嬬恋鹿沢休暇村に宿を取り、ここをベースにした山行の第１弾は四阿山。ここんところ、台風、個人的所用、身内の不幸などが重なったためにほぼ２ヵ月ぶりの山行になりました。

マイカーで休暇村を出発し、まずは国道144号線の鳥居峠からダート道を登って林道終点の駐車場を目指します。このダート道、一般車通行可能ではあるものの、轍が深い箇所が多数あり、運転には相当注意が必要でした。できれば4WDがおすすめです。駐車場は10～15台ぐらいは停められそうなスペース。簡易トイレもあります。ここから右に登ると花童子の宮跡ルート（上州古道）、左に進むと的岩ルートですが、今回は膝に不安を抱える家内が同伴なので、何となく楽そうな的岩ルートを往復で使いました。

駐車場から的岩へは熊笹の気持ちの良い美林帯を緩やかに登り、30分ほどで的岩に到着。的岩は溶岩の固まった屏風のような形状でかなりの迫力です。的岩から古永井分岐まではやや傾斜がきつくなるものの、そんなに大したことはありません。

休憩所のある古永井分岐から先はちょっとしたガレ場と木段地帯。前日の雨の影響で木段は滑りやすくなっていました。さらに進むと嬬恋清水分岐。嬬恋清水には帰りに寄ることにしてどんどん登り、１つ目の神社を過ぎるとすぐに四阿山山頂。

山頂は残念ながらガスに包まれて真っ白。もちろん眺望はゼロ。晴れていれば360度の大パノラマが楽しめただけに残念。ついでに北峰にも行ってみましたが、こちらは小さなお地蔵様と三角点があるだけの地味なピーク。というわけで早々に下山を開始して嬬恋清水へ。

嬬恋清水は登山道から5分程下ったところにあります。水量はそこそこあって冷たくて美味。2000ｍ超えの山頂直下にこんな湧水点があるなんてなかなか珍しいことです。宿でのお茶・コーヒー用に２Lほど汲んでいきました。

てなわけで、往復６時間弱の軽めの山行。トレイルの状況としては、山頂までずっと道幅は広いし、危険地帯もないし、道標もしっかりあるので、技術的・体力的負担の小さい百名山だと思いました。