行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
勝山から国道157号線。木根橋トンネル を抜け、赤い橋を渡るとすぐに右に鋭角に折れる林道(小原)がある。途中で、ゲートがあり「一人当たり」300円の入山料を収める。ゲートから駐車場まではさらに10km近くの道のりを登る。基本舗装されているが、道は狭い。危険な場所はない。駐車場は2か所あり、そこそこ大きいがすぐにいっぱいになるので8時以前の到着をお勧めする。仮設トイレや靴を洗う水場(ブラシは必要)あり。
この登山記録の行程
小原駐車場(登山口)(09:15)・・・小原峠・・・大舟分岐(10:18)・・・赤兎山(10:36)・・・赤兎平避難小屋(11:02)・・・(昼食・休憩 11:06~11:48)・・・赤兎山(12:10)・・・大舟分岐・・・小原峠・・・小原駐車場(登山口)(13:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
アウトドアから遠ざかっていたこの1ヶ月。その間に季節はすっかり夏から秋に移っていた。今日は先輩と一緒に、その先輩の希望から赤兎山にやってきた。秋を感じるにはちょうどいい山だ。
コースは、小原駐車場から小原峠を抜けて赤兎の山頂を目指す一般的なコース。距離も短く、小さいお子さん連れの家族登山にも向いているコースだ。
ゆっくり出発したので、遅めの到着。9時時点で、下の方の大きな駐車場はすでにいっぱいになりかけていた。端の方に駐車をして身支度を整える。
天気は快晴。思ったよりも陽射しが強かったが、爽やかな風が吹いていたので、とても歩きやすかった。
林道を少し登ったところから登山道に入っていく。緩やかな道が森の中を延びていく。徐々に斜度が増し、九十九折へと変化していく。程よい斜面だ。
大長と赤兎の稜線に出るともう一息。右に折れ赤兎を目指す。ここまで来ると眺望が得られるようになり、大長、法恩寺山、経ヶ岳等の堂々とした福井県の嶺北を代表する山々が間近に見える。ほどなくして赤兎の山頂に到着。8畳程度のスペースに大勢の人が休憩していた。目の前には、白山、別山、三ノ峰のパノラマが広がっている。霞んでいるが、よく見ると遠くには御岳山も顔を覗かせている。
足元にはリンドウが目立つようになってきた。若干、早いのかまだつぼみのものが多い。
赤兎平避難小屋の方へ向かう。登山道はいったん下って笹の平原の中を延びていく。見下ろすと、眼下のその先にはメルヘンチックな赤い屋根の小屋(赤兎平避難小屋)が見える。さらにその先には白山、別山、三ノ峰。ここからの風景が赤兎山一の展望だ。
降って笹の平原の中を行く。初夏には黄色いニッコウキスゲが綺麗に咲いているが、今は紅葉シーズンに向けてほんのり赤く色づいている。小さいながら赤池の湿地は尾瀬を思わせる美しさがあり、個人的には赤兎で一段好きな場所だ。
赤兎平避難小屋を通り越して、もう少し先に進む。200mほど進むと尾根がぐっと降っている場所に出る。その代り視界が開け白山を眺めながら食事をとるには最高の場所になっている。幸い、二人分のスペースが開いていたので、座り込んで昼食とする。降っていく尾根の先には三ノ峰があり、そのまま左に折れて別山、その先の白山と縦走路を目で追っていく。一方で、石徹白から真っすぐ一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰そして別山へと延びていく稜線もまた美しい。秋にまた歩きたいコースの一つだ。
赤兎山の笹の平原を、爽やかな秋の風が通り過ぎていく。高く澄み渡った青空と完ぺきな風景。先輩の「なんでこんな日にコーヒーを忘れるかなあ!」の一言に笑いが出る。
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