中の軽井沢。
長日向バス停で降り、鼻曲山へ向かう。が、冒頭いきなり道を間違えた。
思わず雰囲気で進んじゃった。・・すぐに引き返してリスタートする。
鼻曲山まではゆるやかに高度を上げていく。カラマツ林がきれい。
鼻曲山から旧碓氷峠へは霧の中の自然林を進む。アップダウンは少ない尾根道でアクセントが少ないというか、やや同じような道が続く印象だが気持ち良い道。
今回のコース全般に人が少なく、静かな山行となった。
旧碓氷峠から旧中山道には史跡が多数あり、探索心をあおられる。
なお、ヤマプラなどにはまだ載っていないが、栗ヶ原からめがね橋方面へのコースが整備され通行できるようだ。オフィシャルの道標があった。この道は明治天皇の「御巡幸道路」としてできた道である。一度は廃道化してしまったものを再び整備したもののようだ。
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旧碓氷峠の熊野神社の狛犬だが、室町時代中期(西暦1400年半ば頃)のものだそうである。江戸時代以前のものを近くで見ることができるのは、かなりレアである。
さて・・と思い鳥居をくぐると、いきなりいた!幾多の旅人を見守ってきた古老狛犬だ!
阿の方は、まるで遠吠えしているようではないか。さすがに顔の判別はしにくくなっているが、吽の方を見るとなんとなくニッコリしているようにも見える。例えば、ここを通った旅人が「あの神社にはこんなのがいた。うちの村社にも欲しい。」というので狛犬が広まったりしたんじゃないだろうか。
階段を上がると鬼瓦みたいな狛もいるのだった。こちらは昭和17年のもの。
ちなみにこの神社は県境に建っているので、狛犬も阿形は群馬県、吽形は長野県にいることになる。さらには県境ごとに別の宗教法人になっており、お賽銭箱も県境ごとに分かれている。なんとも不思議な感じだ。
そして最後は坂本八幡宮の狛犬だ。こちらは江戸中期の享保八年(1723年)のものになる。
このメインイベンターにふさわしい歯並びを見よ! 阿の方は、今にも口から光線がでてくるようではないか。吽の方も、実は口の脇で歯をくいしばっていたりして芸が細かい。
素朴さ!パワー!ユーモラス!我ながら薄い感想しかでてこないが、とてもすばらしいものだった。
■コース状況
・長日向バス停~鼻曲山
危険箇所などは特にありません。しばらく林道のような道を歩きますが、砂利敷きではないので歩きやすいです。1367mの林道横断後、通常の登山道となります。一部に作業路との分岐がありました。若干注意かなと思います。
長日向から登っていくと浅間山からの縦走路に合流しますが、この付近に標高点があります。こちらを小天狗というようです。眺望は長野方面が開けていました。
一方、山頂標は鼻曲峠方面への分岐付近にあります。このポイントを大天狗というようです。大天狗からの眺望はありません。
・鼻曲山~留夫山~旧碓氷峠
危険箇所などは特にありません。通常の登山道になります。
しいて言えば、鼻曲山から鼻曲峠までの下りが急でした。
・旧碓氷峠~中山道口~横川駅
危険箇所などは特にありません。おおむね道幅が広く歩きやすい道ですが、ところどころにぬかるんでいるところがあります。峠の湯裏手からアプトの道ハイキングコースに合流し横川駅に向かったところ、猿の集団がいました。割といるみたいです。
■イベントの情報
(各イベントのfacebookがあるようです。詳しくはそちらを参照してください)
・6/30「碓氷峠ホタルの里まつり」/碓氷峠の森公園周辺。
・6/30「朝から晩まで横川であそばナイト」/横川駅周辺。安中市観光機構と碓氷峠鉄道文化むらの共催の地域振興のイベントのようです。
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