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お腹ゴロゴロ榛名山 登山口はどこや!?

榛名山(天目山、氷室山、掃部ヶ岳、硯岩、鬢櫛山、烏帽子ヶ岳、榛名富士)( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇→晴れ→曇

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 榛名湖畔無料駐車場

この登山記録の行程

榛名湖南端駐車場0535……0548尾根取付0548……0620天目山0620……0644氷室山0644……0705天神峠バス停0705……0728掃部ヶ岳登山口0728……0808掃部ヶ岳0820……0850硯岩0906……0919県道28号0920……0946鬢櫛山0948……1012烏帽子ヶ岳分岐1013……1035烏帽子ヶ岳1048……1110烏帽子ヶ岳分岐1110……1126烏帽子ヶ岳登山口1126……1130榛名富士登山口1130……1219榛名富士1229……1231榛名富士山頂駅

コース

総距離
約10.5km
累積標高差
上り約1,432m
下り約1,154m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

榛名湖に沿って近くの外輪山を一周してきました。
南端の駐車場から天目山に登り、氷室山、掃部ヶ岳(かもんがたけ)、鬢櫛山(びんぐしやま)、烏帽子ヶ岳と渡り歩き、榛名富士からロープウェイで下山しました。
  
天気予報は前日まで「曇時々晴れ」、直前に「晴れのち曇」に変わりましたが、実際は夜明けに晴れ、10時半頃に曇となりました。
秋山らしく涼しく、かと言って寒くもなく、とても歩きやすかったです。
  
紅葉には少し早いせいか、山はとても静かでした。歩き出してから山の中では、4時間半はどなたにも会いませんでした。
最終的にも、ロープウェイで来られた榛名富士山頂の方々を除けば10人位としかすれ違ってません。
良い山なので、もっと歩かれても良い気がしました。
無料駐車場が完備ですし、温泉もありますし、おウマにも会えます!
  
ただ道中、登山口を探すのには苦労しました。
初っ端の天目山への登山口でウロウロ、掃部ヶ岳への登山口を探して榛名「湖畔の宿」記念公園でオロオロしました。
まあ、そういうお山なら、そういう楽しみ方もあります。
ですので鬢櫛山へは調べておいた地図にない道を登りましたけどね。
しっかりした道でしたよ。
  
下山後は榛名湖温泉でひと休み。
たまたまのタイミングだったのでしょうが、源泉かけ流しのお湯に貸切状態で入れたのは贅沢の極みでした。
窓からは榛名湖が見えましたし、網戸で少し開いていて、内風呂なのに露天風呂の様でした。
400円は安すぎます。
総じて良い山行でした。
  
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と、ここで綺麗にまとめられれば良かったのでしょうが、今回の山行は結構究極の人体実験を兼ねてまして、かつそれに起因する予想外のトラブルとの戦いでもありました。
  
まず栄養状態。
駐車場に着くまで、お茶と水以外を一切口にしないプチ断食を80時間続けていました。
無論その間も仕事に出ていましたし、榛名湖への深夜のドライブも問題ありませんでした。とは言えその状態で、普通にザックを背負って自分はどこまでお山を歩けるのか。
  
ですがさすがに全くゼロカロリーでは危険です。そこで「たまたまポケットに残っていた設定」で、素焼きのアーモンドとかまぼこを山行前に少し口にしたのですが、これが大失敗でした。
カラッポだった胃や腸が大騒ぎして、歩き出しから強烈な下痢に襲われる羽目になりました。結構地獄でしたね。
  
湖畔の宿記念公園でトイレを借りて尊厳的には事なきを得たものの、以降も水分を摂るだけで連中はゴロゴロぎゅるぎゅると怪しげな動きを繰り返してくれて、不安と戦い続けた山行でもありました。
無論下痢止めは常備薬として持ち歩いています。ですが今回はそういうシチュエーションを想定していませんでしたので、服用しませんでした。
  
体力面で知り得たことは、カロリーが不足すると心肺機能より筋肉の疲労の方が先に来ると言うことでしょうか。
てっきり同じレベルで来ると思っていましたから意外でした。
生命維持の本能からすると至極真っ当ですが、最後の榛名富士への登りでトレッキングポールに鉛の様な重さを感じたのはある意味新鮮でした。
逆にふらつきやめまい、足が崩れる、思考が止まるなどは一切ありませんでした。
山頂ごとに簡単なバイタルチェックも繰り返しましたが、特に数値の異常は無かったです。
  
まとめると、水分はある状態で、三日くらいの絶食ならまだ移動は可能ということです。参考記録に過ぎませんけどね。
で、危険順位は確実に
  
睡眠不足>栄養不足
  
です。これはガチです。
  
--------------------------------------------
  
榛名山にはご迷惑でしたでしょうが、だからこそ今回榛名山を歩かせて貰いました。
理由は
(1)どれも榛名湖畔から300m程度の低山である。
(2)常に榛名湖を見渡せ、トラブル発生時はすぐに下山できる。
(3)転じてどこからでもエスケープできる。
などです。
  
次は万全の状態で、幸せだけを探しに来ます。
また来るよー!

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フォトギャラリー:108枚

県道33号の高根展望台からの、伊香保温泉街です。

夜明け直後の榛名富士。
ぐるっと回ってくる予定です。

ところが天目山への登山口が見つかりません。

どこ?

どこ?

地理院地図にはそもそも描かれていませんが、

こういう道があるはずなんです。

相当迷いました。

結局ここでした。
標識ありませんでした。

倉庫の様な建屋の裏側から登ります。

道はしっかりしていました。

尾根に着くと

すぐ裏は車道。県道126号線です。
まあこちらが正規のルートなんですけどね。

では天目山を目指します。

おっと。
今日は見つめ合っても負けそうなコンディションなので、出会いませんように。

榛名湖が見下ろせてきました。

階段を登ります。

着いたー!

山頂標識ですが、もっと天目山も大きく書いてあげて。

では次を目指します。

着いたー!

氷室山の標識は

これです。
もっとお山を大事にしてあげてー!

次は最高峰の掃部ヶ岳ですね。

硯岩が見えました。
NATTOはどれかな?

鬢櫛山と烏帽子ヶ岳です。
烏帽子ヶ岳は見た目通り、急登でした。

車道まで降りました。

ところが今度は掃部ヶ岳への登山口が見つかりません。

湖畔の宿記念公園付近をウロウロします。

結局、公園の奥の

町営駐車場へ向かう小道の

脇に分岐がありました。
また標識なしかい!

何とか登山続行です。

こちらでも大分迷いましたね。

ですが地理院地図では、拡大するとおぼろげながら描かれています。

こう言うことですね。

さすがに最高峰らしく、なかなか厳しい箇所も出てきます。

ヤマグリですね。
リスやクマ(!)が争うようにして食べていそうです。

標識の代わりにテープやペンキはありました。
もっともすっかりヒネたので、テープは参考にする程度派になりましたが。

ささささ。
笹カバーの道は、登りは良いのですが、下りは神経を使いますね。

おお!険しい!

小規模ながらよじ登り。
やっぱり楽しい!

着いたー!

こういう岩を見ると、やはり火山だということを実感させられます。

浅間山です。

妙義山。

その最奥は奥秩父ですね。

鏡の様な榛名湖です。

では次に向かいます。

硯岩へ向かう長い長い階段です。

倒木も乗り越えて

ひたすら階段を降ります。
この日は雨上がりで、丸太がとにかく滑りました。

あら。
入りません。

分岐に着きました。

なかなか登らせられます。

着いたー!

硯岩にも標識などはありませんが、気持ちの良い高さです。

逆光ですが、良い眺めでした。

残置ワイヤー。

残置チェーン。

スラブ状ですね。
「硯」ですしね。

こちらのチェーンは割と新しいですね。

んー、自分の実力では、ソロではちょっと厳しいかな。

しばらく景色を堪能した後、車道に下りました。

ああっ!こちらには標識が!

さて次は鬢櫛山です。

地理院地図ではエラく遠回りさせられそうですが

(割と)掃部ヶ岳側から登る道もありそうです。

でも第3のルートを行きます。
これは調べておいて良かったです。

車道脇のここが登り口。
無論標識なんてありません。

獣道っぽい入口でしたが、道はしっかりしていました。

着いたー!
本日の5座目です。

では次に向かいます。
この辺りで大分バテを感じてきました。

さあ恐らく本日の最急登、烏帽子ヶ岳へ向かいます。

鳥居?

お稲荷さんを奉っている様です。

お狐様もいました。
ちょっとだけお邪魔しますね。

山頂近くにご本尊。

脇をさらに登って

着いたー!

山頂標識です。
因みに「榛名富士こっち」は道がある訳ではない(と思います)。

二ツ岳と相馬山です。

榛名富士。
右隣の形の良い山が天目山、右の小さなピークは氷室山です。

堂々とした掃部ヶ岳。

硯岩です。

榛名富士側に降ります。
鳥居がありました。

ん?

…………。

鳥居は結局

四重でした。
立派なお山なんだから、観光協会や行政も少しはお掃除してあげればと思いました。
まあ、台風のせいかとは思いますが。

ともあれ、こちら側が表参道なんですね。
何か今回も逆打ちっぽいなあ。

さあ残すはあと1座。

いざ行かん!

ヘロヘロながら登って

登って

やっと着いたー!

立派な神社です。

一等三角点「榛名富士」。

途端にガスが出てきました。

大分冷たいガスです。

それじゃ下山しましょう。

帰りはロープウェイです。
個人的に異常な状況下でしたが、何とか歩き通せました。
結構データも取れましたしね。

また来るよー!

ふもとの駅ではお馬さんがお出迎え。
お仕事中の様なので邪魔はしません。
乗ってあげたかったけど、おっちゃんヘロヘロだったのでごめんね。

温泉には寄りました。
無理矢理寄るお風呂は余り好きではないのですが、そこにあるならありがたく浸かります。
湯元から登った日光白根山もそうでしたね。

貸切状態だったので一枚。
滅茶苦茶あったまりました。
何気に温泉貸切率高い自分。

お約束は伊香保グリーン牧場のミックス。
何というか、欠点の見つからない完成度でした。

なお、今回のコースは都度原点(湖面)に降ろされますので、後半は精神力との戦いでした。
鍛えられます!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール
燃料 ライター カップ
【その他】 アマチュア無線機、2バンドラジオ、風力計、カラビナ、ショートパーセル、スリング、タイブロック、細引き、モバイルバッテリー

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登った山

榛名山

榛名山

1,449m

榛名富士

榛名富士

1,391m

天目山

天目山

1,303m

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榛名山 群馬県

榛名山群最高峰・掃部ヶ岳から杏ヶ岳へ 外輪山と湖の展望コース 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
6時間13分
難易度
★★
コース定数
24
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