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20190321 桜咲く関門海峡を歩く~絶景の火の山と関門狛犬達

火の山、古城山、筆立山( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (ぼっけもん さん )

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行程・コース

天候

曇り後晴れ!

登山口へのアクセス

バス
その他: [往路]福岡市内~赤間神宮前バス停
①福岡市内 - 10:43着 小倉
②11:08発 小倉 鹿児島本線・山陽本線 - 11:22着 下関
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③11:35発 下関駅 ー 11:44着 赤間神宮前
[復路]門司港~福岡市内
①16:56発 門司港 鹿児島本線 ー 福岡市内

この登山記録の行程

赤間神宮前バス停11:48 - 13:21火の山公園展望台13:25 - 13:29火の山13:38 - 13:41火の山公園展望台13:43 - 14:34福岡/門司 関門人道トンネル入口14:48 - 15:23古城山15:39 - 16:36門司港駅

コース

総距離
約12.1km
累積標高差
上り約771m
下り約771m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 20日に長崎で桜が開花しました。いよいよ桜の季節になってきましたね~、この季節を九州で迎えるのは30年振りとなります。未明からの雨の影響によりどんよりとした空模様の朝となった春分の日でありましたが、桜の便りを聞くとじっとしておられず、午後から晴れの予報となった下関・門司エリアに出かけてみました。
 関門海峡によって隔てられるこのエリアは、古より本州と九州の中継点、あるいは大陸や半島への海路として発展してきた海陸の要衝であり、源平合戦最後の「壇ノ浦の戦い」や幕末の「下関戦争」など、日本の大きな転機になった歴史的舞台として度々登場してきます。桜探しや海峡風景とともに、こうした歴史を訪ね歩くのも、今回の楽しみの一つです。
 さて、実際に歩いたルートは
◎[下関側] 火の山 ~ 関門人道トンネル ~ [門司側]古城山 ~ 筆立山 ~ 門司港駅
となります。1座目となった「火の山」は、昔、山頂に敵の襲来を都に知らせるための狼煙台が設けられていたことに名が由来するそうで、海峡風景とともに桜とツツジの名所と知られています。実はここでの桜を期待して出かけたのですが、残念ながら数輪を見かけたのみ、花見が楽しめるのはもう少し先になりそうです。ただ、門司側の古城山、旧門司三井倶楽部では、種類が違うのでしょうか~、満開の株があり、早々と花見を楽しむことができました。それと狛犬も大漁(^^)v、詳しくは写真レコをご覧ください。

[参考情報]
◎小倉名物「かしわうどん」
 https://www.k-ekibento.co.jp/kashiwa-udon/

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フォトギャラリー:81枚

おはようございます。ここは小倉駅、ここで電車を乗り換えて下関に向かっているとこです。待ち時間があったので、少し早いですが小倉駅ナカの小倉名物「かしわうどん」をいただくことにしました。

こちらが「かしわうどん」。細かく刻んだ鳥肉を甘辛く炊き上げた「かしわ」がトッピングされていて、柔らかめのうどんとよく合います(*^^*)。ついついおにぎりまで食べてしまいました~。

こちらは下関駅前のバス停です。今日のスタート地点となる赤間神宮まではバスで移動します。

下関駅からバスで揺られること10分ほど。赤間神宮前バス停に到着しました~。

こちらは赤間神宮。壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇を祀っており、境内には、安徳天皇の御陵(安徳天皇阿弥陀寺御陵)、平家一門の墓(七盛塚)、芳一の木像を安置する「芳一堂」などがあります。

こちらが「安徳天皇阿弥陀寺御陵」。

階段の奥に見るのが赤間神宮の拝殿。

階段手前にいた、阿吽の区別がない大陸の雰囲気が漂う狛犬。それもそのはず、中国大連で製作され寄贈された中国獅子で、平成生まれの若者でした~。

こちらは拝殿前の狛犬(右:阿形、左:吽形)。生まれは不明ですが、力感あふれる姿が目をひきますね。

拝殿近くにあった芳一堂。堂内には、会談で有名な「耳なし芳一」の木像が安置されています。

こちらは芳一堂のすぐわきにあった平家一門の墓(七盛塚)。芳一が平家の武将の前(実は怨霊の前)と錯覚した場所となります。

こちらは大連神社。かつて日本の租借地であった関東州大連市にあった大連神社の神体を日本に持ち帰り再建したものだそうでです。

それもあってか、拝殿前の中国獅子ほど大きくありませんが、こちらも中国獅子(生まれは不明)。

こちらは、道を挟んだ赤間神宮前にある「碇」。壇ノ浦の戦いで
碇を背に海中深く身を投げた平知盛のいわれをもとに、源平八百年祭を記念して寄進されたものだそうです。

赤間神宮から国道9号線沿いに「火の山」を目指して進みます。

下関のマンホールは「フク」でした(笑)。

「関門橋」萌え~!

国道9号線をはさんで向かいに側にある立石稲荷神社のご神体といわれる烏帽子岩。

こちらが立石稲荷神社、平家が西に下ったとき伏見稲荷の分霊をここに祀ったといわれているそうです。

萌えます(笑)。

「火の山」が見えてきました。

みもすそ川公園に到着しました、ここは源平合戦の最後の舞台となった壇ノ浦に面した場所で、公園の名前になっている御裳(みもすそ)川の河口は公園と国道の下に隠れてしまっているそうです。

こちらは、源義経と平知盛像。義経は八艘跳び、知盛は錨を担いだ姿で対峙しています。

安徳帝御入水之処碑

公園内の下関戦争砲台跡には、5門の長州砲のレプリカが並んでいます。

みもすそ川公園の道向かいが、火の山登山口となります。

火の山の2合目ロープウェイ「壇ノ浦駅」の脇から登山道に取り付きます。

火の山公園。ピンクの桜の向こうに関門橋を見ることができるスポットになっているようですが、まだ蕾の状態、さすがに早すぎました(笑)。

標高があがるにつれ山道にかわり、イノシシ注意の看板も見かけるようになってきました。

ここまで歩いてきましたが、山頂近くまではロープウェイのほかに、車でもくることができます。こうした方々のために、遊歩道が整備されています。

展望台も。

晴れてはきたのですが、ガスっていて、残念~(泣)。

火の山公園山頂・・・、紛らわしい名前ですが、山頂ではありません。

馬酔木はすでに見頃を迎えています。

公園となっていますが、一帯は旧日本軍の要塞跡になります。こちらは第4砲台の弾薬庫跡。ここが火の山山頂になります。

本日の1座目ゲットしました~。これで安心して次の古城山(門司側)に向かえます(笑)。

再び、火の山公園です(中央に見えるのが先ほどまでいた火の山)。

古城山(門司側)へは、「関門トンネル人道」を通っています。「関門トンネル人道」は関門海峡を繋ぐ、全長780メートルの歩行者用海底トンネルです。人道入口にはエレベーターがあり、下関側は地下約55メートル、門司側は地下約60メートルまで下りて通行することになります。

エレベーターで降りてきました~!

道はこんな感じなんですよ~、意外と明るいんですよ。

県境をこえて

門司側にでました~。

折角なので、和布刈(めかり)神社に立ち寄っていきます。和布刈神社は九州の最北端の神社で、哀天皇9年(200年)創建とされる古い神社なのです。

二対の狛犬がいました。こちらは一対目、明治32年生まれの狛犬です。阿形(右)は玉取りの型、吽形(左)は子取り型、力感あふれる「ザッ狛犬」という感じですね。

もう一対の狛犬、先ほどの狛犬に比べ、ややゆるキャラ系となっています。

門司側からの「関門橋」萌え~!

左は和布刈神社の海中石灯籠、バックは火の山になります。

これより、向かうのは古城山

車がミニカーみたい(笑)。

古城山山頂が見えてきました~。

途中の「めかり公園(第二展望台)」からの眺め。関門橋が一望できます。

関門海峡

おぉ~、桜発見しました~(^^)v

結構、花が咲いています。来た甲斐がありました~!

~♪

途端、元気になってガシガシ登っていきます。

どぉ~もぉ~、途中にあった山の神へご挨拶。

古城山山頂に到着しました~。平知盛が源氏との合戦に備えて築城されたと伝えられる門司城が築かれていたとのことで、それを偲ぶ石柱がありました。残念ながら眺望はありません。。

下りは、「世界平和パゴダ」と呼ばれるミャンマー式寺院を経由して、門司港にでます。その途中で見かけた・・・、この木は・・

やっぱ桜ですよね~、満開です~!

あれが「世界平和パゴダ」ですね~。この寺院は世界平和の祈念、第二次世界大戦時に門司港より出兵した戦没者の慰霊を目的として、1958年に建立されたものだそうです。こんな山の中でミャンマー式寺院にお目にかかれるとは思ってみませんでした。

ガシガシ、下って行きます(笑)。

山家のサガでしょうか、ピークがあると分かれば藪をかき分けて

本日、三座目「筆立山」ゲット~!

忘れていませんよ(笑)。

門司港レトロ地区を通っていきます。

見えている建物は、旧門司税関

桜をバックに旧門司三井倶楽部。

桜が満開です~(^^)v。

ちなみに、種類は「大島桜」だそうです~!

帰りは、門司港駅から。3月10日に復元工事がおわり、大正時代の姿を楽しめるようになりました。今日は、半ば観光地巡りのような感じではありましたが、早々と花見を楽しむことができラッキーしました。今日も無事で「おやっとさぁ」でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
帽子 腕時計 カメラ 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、こんにちは!

    ぼっけもんさんならきっと行かれるだろうなと思っていた関門海峡、ついに行かれましたね~。
    歴史ロマンたっぷりのコース選定に、海峡を挟んできっちり二座を歩かれ、最後に桜で〆るとは流石です!!。 

    赤間神社の耳なし法一と七盛塚は800年以上前の故事なのに、何かリアルな感じが凄いですね。
    大連から来た狛犬は謂れを聞いて納得です!。中国の獅子は左右同型で首に鈴を着け、正面を向いているのが定番の様です。 自由奔放さでは日本が上手ですね(笑)。

    下関のマンホールに一票、かしわうどんも美味しそうです!(笑)

  • ガバオさん、こんにちは~!

    関門海峡行きをすっかりお見通しであったとは、さすが師匠!、参りました~(笑)

     芳一堂や七盛塚は、昔読んだ「耳なし芳一」の話が頭をよぎり、また、ご指摘の通りリアルな雰囲気もあって、昼間だったにもかかわらず、恐る恐るといった感じでした(^-^;。とにかく、先入観もあるかもしれませんが、このエリアの歴史の密度の濃さは半端じゃないですね~。

    >自由奔放さでは日本が上手ですね(笑)。
     まったく同感です。阿吽のように、シンメトリーに揺らぎを入れるような狛犬の発想は面白いですね。どうしたらこうした発想に行きつくのか、日本の文化の奥深さを感じます。

    >下関のマンホールに一票、かしわうどんも美味しそうです!(笑)

     つっこみ、ありがとうございました!(笑)

       ぼっけもん拝

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