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ニッコウキスゲが見頃~大清水から尾瀬沼を周回し大江湿原へ~

尾瀬大江湿原( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

曇り時々雨や薄日。無風。気温尾瀬沼ビジターセンター19℃。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 関越道沼田ICを出て大清水駐車場へ向かう。1日500円後払い。シャトルタクシー(定員9名)は約10分で一ノ瀬休憩所到着。700円。毎時00分・30分発。登山客が多ければ随時増便を運行。

この登山記録の行程

自宅4:20⇒5:39沼田IC⇒6:28大清水7:00⇒7:10一ノ瀬休憩所7:12・・・8:36三平峠8:42・・・9:14三平下9:17・・・10:30沼尻休憩所(昼食・コーヒー)11:20・・・12:20大江湿原・尾瀬沼ビジターセンター13:10・・・13:35三平下13:37・・・13:55三平峠14:05・・・14:55一ノ瀬休憩所15:00⇒15:10大清水15:40⇒道の駅かたしな⇒沼田IC⇒18:45自宅。

コース

総距離
約12.3km
累積標高差
上り約475m
下り約469m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 大江湿原では、ニッコウキスゲが見頃を迎えていました。例年よりも開花が遅れたものの、花数が大変多かったです。尾瀬沼ビジターセンターのホームページには。「見頃は7/20~7/25」とありました。」ヒオウギアヤメも群生していました。ハクサンチドリも当たり年で木道脇で見られました。モミジカラマツやカラマツソウ等もきれいでした。

 気象予報では降水確率が90%でしたが、行動に支障が出る雨は10分間程度で、ほぼ曇天でほんの少し陽射しがありました。木道の傷みが酷い場所があり、また大変よく滑りましたので、かなりゆっくりと歩幅を小さくして慎重に歩きました。滑って転倒することがないように注意しました。緊張の連続でしたが、思い切って出かけて来て良かったなと思いました。


 一ノ瀬から登山道に入ると、水が流れ込んでいて、足の置き場所に困るほどでした。また、木道の老朽化が著しく、足元を確認して歩きました。また三平峠から三平下までは、大変滑りやすいので、歩幅を短くし、ゆっくりと足を運びました。ゴゼンタチバナ・ギンリョウソウ等の花に励まされました。

 尾瀬沼南岸は、木道がさらに腐食していて、安全確認をして歩きました。ほんの一部ですが、改修された個所も数か所ありました。ハクサンシャクナやコバイケイソウの花やワタスゲの果穂の純白がきれいでした。

 沼尻休憩所では、昼食の後、コーヒータイムにしました。吹き渡る風がとっても涼しくて気持ちが良かったです。尾瀬沼ビジターセンターへ向かう途中には、湿原と森が交互に現われました。タテヤマリンドウ・ハナニガナ・シロバナニガナ、サワラン等を見ることができました。

 どこの湿原にも高山植物が多く、何度も立ち止まってカメラを向けました。一番はやはり大江湿原でした。ニッコウキスゲがこんなに多く咲いているなんて、予想していませんでした。最近では、シカによる食害のため、数を減らしていたので、鹿柵等の効果が表れて来たかなと思いました。そのほかにもヒオウギアヤメやミヤマカラマツ、ハクサンチドリ等も見て楽しむことができました。、 

 旧長蔵小屋の近くに新設された展望デッキにて、目の前に広がる尾瀬沼や遠目に見える大江湿原を眺めながら、おやつ休憩を取りました。燧ヶ岳は、中腹までは見えましたが、ここでも山頂部は雲の中でした。やがて強い雨が降り出したので、尾瀬沼ビジターセンターに寄り道し、小雨に変わったのを機に下山しました。

 一ノ瀬には午後2時50分に到着。雨合羽を脱いで、シャトルタクシーに乗り込みました。乗客が6名もいて、驚きました。往路は私だけ。運転手さんは、往路の方と同じでした。大清水駐車場に着くと、車のドアを全開にし、気持ちの良い風を入れました。大好きなアンパンを食べコーヒータイム。30分間休憩して、帰路に着きました。「自宅に着くまでが登山だ。まだ終わっていない!」と自らに言い聞かせました。

(参考にしていただきたいこと)
①木道 改修された部分もありますが、壊れた部分が大変多いです。譲るために木道の端に寄って立ち止まっている時に崩れて転倒し、尻もちをつきました。また木道は、濡れていて滑りますので、歩幅を狭くして、踵からでなく足裏全体同時に着くようにして歩きました。
②トイレ ・道の駅かたしな ・大清水 ・一ノ瀬休憩所 ・三平下 ・沼尻 ・尾瀬沼東岸(尾瀬は協力金が必要)
③防虫対策 トンボが多くなり、ブヨ等は少なくなりましたが、まだいますので、防虫対策をしてください。

 

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フォトギャラリー:106枚

大清水駐車場に到着(一日500円後払い)。気温16℃。7時発のシャトルタクシーに乗車。700円前払い。売店・水洗トイレ有(協力金)。

車内から前方を撮影。7時発に乗車、乗客は私だけ。6時30分発は2人だけだった。

登山口から歩き始めると沢の音が響いていた。水量が大変多く、水しぶきを上げて流れていた。

この花は何かな。

小さな橋の上から沢の上流を望む。とっても涼しい。

木道の傷みが酷く、改修が追いつかない。

本コース全体を通して注意しながら歩く。

おや、咲き残りだな。

ヤマツツジをズーム。

岩清水。コップが置いてある。飲むのは自己責任で。

崖から湧き出した水たまりの中には動くものが・・・。オタマジャクシ。

数年前からこの状態。改修が追いつかないようだ。

ゴゼンタチバナが多い。

滑り止めの横木はありがたい。合わせるために歩幅を広げて歩いた。昨年ボランティアの女性が打ち付けていた。

ギンリョウソウが多い。林床に目を向けると探せる。

下山する人は、滑って怖いので、歩幅を小さくして、やっくりゆっくりと歩いていた。

これは大きい。背丈が約15cm。

4本集まっていた。

三平峠に到着。これからが下る。木道がとってもよく滑った。

アカモノとゴゼンタチバナ。

下り道だけでなく、上りにも横木があって助かる。

ズタヤクシュ(喘息薬種)。

三平下に到着。尾瀬沼山荘玄関前にはヒオウギアヤメ。

今回は尾瀬沼南岸から時計回りに沼尻へ向かう。新しい木道はまだ一部だが歩きやすい。ここでも古い木道の傷みが酷い。

尾瀬沼。燧ヶ岳山頂はずうっと雲の中。

マっ黄色なオオバミゾホオズキ。

南岸の登山道が流出したため迂回路がある。距離は約70m。

ハクサンシャクナゲが見頃。

これはなんだろう。

ゴゼンタチバナが多い。

ハリブキの葉の陰にある蕾はなんだろう。

ミズバショウの葉が大きい。

ミズバショウの咲き残りの花と実。

小沼湿原にはワタスゲがちらほら。アキアカネの休憩場所だ。

ここにもハクサンシャクナゲ。

蕾は濃い桃色。

ワタスゲをズーム。

コバイケイソウ。

サワランの蕾。

タテヤマリンドウ。

花数が多いな。

木道と木道の間にもゴゼンタチバナ。

沼尻休憩所が見えた。

ニッコウキスゲが迎えてくれた。

長蔵小屋売店の営業時間は8:00~15:00。袋に入った行動食やホットコーヒー(300円)。自販機有。約30m離れた場所にトイレ有(ヘリコプターで麓へ降ろすそうだ。協力金200円)。

デッキではアキアカネも休憩中?同じ方向を向いていて動かない。トンボがブヨ等を食べるので、ブヨが少ない。

目の前には尾瀬沼が広がる。

ハナニガナが多い。

シロバナハナニガナも見つけた。

サワランの蕾もある。

オトギリソウ。

トキソウかな。

ハナニガナが群生。

ワタスゲ。

タテヤマリンドウが群生。

ズーム。この個体は花びらの数が多い。

沼尻からいくつかの湿原を通過して大江湿原へ向かう。

ハクサンチドリ。

ミヤマカラマツ。

ジロバナハナニガナ。

ヒオウギアヤメとワタスゲ。

ミヤマカラマツ。

ギンリョウソウも多い。

コバイケイソウ。

華をズーム。

ここでもワタスゲにトンボ。

モミジカラマツ。

これは?

食害から守るために鹿柵ができた。

説明版。

大江湿原へ入る道にはハナニガナが群生。

ノアザミ。

3本カラマツが見える。分岐あたりの黄色が例年よりも濃いようだ。

ニッコウキスゲが見頃を迎えた。

昨年に比べると本数が多い。

毎年見ているのに飽きない。

分岐近くが大変多い。

尾瀬沼方面。

カラマツとニツコウキスゲ。

ツアーが2つ。天候が悪いせいか登山者が大変少ない。

ヒオウギアヤメも多い。

ハクサンチドリも大変多い。当たり年のようだ。

以上は大江湿原にて撮影。

旧長蔵小屋北側に新しく展望デッキができた。ここでおやつタイム。

長蔵小屋の裏庭には高山植物が多い。キバナノヤマオダマキ。

長蔵小屋の表庭にはヒメサユリ。浅草岳に行きそびれた。

尾瀬沼ビジターから三平下へ向かう。木道の基礎部分は鉄パイプだ。建設現場の足場を歩く感じだ。

とってもきれいなオオバミゾホオズキ。

道の駅「かたしな」に寄り道。お土産に野菜を購入。足湯や食事処有。きれいな水洗トイレを借用。

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装備・携行品

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