行程・コース
天候
ピーカン!
登山口へのアクセス
電車
その他:
[往路]福岡市内~上有田
①6:33発 博多 かもめ3号 - 7:21着 肥前山口
②7:24発 肥前山口 佐世保線 - 7:57着 上有田
[復路]夫婦石~福岡市内
①16:06発 夫婦石 松浦鉄道 - 16:21着 有田
②17:12発 有田 みどり24号- 18:35着 博多
この登山記録の行程
上有田駅08:00 - 09:11英山09:16 - 09:34本城岳(前黒髪)09:36 - 10:12黒髪山10:36 - 10:50雌岩10:51 - 10:58見返峠 - 11:53青螺山12:051 - 2:41青牧峠12:43 - 13:38牧ノ山 - 14:24越ノ峠14:34 - 15:55夫婦岩駅
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
◆去年10月のブラタモリで「有田焼を生んだ山」と紹介され話題を呼んだ英(はなぶさ)山から、黒髪山、青螺(せいら)山、牧ノ山と黒髪山地を縦走してきました。帰りの電車の時間もあり、腰岳はパスしてしまいましたが、黒髪山の奇岩からの絶景、岩場など、「最強の低山」と言われる所以をまさに体感した山行となりました◆
黒髪山地は伊万里市・武雄市・有田町の境に連なる山群からなり、黒髪山(標高516m)はその主峰、また黒髪山から青螺山にかけては、浸食のため奇岩の岩峰群が屹立する特異な山容が続きます。これらの山々は凝灰角礫岩や「石英粗面岩」などから構成されおり、これが浸食され特異な山容が形作られたようです。ちなみに黒髪山の有田町側は「石英粗面岩」からなり、これを利用したのが有田焼となります。と、冒頭からにわか勉強でのブラタモリになってしまいました(^-^;。
スタートは英山登山口の最寄りとなる上有田駅、そこから見事に黄葉した「天然記念物・有田の大公孫樹」に対面をした後に、泉山林道起点にある英山登山口から山道に取り付きます。英山山頂近くの岸壁登りなど、前黒髪尾根まで急登が続き、さらに尾根を北上していくと、今回の核心部分とも言うべき黒髪山山頂の天童岩が視界に入ってきます。
天童岩には、鎖や鉄梯子がしっかり整備されているとは聞いているものの、天に向かって聳え立つ岩峰に、大丈夫かなぁと・・ややビビリ気味。ちなみに、黒髪山には源為朝による大蛇退治伝説があり、この天童岩には大蛇が七まき半も巻き付いたと言われているとか、荒々しい山容は古より畏敬の対象であったのでしょうね。
天童岩からの絶景を楽しんだ後は、青螺山、牧ノ山と縦走、黒髪山での渋滞もあり、予定した電車に間に合うか微妙だったので、腰岳はパスし越ノ峠から夫婦岩駅に向けて下ります。もう一本遅い電車にしておけば腰岳まで十分に行けたような気もしますが・・、「指定席をとるときには一本遅めに!」、今回の教訓ですね。しかし悪いことばかりでもなく、越ノ峠の「腰岳健康の森」では紅葉がまさに見頃を迎えており、空いた時間を利用し紅葉狩りを楽しむことができました。
[参考情報]
★2枚切符(博多~佐世保)
http://www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/17
フォトギャラリー:90枚
おはようございます。今日は、ここ上有田駅から出発です。大きな木造駅舎が特徴の駅ですが、無人駅なんですよね~。
線路を越え、正面に見えてきたのは英山。去年10月のブラタモリで「有田焼を生んだ山」と紹介され話題を呼んだ山です。その麓には黄葉した「天然記念物・有田の大公孫樹」がチラ見えしています。折角なので、立ち寄ってみましょう。
いやぁ~、おおきいなぁ~。
大きいはずですね、樹齢1000年、高さは40mにもなるそうです。
朝日で黄金色に輝いています。こんなに見事な黄葉を見ることができるなんて全く思っていなかったので、得した気分です。これだけでも、ここまで来た甲斐がありました。
登山口のある泉山林道を目指して進みます。
泉山林道の起点の標柱の後ろに小さい道標が見えています。
ここが英山への取り付き(年木谷登山口)です。
さぁ、頑張りましょう!
標高があがるにつれ、急登続き・・。体がついていかず、なかなかしんどい(^-^;。
これが、うわさの岩壁ですね。垂直な壁のように目の前に聳え立っています。よく見るとステップが刻まれていて、そこに足をかけて登ればさほど難しくありません。ステップに多謝♪
岩壁を登って、振り返れば絶景♪正面に見えている山は、蓮華石山(右のピーク)と金山岳(左のピーク)。
登山口から約40分ほどで、本日の一座目英山ゲット(^^)v。細かい突っ込みになりますが、標柱では標高350mとなっていますが、実際には標高440mなんですよ(^-^;。
山頂からの眺め、有田の街並みが一望できます(at 英石?)。
前黒髪尾根の縦走路を進みます。
木漏れ日が漏れれ、気持ちいいといいたいところなんですが、今日はとにかく暑い・・(^-^;。
英山から20分ほどで、前黒髪(本城岳)ゲット(^^)v。眺望はありませんが、標高は483mになります。
お約束のタッチ(笑)!
前黒髪を過ぎると、縦走路からの展望がいい感じなります。木々の間からチラ見えしているのは、国見・八天・隠居と連なる国見山山系の稜線。
正面に見えてきたのは黒髪山と青螺山
雨の日だったら大変だったろうなと思いながら、岩場下り
岩場からの眺め。手前が黒髪山、左奥に牧山(552m)、右奥に青螺山(618m)。
西側には、国見山山系の稜線と眼下には有田ダム
黒髪山山頂の天童岩をアップしてみました!大蛇はどんな感じで巻き付いていたのでしょうか、気になって仕方がありません(笑)。
天童岩の下にあった白山神社(黒髪神社の摂社)、本日の無事の山行を祈念して礼拝。
境内から天童岩の先端がチラ見え。
さぁ、これから天童岩に向かいます。
岩場にはこのように鎖や鉄梯子が整備されていて、しっかり辿っていけば問題はありません。
こんなところをもありました(振り返っての一枚)。
稜線に出てると天童岩はすぐそこに見えていますが・・・
その前に、このナイフリッジを渡らねばなりません。風が強くなくてよかったなぁ~と思いながら渡り切りました(^-^;。
頂上直下の鎖場。天候に恵まれたこともあり、大勢のハイカーが黒髪山に訪れて、岩場ではちょっとした渋滞が発生中。思いの外時間がかかってしまいました。
黒髪山ゲットです(^^)v。
天童岩からのパノラマビューです。正面に見えるピークは青螺山、右下に見えているのは雄岩・雌岩の夫婦岩のようですが、どれがどれだかよくわりません(^-^;。
天童岩の西麓になります。水面は有田ダム。右奥に見えているのは、国見山系の隠居岳。
天童岩の東麓です。
南東方向、山並がどこまでも続いています。右奥に見えているピークは多良岳でしょうか。いい感じにもやって幻想的な感じです。ずっと見ていたい気もするのですが、どんどん登ってくるので、早々に退散します。
途中、雌岩に立ち寄ってみました。
雌岩にあった石仏、ここでも無事の山行を祈念して合掌。
天童岩から見えていた絶壁、高度感があります。
雌岩からの眺め
見返峠に到着しました~。ここから青螺山までは1時間ほどになります。
ここまでは照葉樹が多かったのですが、紅葉が目を楽しませてくれています♪
岩場をガシガシと登っていきます。
あれ・・ピークなのといった感じがしますが、とりあえず青螺御前。
山頂直下ではお約束の岩場が。
青螺山ゲットしました(^^)v。
ただ今の気温18度。風がないこともあって、もっと高いような感じがします。
山頂では北側の展望がありました。
山頂からは一転激下りが続きます(振り返っての一枚)。
青牧峠
牧ノ山は双耳峰になっているようで、まずは牧Ⅱ峰ゲット。
牧Ⅱ峰からの眺め。正面に見えているのは隠居岳でしょうか、ずいぶん近くに見えるようになってきました。
牧Ⅱ峰から10分ほどで、牧ノ山ゲットです(^^)v。
忘れていませんよ(笑)!
残念ながら、牧ノ山では全く眺望がなく・・
ので、上をとってみました(笑)!
これより越ノ峠に向けて下っていきます。これが思いの外の激下りの連続、おかげで30分くらいで越ノ峠に下ってしましました。
飛び出したところは「腰岳健康の森」の中、まさに紅葉が見頃を迎えていました。
誰もおらず、貸し切り状態。
頑張れば腰岳にも行けたような気がしますが、気分は完全に紅葉狩りモード。
頑張ってここまできたご褒美ということで、紅葉祭りをお楽しみください~♪
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これから夫婦岩駅に向かいます。
ここにもありました~♪
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夫婦岩駅に向かう途中で、国見・八天・隠居と連なる国見山山系の稜線が目に飛び込んできました。まるで、佐世保市と有田・伊万里を分ける壁のように横たわっています。いつか歩いてみたいなぁ。
夫婦岩駅に到着~♪
ほっこりするような待合室があります。
松浦鉄道、略してMR。有田までちょっとしたローカル線の旅。
有田駅に到着しました。
予定の電車まで時間があるので街中を散策します。「最強の低山」と言われるだけあって、黒髪山地はなかなかの歩き甲斐がありました。一本遅めの電車にしておけば腰岳まで行けたように思いますが、詰めの甘い私らしくていいかもしれません(笑)。おかげで紅葉を楽しめたことですし、「おやっとさぁ」でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
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