行程・コース
天候
雨のち曇り!
登山口へのアクセス
バス
その他:
[往路]~博多港国際ターミナル
博多駅シティ銀行前(F)乗場よりBRTに乗車し、博多港国際ターミナルで下車。
http://www.nishitetsu.jp/bus/rensetsubus/
この登山記録の行程
博多港国際ターミナル14:59 - 15:35筥崎宮15:56 - 16:22九州大学箱崎キャンパス16:54 - 17:24名島神社17:32 - 17:33名島城址17:38 - 18:10ゴール地点
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
生憎の天候となった週末、雨上がりの合間をぬって、博多港から福岡市の東のエリアを、箱崎宮の狛犬、名島神社の魚像等を巡りながら、ぶらりと歩いてみました。途中で立ち寄った、移転作業が終盤を迎えつつある九大箱崎キャンパスの変貌に驚きつつも、箱崎宮など昔と変わらない風景が残っており、ホッといたしました。
フォトギャラリー:72枚
今日のスタートは博多港国際ターミナルです。
本日、入港していたクルーズ船。船体のデザインがとてもカラフルで目を引きます。それにしてもデカいなぁ~。ちなみに博多港は3年連続でクルーズ船寄港が日本で一番だそうですよ。
博多国際港ターミナルへは、西鉄の連結バスできました。全長は18m、130人乗り。初めて乗りました!
ちなみに現在地はここです。
まずは筥崎宮を目指して・・・テクテク。
左手に見えるのは博多港。潮の香りがいいですね~。
途中、国道3号線を通って博多港国際ターミナルから30分ほどで筥崎宮に到着です。今週12日からはじまる放生会の準備でしょうか。参道では、露店が開店の準備中です。
見えてきたのは一ノ鳥居。筥崎宮は、宇佐、石清水両宮とともに日本三大八幡宮に数えられており、 応神天皇、神功皇后、玉依姫命を祭神とし、延喜21年(921年)に建立されたとされています。
ちなみに、一ノ鳥居は慶長14年(1609年)に黒田長政が建立したもので、重要文化財に指定されています。
一ノ鳥居の脇には、本日のお目当ての狛犬が鎮座しています。こちらは阿形。筋骨隆々、重厚感あふれていますね~。そういえば、太宰府天満宮の狛犬によく似ているような気がします。
お生まれは大正12年(1913年)。
こちらは吽形。頭に角がありまさに「狛犬」。ということは、阿形のほうは「獅子」と呼ぶべきでしょうね。
そういえば、阿形が獅子、吽形が狛犬のパターンは、太宰府天満宮、香椎宮と同じなんですよね~、ひょっとして製作者も一緒かしらと勝手な妄想を膨らませています(笑)。
一ノ鳥居をくぐると楼門が見えてきました。
筥崎宮には歴史的にスポットが幾つかあります。境内に入ってまず目に入ってるのが「唐船塔」(写真奥)と夫婦石(写真手前)。
唐船塔は、「日本にとらわれた祖慶官人を迎えに来た子供たちが、父が亡くなっていたら建てようと持ってきた供養塔」、夫婦石は「祖慶官人が現地妻である日本人妻と別れ、唐に帰る時に腰掛けて名残惜しんだ石」だそうです。唐の時代というとたしか600~900年ごろ、随分、昔のものですね。
こちらはパワースポットの「涌出石」。
「涌出石」は赤い囲いの中にあります。こちらが涌出石。見た感じ、石が砂にめり込んでいるだけのようにしか見えませんが・・。ご利益をえようと、必死になってふれてきました(笑)
ご神木「筥松」。
「筥松」は「筥崎宮の祭神である応神天皇の胞衣(えな)を納めた筥(はこ)を埋め、その目印に松が植えられたと伝わる聖地」だそうです。
見えてきたのは「楼門」。小早川隆景により文禄3年(1594年)に建立されたものであり、重要文化財に指定されています。
こちらは楼門に掲げられた「敵國降伏」の扁額。扁額は亀山上皇によって奉納された醍醐天皇の宸筆とされており、インパクトがありますよね~。
ちなみに楼門は「敵国降伏」の扁額を掲げていることから伏敵門とも呼ばれており、これにより福岡県きっての勝運の神として親しまれています。
楼門の奥に拝殿、本殿がありますが、残念ながらここからは見ることができません。
楼門の近くにあった亀山上皇尊像奉安殿。
博多区の東公園内にある亀山上皇銅像の原型となる御尊像(木彫像)が安置されています。大きさは6mもあり、その大きさに圧倒されます。
本殿の後ろにある西末社。
狛犬は小ぶりながら迫力満点、今にも吠えかかってきそう(^-^;。こちらは阿形。お生まれは大正5年(1916年)になります。
吽形です。
西末社の横にある、ユニークな狛犬が評判の東末社。
いました~!阿形、初めて目にするタイプです。首輪がついています。
こちらは吽形の位置になりますが、吽形とはなっていません。同じ境内にありながら、西末社の狛犬とずいぶん違いますね~。狛犬の年代がわかりませんが、その時代の流行なのか、海外から送られたものなのか等々なのか、興味はつきません。
こちらは筥崎宮の近くにある九州大学箱崎キャンパスの正門。箱崎キャンパスは、福岡市西区と糸島市にまたがる伊都キャンパスへ移転作業中です。折角なので中を通ってみましょう。
ちなみに箱崎キャンパスは九大発祥の地。移転は平成30年度中に完了する予定で、間もなくこのキャンパスも完全になくなってしまいます。寂しい限りですね。見えてきたのは旧工学部本館。
キャンパス内の建物はすでに解体されたものがあり、空き地が目立ちます。
福岡空港に着陸する飛行機が、大きな音を響かせ真上をかすめていくように飛んでいきます。男の子にはたまらないシーンですね。
キャンパス内で見かけた花たち
箱崎キャンパスは、鹿児島本線に沿って南北に長く広がっており、その北端付近に貝塚駅(西鉄と福岡地下鉄)があります。このエリアがなぜ貝塚とよばれるのか分からないそうですが、おそらく近くに貝塚遺跡があり、それにちなんで付けられたのでしょうね。
貝塚駅からさらに東に進むと、多々良川にかかる名島橋に到着。
全長204メートル、幅24メートル、7連のアーチが特徴的な鉄筋コンクリート製の橋で、昭和8年3月に完成したものです。
おめでたい話があり、「大都市化が進む近代福岡の発展を象徴する橋梁」として、今年、国登録有形文化財に指定されたそうですよ。
多々良川の対岸からみた名島橋の様子。
しばし海岸線にそって・・テクテク。
海岸線の先に見えているのは、香椎埠頭です。
ここから、名島城址に登ります。鳥居は城址にある名島神社の鳥居です。
本日の唯一の登り(笑)
あっという間に名島神社に到着しました。名島神社は、神功皇后の三韓遠征かかわりがあるようで、遠征の際、この地から宗像三女神に遠征の無事を祈願し、帰還後、祈願成就のお礼として宗像三女を奉ったことに由来するそうです。
拝殿の後ろに続く本殿
実は、お目当ては、境内に設置されたこの大きな石の魚なんです。大きいなぁ~!
この魚にどういった由来があるのか定かではありませんが、眷属信仰と何か関りがあるのでしょうか。
もう一つ、目を引いたのが、建物を貫くこの木。
中を確認してみると、こんな感じになっています。育ち具合に合わせて板を削っているのでしょうか。そろそろ、板にあたりそうです。
こちらは、同じ敷地内にある豊川稲荷神社。
凛々しいお顔のきつね像がありました。
名島神社の本殿の後ろに、名島城址に続く階段があります。
山頂(?)の様子
名島城址に到着~♪
本日の唯一のピークです(^^)v。
名島城はもともとは立花山城の出城として築かれた城であり、豊臣秀吉の九州平定後に小早川隆景に与えられ、隆景は名島城を大改修して居城としました。関ケ原の戦以降、隆景の養子「秀秋」が岡山51万石に転封され、新たに筑前国に入った黒田長政により名島城は廃城とされます。城の建物、石垣は石材は福岡城の資材として利用されるとともに、城の一部は移築され「名島門」の名で福岡城址に現存しているそうです。今度、確認に行きましょう。
名島城址からみた風景。遠くに、立花山、三日月山の尾根が見えています。隆景もきっと見たのでしょうね。
今週末も天気のサイクルがあわずに街中ハイクとなってしまいましたが、筥崎宮の狛犬、名島神社の魚像にも出会え、これはこれでなかなか充実してしていました。でも、来週はそろそろお山に行きたいですね。今日も無事で「おやっとさぁ」でした。
装備・携行品
タオル | 地図 | 腕時計 | カメラ | GPS機器 |
みんなのコメント