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東京・目黒アルプス(目黒川西側の山々)

目黒不動、元競馬場、大塚山、現代彫刻美術館、中目黒八幡、目黒銀座、諏訪山、宿山、東山、多聞山、坊城山、騎兵山、代々木八幡( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

曇り時々晴れまたは小雨

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:目黒不動まで徒歩

復路:原宿→山手線→目黒

この登山記録の行程

目黒不動12:22→元競馬場12:33→大塚山(公園)12:37→現代彫刻美術館12:43→中目黒八幡12:53→目黒銀座13:00→諏訪山(烏森稲荷)13:13→宿山(寿福寺)13:36→東山(公園)13:45→世田谷公園13:53→三宿交差点13:59→三宿神社14:09→多聞山(三宿の森緑地)14:16→坊城山14:26→北沢川烏山川分岐14:30→騎兵山14:34~40→駒場東大前駅14:50→山手通り15:02→代々木八幡15:23→はるのおがわプレイパーク15:31~35→代々木八幡駅15:42

合計3時間20分

コース

総距離
約13.0km
累積標高差
上り約140m
下り約122m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

8月15日(木)は、お盆休みもう1日行けそうだったので、家から徒歩でアプローチできる目黒川西側の山を縦走して来ました!

ここは地学的に言うと「目黒台」台地の縁なので「目黒アルプス」とします。家から騎兵山まで尾根づたいに真っ直ぐ走ると30分強なのですが、今回は寄り道しながら歩いたので2時間少々かかっています。

スタート地点は「目黒不動」です。昨日の今日なので12時22分出発。ここは電車で来る場合は山手線の目黒より東急目黒線の「不動前」の方が近いです。でももっと近いのが渋谷駅東口から五反田行のバスに乗ることで、これだとお不動さん入口まで運んでくれます。

目黒不動はこの前行ったので、隣の「三折坂」を登ってみます。ここは曲がり方が絶妙とかで東京の坂マニアの人が誉めていた風情のある坂です。

三折坂を登りきって不動公園の角に出たら、左折して
上の広々とした住宅地との境まで上ります。ちなみに途中に駄菓子屋があります。そして左右を見ると、上の住宅地と下の住宅地の境に丸くカーブした道が続いているのが見えます。この道がその昔目黒に日本最初の競馬場があった時のトラック跡で、個人的にも夜ランニングへ行く時の最初のウォームアップ用に良く使っています。

ここは右にトラックなりに進み、広い道に突き当たったら右に進んむと目黒通りの「元競馬場」交差点に出ます。歩道に小さな馬の像があります。

目黒通りを渡り鰻屋の角を入ります。この道は三軒茶屋行のバスが通るバス通りです。少し進むとそのバス停が左右にあって、左のバス停がある向かい側に大塚山公園という小さな公園が出てきます。ここが本日の1山目の「大塚山」で、実は斜面を利用した公園になっていて、実は見晴台の下にも園地が広がっているので結構広いです。見晴台からは冬の木の葉の落ちた季節は東京タワー方面が良く見えるのですが、夏場はイマイチ。

大塚山の次は、ランニングコース的には油面公園をへて「三角山公園」へ進むのが順路なのですが、あそこは低地で山じゃないので、「馬喰坂」上の「現代彫刻美術館」に向かいます。馬喰坂もうねり方が気持ちいいとかで割りと評判の良い坂で、登りきったところに庚申塔があります。「現代彫刻美術館」はその左手にあって、寺がやってる美術館なのですが、屋外に現代彫刻が展示してあって、入場は無料、奥まで行くと目黒川対岸の眺めが良いです。ちなみにこの美術館をやっている隣の寺は武田泰淳の実家だったらしいっス。

現代彫刻美術館からは尾根上の道を進みます。この道を真っ直ぐ進むと中目黒方面に行く近道なのですが、ついでなんで下に下りて、「中目黒八幡の湧水」に寄って行きます。この水は消毒していないので飲んだらいけないことになっているのですが、一応飲めるみたいで、少し前まで地元の人がミネラルウォーターを汲みに訪れていました。

中目黒八幡から駒沢通りを渡って中目黒駅方面に進みます。すると駅手前に大きな商店街が現れます。ここが「目黒銀座」で、その昔は観光客などまず来ない地元の人専用の寂れきった商店街だったのですが、目黒川の桜効果でお洒落な飲食店が増え、最近はすっかり中目黒の飲み屋街の中心的存在になっています。モツとか串焼きとか店が多いのが特徴。

目黒銀座を通り抜けても横切ってもどっちでもいいんですが、とにかく東横線のガードをくぐり、「蛇崩川緑道」に入ります。ここは暗渠になっているので川は流れていません。 しばらく進むと「諏訪山橋」という橋の跡があるので、そけを右折して2つ目の細い路地を左折します。ここわかりにくいので注意!

この奥にあるのが「烏森稲荷」で、その裏の鎮守の森みたいな急な崖を登った上の高台が「諏訪山」です。神社左手の妙に風情のある細道をたどると上に登ることが出来ます。ここはかなり切り立ったナイフリッジな尾根になっていてよくまあマンションとか住宅とか建てたなと思わせられる場所です。

上に登って道なりに進むと、中目黒方面から上ってくる交通量の多い通りに出ます。ここを左折して一番上まで登ると「寿福寺」という寺があって、そこが「宿山」です。ちなみに登る途中の右手に交番があるのですが、ここには女子高生が警察の制服を着たようなかわいい警官が2人います。宿山は寺があるだけで展望も何もありませんが、観音様を盛り上げた富士塚のような物があります。勿論登れません。

宿山から裏の団地を抜けると「東山公園」という公園があって、ここが「東山」です。ここは元陸軍の駐屯地で、団地の一角に今も自衛隊の病院や宿舎が残っています。立派なイチョウ並木があって秋になると紅葉が美しい場所です。でも特に展望はなし。

東山公園の前の道を左折して真っ直ぐ進むと「世田谷公園」の角に出ます。世田谷公園は全体にフラットで道幅も広く、周回してラップタイムを計測するのに良い公園です。駒沢公園ほど混んでないですし。

世田谷公園横の道を突き当たりまで進み、右折して高速道路が上を走る国道246に出たところの交差点周辺が「三宿」です。中目黒と三軒茶屋の間にあり、その昔、芸能人の隠れ家スポットとしてもてはやされた場所。一時期は観光客も多くて賑わっていたのですが、最近は地元の人ばかりで、激安スーパーの「OK」なんかも出来てしまいすっかり草に埋もれています。

その三宿の道を、「烏山川緑道」まで進み、左に少し行くと「多聞寺橋」があります。そのもう少し先の「三宿神社」の裏手の緑地になっている高台が「多聞山」です。神社から裏の緑地に道は通じていないので、一旦多聞寺橋まで戻って坂道を登ると、登りきったところに「三宿の森緑地」の入口があります。山頂は子供の遊び用に盛り上げた築山あたり。その先にアルプスの雪田が溶けて池塘になったような池もあります。

三宿の森緑地の入口まで戻り、道を渡って小さな階段を登り、住宅地の中に入った先の一番高いあたりが「坊城山」です。昔の城跡らしいのですが、痕跡らしいものは何も残っていません。

坊城山から南に下り、東へ道なりに進むと「北沢川緑道」に突き当たります。ここはさっきの烏山川緑道とは違い水が流れています。小さな流れですが良く見ると鯉がいます。ちなみにこの緑道は名前の通り下北沢まで続いており、劇場の街として知られる下北沢の在住の芸能人とかミュージシャンが夜な夜なお忍びでジョギングしているらしいです。走ってても若手のミュージシャンや劇団系芸能人は知らないからたぶんわからない。

北沢川の緑地を下北沢とは反対方向に、烏山と分岐するところまで行きます。2つの川は合流して目黒川に名前を変えます。

川の三叉路からもう少し行った右手のこの先行き止まりの道に入ります。道の先はジグザグの階段になっていて、それを登りきった高台が目黒アルプス最後の山である「騎兵山」です。登りきった右手に「馬神」の石碑があり、下に蹄鉄が奉納されています。

ここは知る人ぞ知る絶景スポットで、昼間も良いんですが、特に夜景がきれいです。景色を見ながら今日最初の休憩。

騎兵山は名前の通り、さっきの東山同様旧日本軍の駐屯地があった場所で、騎兵隊の馬場だったらしいです。今は一角に自衛隊じゃないですが警察の機動隊の宿舎があります。

自衛隊の宿舎以外は何があるというかというと、一般向けの高級マンションと2019年の流行語大賞にノミネートされるかもしれない「上級国民」のご子息が通う「筑波大学付属中学校&高校」があります。その正門前に「〆切地蔵」という山渓の編集者が引き付けを起こしそうなお地蔵さんがあって、その横の道を真っ直ぐ下っていくと、井の頭線の「駒場東大前」の駅に着きます。ここには、さっきの筑波大学付属高校の生徒が、筑波大学ってついてるんだから筑波大学に進学すればいいのに、家業の国家公務員を継ぐため入る東大の教養学部があります。教養学部は1~2年の頃通うところ。

目黒アルプス一応ここで終点です。目黒不動から約2時間半かかりました。後はここから電車で渋谷に出て帰ればいいんですが、ちょっと運動不足なので、この先の「代々木八幡」に寄って行きます。ここも山とはついていないけれど、古墳跡の山です。

代々木八幡へ行くには、まず一旦山手通りに出ます。そしてバブルの頃スキーで有名だったGOLDWINのビルの並びに存在していた松岡正剛さんの「工作舎」跡地を通り過ぎ、井の頭通りの交差点を歩道橋で渡ります。渡ったすぐ先が小田急線の「代々木八幡駅」で、その線路を陸橋で越えた少し先が代々木八幡の入口です。

山手通りから神社の階段を上がると、まず左手に板橋にもあった縦穴式住居も模型があり(これ30年以上前からある気がするんだけどすごい耐久性だな)、その奥に神社があります。このあたりが山頂!最近都心の神社に行くとどこにでもいる御朱印ギャルがここにもいました。

そして神社の裏手には、若い頃、よくここの会議室を借りて怪しげな集会をしていた思い出のYCCこと代々木八幡区民館があります。数々の超常現象を生んだ伝説のパワースボットです。

YCCから坂を下って踏み切りを渡ると、童謡「春の小川」で有名な「はるのおがわプレイパーク」に着きます。今は暗渠化されていますが、その昔はどじょうやフナなどが泳ぐ宇田川上流の小川が流れていました。今は手作りの遊具で遊べる渋谷の東筑波ユートピアみたいな場所になっています。猪はいませんが…。

ここで最後の休憩をした後、代々木公園に行こうかと思ったんですが、夏休みってことで暑苦しい連中が大挙していそうな気がしたのでやめて、代々木八幡の駅に戻って、駅前の「とんかつ工房」という店でロースカツとヒレカツのミックス定食を食べました。味はチェーン店なのでかつ屋あたりと大差なし。

風呂は近場過ぎて風呂の着替えを持ってこなかったので行かなかったのですが、代々木八幡駅のすぐ下に「八幡湯」という銭湯があります。料金は他と一緒の460円で時間は15時半から。

風呂屋の場所だけ確認して帰ろうかと思ったんだけど、代々木八幡から新宿に出るのは面倒な気がしたので、結局代々木公園の脇を通って原宿まで歩きました。

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