登山記録詳細

無雪期登山
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剱岳ワンウェイ ZERO to turugi 【海抜ゼロから標高2999へ】 剱岳 (北アルプス・御嶽山)
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記録したユーザー

社団法人ランナー 龍(たつ) さん
  • 日程

    2019年7月20日(土)~2019年7月22日(月)

  • パーティ

    2人 (社団法人ランナー 龍(たつ) さん 、ほか1名 )

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:高速バス 東京・池袋駅発 6時間かけて富山魚津まで 登山口の馬場島へはランニングでアクセス

  • 天候

    曇り(途中晴れたり小雨振ったり)
    [2019年07月20日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

富山湾/ミラージュランド(8:30)・・・馬場島(1:24)休憩20分・・・剱岳早月小屋(5:42)休憩20分・・・剱岳(9:18)休憩20分・・・カニのよこばい(10:02)・・・前劔(10:26)・・・剣山荘(11:51)休憩60分・・・劔御前小屋(14:04)休憩10分・・・雷鳥沢(15:00)・・・室堂山荘(15:55)


総距離 約47.1km 累積標高差 上り:約3,615m
下り:約1,167m
2019/07/20~07/22

ZERO to turugi ということで、登山とは一風変わった趣だが、
海抜ゼロメートル、日本海は富山湾の砂浜をスタートし、
標高2999m 剱岳のピークを踏んで、
そのまま室堂まで縦走しようという計画だ。

トップの写真は剱岳山頂に着くやいなや、ライトセーバーで死闘を繰り広げる二人。
令和最初のジェダイ誕生となるか!?

又、

TJAR(トランスジャパンアルプスレース)という日本海から太平洋までのレース
スタート前半部分と同じコースであり、どれだけハードなのか経験することも
含めて、安全に配慮しつつ、辿ってみることにした。

7/20 18:00から7/21 16:00まで、21時間睡眠無しの長時間縦走。どうなるのか。
是非、ご覧ください。

東京から高速バスで富山まで行き、タクシーでミラージュランドへ。
日本海の海水にタッチし、ヘッドライト点灯にて20:30出発。
ランニングで剱岳の登山道である早月尾根の麓、馬場島までランニングだ。
その距離約30キロ。
30キロだから3時間で走れると見込んではいけない。
登山の荷物を背負って、ひたすら登りの道だからだ。
5時間かかってしまい。ここでの疲労を目的地到着まで
ずっと引きずることになってしまった。想像以上に疲れるのでお勧めしません。

とにかく暑い。
途中の自動販売機で都度水分を補給し馬場島に着くまでに2ℓ以上消費。
これから水分補給のままならない早月尾根にさしかかる。
絶対に水分を切らしてはならない。(自販機少ないので要注意)
馬場島キャンプ場で水を汲むこともできました。

早月尾根では睡魔との闘い。標高2000を超えた剱岳早月小屋到着の直前に
日の出を迎える。
早月尾根は北アルプス3大急登と呼ばれているらしい。
壁をよじ登るような鎖場や急登の連続で険しかったが、
登山道自体は明瞭で深夜でありながら迷うような箇所は無かった。

道中、これといった展望は無いが、剱岳の鋭い岩肌に圧倒される。

標高2500越えあたりから、雪渓がところどころに現れる。
7月だがまだまだ部分的に雪景色。
滑って滑落したら危険なポイントもあった。
アイゼン、ピッケルはあったほうが良いレベルかと思う。
(登山者の2割くらいはアイゼン又はピッケル装備でした)

慎重に一歩一歩進めば大丈夫であったが、この雪渓を見て危険と判断し、
登山を中断した女性登山者がいた。

無理をせず、下山するという判断。
「登山を中止する勇気」というのも大切なことだと思いました。

劔岳山頂に到着。
写真撮影など済まし、カフェイン剤を摂取。

この先、カニのヨコバイを始め、滑落の危険地帯を通過するのだ。

運よく、登山客が少なく、しっかり安全に通過できた。
カニのよこばいは、本当にカニが横ばいになって進むように
岩壁にへばりついて通過する超危険ポイントだ。

3点支持の厳守、手を離さない、足を滑らせないよう注意しながら
確実に一歩一歩進めば難は無いが、崖下を除いたりすると若干高所恐怖症の
私からすると、冷や汗が出たり、手に汗が出たり、足が震えそうになったりするので、
「下は見ない方が良い」ということだ。

この先も室堂に着くまで、数か所の雪渓をやり過ごさなければならず、
気が抜けなかったが、日没まで余裕がある状態で室堂山荘に到着し、
ビールをぐい吞みし、温泉に入り、夕食の時間まで仮眠したのであった。

翌日は、トロリーバスとロープウェイで黒部ダムを経由し、
長野駅から新幹線で東京へ無事帰還を果たす。

1泊3日のハードな旅であった。
下記の写真も是非ご覧ください。

ブログの方もよろしくお願いします! https://mountain8.info

登山中の画像
  • 夢の希望のミラージュランド♪
  • 富山湾から剱岳に向かってスタート!
  • ダッシュダッシュ
  • うわぁ!まだ12kmもあるのかよ・・
  • ダメだ、歩こう・・
  • な、なんだ!?アオダイショウか!?
  • 馬場島、やっと着いた!休憩ー!
  • って、ヤマカガシ!?それともシマヘビ!? 蛇だらけでおちおち座ってもいられねぇ!
  • さあ、覚悟を決めて、早月尾根!
  • 真夜中の登山道をひた進む
  • 振り返ると、富山の街並み・・・
  • 白々しく夜が明けていく・・・
  • 壁のような急登は鎖を使って!
  • やっと休憩!剱岳早月小屋!・・でも山頂まではまだまだ先・・
  • 水分の残量をチェック!
  • 劔の稜線はギザギザの険しい山肌
  • 落ちたら絶対にいけない岩壁をひたすらよじ登っていきます
  • 雪渓・・ 転倒して滑ったら、どこまで落ちるか想像つきません。慎重に!!
  • 単独女性登山者がここで中止し、下山を決めたようです。勇気ある決断ですね。
  • 一歩一歩、慎重に雪渓をやり過ごす
  • 北アルプスの稜線♬
  • 山頂に到着!やったぞ!
  • 日本海側から望む、太平洋側の富士山
  • 突如、戦闘が始まる・・ 積年の恨み!
  • 激しい戦闘の末、重要な文化財を破壊!? ※破壊はしていません
  • 間もなく、超危険地帯、「カニのヨコバイ」に突入!
  • なんとかクリアし、縦走は続く
  • ハイマツも実りを迎える
  • 剣山荘で休憩。コンビニで買っておいたおにぎりを食す。
  • 雪渓のワインディングロード。油断は絶対禁物です。
  • 室堂のエリアが見えてきました
  • 室堂の血の池
  • 室堂の火山地帯 煙を吸うとむせてしまうので、なるべく早くやり過ごしましょう。
  • どこまで続くの?閻魔様が待ち構えていそうな一本道(笑)
  • 室堂山荘に着いた!!ビールだ!
  • んで、ビールをのみながら・・
  • 来た道を眺めたり・・
  • 夏にしか見れない、山頂の湖(ミクリガ池)を眺めたりして過ごす
  • 翌日、黒部ダムに直行
  • 黒部湖
  • ダムの中心部 覗くと
  • こんな感じ・・
  • ダム放水中・・
  • ヤマユリの仲間 ニッコウキスゲ です
  • ソフトクリームを食べながら帰路へ お疲れ様でした!!
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、トレイルランニング用シューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、カップ、カトラリー・武器
この山行で使った山道具
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