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21081209 油山と荒平山~安楽平(あらひら)城跡

油山、荒平山( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (ぼっけもん さん )

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行程・コース

天候

曇り、そして寒い!

登山口へのアクセス

電車
その他: [往路]福岡市内~梅林駅
①10:58発 博多 福岡地下鉄空港線 - 11:03着 天神
②11:15発 天神南 福岡地下鉄七隈線 - 11:32着 梅林
[往路]野芥(のけ)駅~福岡市内
①16:27発 野芥 福岡地下鉄七隈線 - 16:46着 天神南
②16:58発 天神 福岡地下鉄空港線 - 17:04着 博多

この登山記録の行程

地下鉄梅林駅11:41 - 13:05妙見岩 - 13:40油山13:51 - 14:38荒平山14:49 - 16:22地下鉄野芥駅

コース

総距離
約11.5km
累積標高差
上り約864m
下り約870m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 油山(標高597m)に行ってきました。福岡市南部に位置する油山は、荒平山(標高392m)など、複数ピークで構成されており、南北に走る稜線は小笠木峠で脊振山地とつながっています。東側山腹には、キャンプ場,アスレチック施設や展望台などがあり、福岡市民の憩いの場と知られています。一方、油山に比べ訪れる人が少ない、マイナーな感が漂う荒平山には、山頂に豊後大友氏筑前支配五城の一つ、戦国時代の安楽平(あらひら)城跡があり、福岡の歴史の奥深さを感じさせる一帯となっています。

 今週も「強い寒気の影響で真冬の寒さ」との予報に逡巡・・、モジモジしている間に時間だけが過ぎてしまい、先週に続き遠出のタイミングを逃してしまいました。こうした時のために(?)ポッケに入れておいた油山。私の棲家からは安近短、かつ地下鉄の駅から直接登ることができるというのが「いいね!」のポイントです。それに加えて、山頂の片江展望台に夜景を見に行くなどした学生時代の思い出の地・・と、ややノスタルジーに浸りつつ、そういえば、当時は車で山頂の展望台まででかけていましたね~。まさかこうして自分の足で登ろうと思うとは。人間、変われば変わるものですね~(笑)。

 さて、実際に歩いたルートは
〇地下鉄梅林駅~梅林林道~片江山~妙見岩~油山~荒平山(安楽平城本丸跡)~安楽平城二の丸跡~早良厚生園~地下鉄野芥駅
となります。梅林駅近くの梅林緑道と呼ばれる遊歩道を登りきったところから、本格的な山道がスタート。油山尾根沿いに付けられた登山道は、硬く締まった真砂土で覆われており、山頂まで歩きやすい山道が続きます。北西方向にひらけた油山山頂で、福岡市市街、博多湾を一望しながらやや遅めの昼食を済ませ、荒平山に向います。ここから登山道は様相が一変、急斜面に付けられた落ち葉深き山道に滑らぬように気を付けつつも、荒平山から安楽平城二の丸を経由するこのルートは踏み跡が薄く、やや荒れ気味なところも。「ひょっとしてこれはバリエーションルート!?」とテンションがあがり気味の下りとなりました。

 今回の山行で刮目すべきは、黒田公が城下を眺めたという国見岩、安楽平城跡など、山のあちこちに点在する史跡でしょうか。学生時代の思い出から「福岡市民の憩いの場」というイメージが強かった油山でしたが、改めて歴史の舞台でもあったことを気づかされる山行となりました。

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フォトギャラリー:71枚

おはようございます。今日のスタートは地下鉄梅林駅です。これまでの山行で、地下鉄の駅スタートは初めてだったような・・、これだけのことなんですが、何やら妙に新鮮な気持ちになってしまっています(笑)。

奥に見える山並みが、これから登る油山です。

取り付きは梅林緑道から。

山茶花

黄葉が見ごろを向かえていました。

緑道の階段を上り切ったところで山道がスタート

どんよりとした空が残念・・。

真砂土の登山道。硬く締まっており、歩きやすい~♪

尻が・・・(^-^;。

片江山・・

本当にピークになっているのかしらん(片江山を振り返っての一枚)。

途中、登山道が崩落してるところがあり、車道に合流

すぐに登山道に戻ります。

途中にはこんな丸い大石も。風化だけでこんなに綺麗に丸くなるもんでしょうか・・(@@)

こちらはパックリ割れていました。

妙見鼻・・・・なんで鼻なんでしょう・・(@@)

山の山頂付近で、天に向かって突き出ている岩や、ポコッと天に突き出ているようなピーク部分なども「鼻」と表現する場合があるそうですが、地面からひょっとしてポコっと出ているあの岩のことを指しているのでしょうか(@@)

油山第2反射板。災害や河川の氾濫等の情報通信に使用しているそうです。

妙見山・・

ピークと言うには微妙な感じがしますが(妙見山を振り返っての一枚)。

こちらは妙見岩。龍樹(りゅうじゅ)権現の上宮と称されているそうです。干ばつのとき、焚火をたき、太鼓をたたいて、雨乞いをした場所とか。

この見事な文様は、柱状節理でしょうか!

山頂手前にあった三角点。山頂ではないのですが、恒例の三角点タッチ!

三角点はこんな場所にありました。

山頂近くにあった、黒田公が城下を眺めたという国見岩

国見岩

ビビリながらも岩の上に立ち、黒田公の気分を味わっています(笑)。

山頂が見えてきました~!

油山山頂ゲットです。

山頂は北西にひらけており、福岡市西部から志賀島、海ノ中道まで一望できます。

博多湾をアップしてみました。能古島と、その奥に見えているは玄海島。ここでランチタイムにしましたが、風が冷たく、早々に荒平山に向かいます。

ありがたい!

急登に喘ぎながら

振り返ると先ほどまでいた油山。

荒平山の山頂です。

どーんと、安楽平城跡の石碑がありました。

戦国時代に思いを馳せつつ・・・

山頂は「本丸跡」だったようです。

山頂は南側にひらけていて、脊振山地が一望できます。

脊振山をアップしてみました。

これで本日のミッションはコンプリート。これより、二の丸跡経由で下山します。

いきなりの急斜面・・(^-^;

下りてきたところを振り返っての一枚。この穴は・・(@@)

うっそうとしたこのピークが二の丸跡のようです。

二の丸跡を巻くように踏み跡がついていたので、

えっ、ここを行く?

その先で、地図を見つけて一安心(笑)。藪漕ぎはイヤなので、

こちらに。やや荒れ気味ですが、先には踏み跡が見えています。

赤テープ、踏み跡、GPSを頼りに進みます。

こんな目印も・・・(^-^;。

スコップは、どうやら直進せずにここから川沿いに降りよという目印だったようです。

渡渉をして

川沿いを進みます。

途中、崩落個所がありましたが、これを乗り越え

早良厚生園が見えて、一安心です。

舗装道路歩きが長ったなぁ~とぼやきつつ、無事に地下鉄野芥(のけ)駅に到着しました。野芥駅は梅林駅のお隣になります。30年ぶり(?)の油山でしたが、当時は知らなかった歴史的な側面を垣間見ることができ、とても新鮮な気持ちです。「行ってよかったぁ~!」ということで、今週も「おやっとさぁ」でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール

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登った山

荒平山

荒平山

597m

油山

油山

597m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
2時間50分
難易度
コース定数
14
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