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東京・江戸前アルプス(荒川・隅田川沿いの富士塚巡り)

四ツ木の富士塚、立石仲見世、立石富士、新小岩の富士塚、安養寺の富士塚、平井の富士塚、逆井の富士塚、本所の富士塚、浮州浅間神社、西葛西の富士塚、砂原銀座、砂村富士、仙台堀川親水公園、富士見山、清澄庭園、深川富士、紀文稲荷、柳森富士、RAKU SPA 1010( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山→東急目黒線都営三田線直通→三田→都営浅草線京成押上線直通→四ツ木

復路:神保町→都営三田線東急目黒線直通→武蔵小山

この登山記録の行程

四ツ木駅5:55→四ツ木の富士塚(白髭神社)6:07→立石仲見世6:23→立石富士(熊野神社)6:36→新小岩の富士塚(天祖神社)7:13→新小岩駅7:26→新小岩公園7:32~40→平井大橋(中川・荒川)7:43→安養寺の富士塚7:56→平井の富士塚(諏訪神社)8:07→平井駅8:13→逆井の富士塚(浅間神社)8:25→旧中川8:28→本所の富士塚(浅間神社)8:41→小松川橋(〃)9:06→浮州浅間神社(白髭神社)9:41→西葛西の富士塚(八幡神社)10:27→葛西橋10:28(〃)10:31→砂原銀座11:10→富賀丘八幡宮(砂町富士発見出来ず)11:31→仙台堀川親水公園11:42→富士見山(清澄庭園)12:22~40→深川富士(富岡八幡宮)12:56→浅間神社標柱(紀文稲荷神社)13:11→永代橋(隅田川)13:16→東京証券取引所13:36→江戸橋13:39→柳森富士(柳森稲荷)13:56→萬世橋(秋葉原)14:01→RAKU SPA 1010 14:11~55→つじ田(つけ麺)15:00~20→神保町(登山用品・書籍)15:25~16:00→神保町駅16:04

合計8時間16分(RAKU SPA迄)

コース

総距離
約37.6km
累積標高差
上り約41m
下り約37m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

8月24日(土)は、先週の江戸川に続いて荒川沿いの富士塚を縦走して来ました!

でも、荒川アルプスと名付けるには、秩父もあるし荒川区もあるしでイメージが定まらないので、ここいらは何かと考えたら、最近流行りの高層マンション乱立の「ウォーターフロント」の一部なので、それを日本語訳して「江戸前アルプス」と名付けてみました!

江戸前寿司の江戸前って江戸の前の隅田川とか荒川とかの河口付近で獲れた新鮮な魚を使った寿司ってことだから、あながち間違いじゃありません。

さらに江戸前には江戸時代の人も知らない隠された意味もあって、徳川家康が江戸に入城する遥か昔に、墨田区や江東区のあたりは、日比谷湾の向こうに浮かぶ「江戸前島」という島だったという説もあって、最近のウォーターフロントブームはニューヨークのマンハッタン島をイメージしているから、そこでも重なり合って来ます。

まあ最近多少お洒落になったとはいえ、元は下町の工業地帯だったわけで、それが工場の海外移転と高齢化による後継者不足で次々と閉鎖された跡地に、マンションがバンバン建てられただけなんだけど。

ちなみに目黒川や渋谷川沿いの低地も一緒で、あそこも小さな町工場が密集した工業地帯でした。

本日のスタートは、京成線で荒川を渡って1駅目にある「四ツ木」です。駅より高速道路のジャンクション
の方が有名なところ。それよか「キャプテン翼」の絵に埋め尽くされた駅が良くわかりません。等身大の人形もあります。こんなのに金かけるなら、下町に現実のJリーグのチーム作った方がいいとおもうんだけどな-。

四ツ木の駅を出てちょっと迷いながら、まず最初に四ツ木白髭神社を目指します。ここの富士塚はコンクリートの柱の上に祠が乗っているだけの質素なものです。

次は立石富士に向かうのですが、その途中に「今最も下町らしい駅」といわれる「立石」があるので、そこの「立石仲見世」なる商店街をのぞいて行きます。ここは一般的な人気投票するとなかなか上位に入って来ないんですが、下町の商店街マニアや路地裏マニアの人たちの絶大なる支持を集めている知る人ぞ知る商店街です。ただ写真の通りの場所なので、女子が1人で行くのはちょっと怖いかも。

立石富士は熊野神社にあって、神社はそこそこ立派なんですが、一応登れるもののかなり小ぶりでした。

立石富士の次は新小岩の富士塚に向かいます。ちなみに小岩は江戸川区ですが、新小岩は葛飾区です。ここは天祖神社の中にあって、ちょうど祭の準備をしていたのですが、ここも小ぶりで人の身長以下。登る富士塚じゃありません。

せっかく新小岩に来たので駅にもちょっと寄ってみたら、駅前がきれいに再開発された小岩と違い今まさに再開発途中といった感じの目の前にマルハンの巨大なパチンコ屋がそびえ立つ場所で、男性が1人で住むには悪くないけれど、子育てにはあまり向かない雰囲気の駅でした。

新小岩駅の次は新小岩公園でトイレ休憩をした後、いよいよ橋を渡って荒川の内側に入ります。さっき少し脇を通った中川がこの少し上流から荒川と平行して流れているので、川幅が物凄く長くて峠越えをしている気分になります。下町で川が境界線になるのわかる気がする。橋の上からは天辺が霞んだ東京スカイツリーが良く見えました。

荒川を渡って最初は安養寺の富士塚です。ここは寺が幼稚園をやっているため、そこそこの大きさがあるものの境内立入禁止で、門の脇から写真だけ撮らせてもらいました。

次の平井の富士塚はすぐ近所の諏訪神社の境内にあります。諏訪神社は新小岩の天祖神社に続き祭の準備中。ここも小さい登山対象にはならない富士塚。

平井の富士塚の次は平井の駅に行ってみます。ここは総武線の中では非常に地味な駅なんですが、その分大きな歓楽街などもなく、駅前もきれいで、生活するのにちょうど良いサイズの商店街もあったりして、住むには意外な穴場なんじゃないかと思いました。ただ家賃も意外と高かったりするかもな-。

平井駅の次は逆井の富士塚に向かいます。ここは富士塚が単体で浅間神社になっているこの日行った中では一番大きな富士塚で、登山道が普通の階段なのが珠に傷なんですが、最低限の登山対象になります。

逆井の富士塚の裏には旧中川が流れているので、しばらくそれに沿って進みます。ここからまめ東京スカイツリーの眺めが良いです。旧中川は荒川の流路を替えたせいで、上がたち切られているため、多少荒川の水を引いているのかもしれませんが、基本的に海から逆流してくる海水でできている川の形をした入江のような川です。そのためハゼやフナムシなどの海の生き物が沢山いて、地元のじいさんたちが釣りを楽しんでいます。

次の本所の富士塚は大きな団地の一角にある亀戸浅間神社の裏にあり、団地と公園を造った際に神社ごと整備されたようで、古い崩れかかった富士塚の上に造られた丸い塚の上に富士山型の石碑が乗せられていました。

ここでまた荒川を渡って対岸にある富士塚2つを目指します。荒川を渡った対岸というのは、一目でわかる下町のゼロメーター(以下)地帯で、川の水面より住宅地の地面の方が低い場所が続きます。かつて大きな工場が沢山あった頃、地下水の汲み上げ過ぎで地盤沈下したエリア!富士塚とはいう登山に来てマイナスに突入するとは思わなかった!この間「ついに標高ゼロメーターだ-!」と言っていたのが懐かしく感じられます。

次の富士塚である浮州浅間神社は、江戸川競艇場の前のゴチャゴチャした住宅地の中にあり、道が狭いのでちょっと迷った後で到着。ここも白髭神社の境内にあり、またも祭の準備中。この辺り、祭は同じ日に同時多発テロ的にやるんですかね?

浮州浅間神社からさらにゼロメーター地帯を南下します。でも地面より高いところに水路があるために、頻繁に坂を上らなくてはならなくて面倒なので、炎天下の中川の堤防に上がります。対岸には上を高速道路が通っている堤防があって、その向こうが荒川。ランニングや犬の散歩や釣りに非常に良さそうな場所なんだけど、暑すぎて人はほとんどいません。

その中川の堤防の道を2本下流の葛西橋のたもとまで行ったところにあるのが、西葛西の富士塚です。八幡神社の境内にあり、ここは氏子さんがあまりいないのか、祭の準備はしていませんでした。

清砂大橋を渡って、再び荒川の内側に戻ります。このあたりまで来ると東京湾が間近で、潮風がとても心地よいです。でもたまに突風が吹いてくるので、帽子を飛ばされないように注意。雨の日に傘さして渡るのは絶対にやめといた方が良さそうな橋でした。

荒川を渡ったら、ちょっと大回りして砂町銀座に寄って行きます。ここは駅から遠いのにとても活気のある商店街だということです。で、行ってみた感じは魚とか野菜とかコロッケとか食品系がとても充実した商店街で、焼鳥なんか60円とか軒並み100円以下です。あと魚屋でカリスマ系の店が1件あって長い行列が出来ていました。

砂町銀座の次は、砂町富士があるはずの富賀岡八幡神社に向かったのですが、区画整理されたような狭い神社で富士塚のようなものは見つからず…。同じ名前の別の場所の神社にあったのかもしれません。なおここも祭の準備中でした。

富賀岡八幡神社から仙台堀川の親水公園を進みます。この辺りからわりと最近出来た感じのお洒落な飲食店が昔からある下町の飲食店に混じってパラパラと出てくるようになります。

そして清澄庭園にある築山である富士見山向かいます。清澄庭園は浜離宮を小さくしたような入場料150円の都立の庭園なんですが、イマイチスケール感に欠けるので隣の無料エリアの清澄公園を合わせて入場料300円の庭園にした方が良かったような気がしました。公園は近所に広大な木場公園もあるんだし。

富士見山が登山禁止になっていることもイマイチ。

清澄庭園を一回りして、いよいよ残り1つと思ったら、富岡八幡宮の深川富士を飛ばしていたのでそこまで戻ります。ここはちょっと前に殺人事件があって一躍全国的に有名になった下町を代表する大きな神社なんですが、富士塚は裏の目立たないところにあって、サイズも小さかったです。

富岡八幡宮に行ったついでに、ここは富士塚が残っていないので寄る予定はなかったのですが、紀文稲荷神社の富士浅間神社の標柱にも寄って行きます。ビルの狭間にある小さな神社です。

紀文稲荷神社の標柱を見たら、いよいよ永代橋で隅田川を渡って銀座・日本橋エリアに入ります。この橋を渡ると多摩・山手線エリアの住民にとっては、ようやく下町から東京に帰って気分になります。まあ下町の人は逆に高尾方面から中央線で帰って来た時に、新宿過ぎるとようやく東京に帰ってきた気分になるんでしょうが。橋の上からは神田川の合流点や湾岸にそびえるタワーマンション群が良く見えます。

橋を渡ったら、せっかくなんで東証と江戸橋の写真だけとって、昭和町通りを北上し、本日最後の富士塚である秋葉原の柳森稲荷神社にある柳森富士に向かいます。ここは秋葉原の神田川の沿いにある小さな神社の階段の斜面にあって、狭いながらも良く残したなといった感じの富士塚です。この神社にはお稲荷さんなのにタヌキを祭ったお目白い摂社もあります。

本日の予定を全部終了したので、最後に秋葉原と御茶ノ水の間の線路沿いにある「RAKU SPA 100 神田」に向かいます。ここは先日行った南青山の清水湯や鴬谷の萩の湯のような今風に改装した銭湯で、料金は銭湯価格の460円。温泉ではないですがメインの浴槽が高濃度炭酸泉になっています。元が銭湯のため若干狭いのが欠点ですが、レストランも併設されていて、スーパー銭湯感覚で楽しむことも可能です。

ここで今日1日の汗を流したら、神保町駅まで歩くと武蔵小山直通の都営三田線があるのでそちらに向かい、途中でよく行列になっている「つじ田」というつけ麺屋が並ばずに入れたので、そこでつけ麺を食べて、その後、神保町のアウトドアショップと古本屋を1時間ほどブラブラしてから帰りました。

かつしかウォーキングマップ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/walkmap/map/detail/pdf/katsushika2.pdf

小松川・平井 江戸川区ホームページ
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e052/kenko/kenko/walking/course/hirakoma.html

江東区ウォーキングマップ|江東区
https://www.city.koto.lg.jp/260315/walking_map.html

砂町銀座商店街 公式サイト
http://sunamachi-ginza.com/

東京の富士塚 | 地図インフォ
https://info.jmc.or.jp/fujizuka/#13/35.6888/139.6928

らくスパ1010神田
https://rakuspa.com/kanda/

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