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山はじめは最古の狛犬と共に_(弓建嶺~たいら山)

弓建嶺 たいら山 浅間山 ( 関東)

パーティ: 1人 (mura3 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車

この登山記録の行程

甲斐上野駅(10:15)・・・上野憩いの広場(登山口)(10:35)・・・
浅間山/594P(11:15-11:25)・・・桜峠(林道付近)(12:30)・・・
弓建嶺(11:45)・・・林道出合(11:55)・・・
838P(12:20)・・・林道出合(12:30)・・・
水神社方面分岐(12:40)・・・たいら山(13:00-13:10)・・・
水神社方面分岐(13:25)・・・千本桜口登山口(舗装路出合)(14:05)・・・
千本桜口登山者駐車場(14:15)・・・熊野神社(15:00-15:25)・・・
甲斐上野駅(15:50)

コース

総距離
約17.3km
累積標高差
上り約1,151m
下り約1,152m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

日本最古の狛犬はどれなのか。。
狛犬ファンにとっては非常に気にかかるところである。

普段巡っていても、古くても1600後半から1700年代がせいぜいという中で・・・
市川三郷町にある熊野神社の狛犬は、応永12(1405)年と彫られており・・・バリバリ古い!
私が知る限り、庶民が参拝するような神社のなかでは最古である。
まさに狛犬界ののリビングレジェンドなのだ!
(しかも現役で働いている)

・・・そんな訳でこの狛犬は、是非見てみたかった。
そこで令和の年明け一発目は、この歴史的な狛犬と周辺の里山を巡ってみることにした。

***
最近は平地の狛犬紀行が多かった。久しぶりの山行ということで上がる!
当初は弓建嶺までで止めようと思っていたが、道の状況が良く予定より早く歩けたため、たいら山まで足を延ばすことにした。おそらく桜の時期が一番の適期なのだと思う。ほとんど人と会わず、静かでしっぽりした山行となった。

・・・で、狛犬である。
件の狛犬は本殿脇にいる、それは知っていた。そして確かにいた。
だが、本殿周りに柵が設けられており・・・えらく見難いのである。

両手を挙げて精一杯伸ばして、柵越しにカメラを構える・・・手がプルプルする!!
慣れぬポーズに体が悲鳴を上げる。
プルプルプルプル・・・ぬぉぉぉ・・・カシャ。
撮った、撮ったぞーーー!!なんとか撮影に成功。

最後に本殿の周りをぐるっと回ってみた。
・・・と、本殿の柵の一部がちょうど人が通れるくらいに壊れているではないか!
な、なんだと~~!
かくして、「近くで撮影したい」という気持ちと、「倫理的にどうなのか」という気持ちの狭間で揺れ動くことになる。我々狛犬探検隊は、おやつを食べながらじっくり議論を重ねた。
その結果、「ここは新年一発目、バチがあたりそうな事は控えるべきだろう」という結論に至った。

神社を後にし、駅に向かう。だいぶ日が傾いてきた。
入っちゃってもよかったかな・・・隊長が呟く。
我々は若干モヤモヤしたものを残しつつ、家路についたのだった。


■コース状況
・全般にわたり一般登山道レベル。案内テープが頻繁があります。危険箇所はありません。

・たいら山の西側斜面(林道終点付近)にて伐採作業中でした。

・登山道に積雪、凍結箇所はありませんでした。歌舞伎公園からの登り始めのところで若干道がぬかるんでいましたが、程なくして乾いた道となりました。

・たいら山の登山コースについては、中央市のHPに記載がありました。昨年、道標などを整備したようです。

・たいら山の登山道途中に展望地があり、山頂からは北側の眺望が開けています。また、浅間山頂も開放的になっており、眺望が開けています。

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フォトギャラリー:32枚

歌舞伎公園に来ました。このあたりは市川團十郎宗家発祥の地。遊具施設も歌舞伎風。

公園脇のこちらを左へ。

すぐにこの分岐に行きつきますので、左に入り・・

この小屋を目指します。(地元の名士、丹沢正作の庵を復元したもののようです)

小屋の左手が登山口になります。

ざくざくと進みます。

浅間山(594P)に着きました。好展望になっています。

こちらが三角点。弓建嶺方面へ向かいます。

桜峠付近で林道を横断。右手の四角い物体は実はトイレでした。その横が登山道です。

弓建嶺に着きました。こちらはピークのやや手前にあります。

その先のピークには石像がありました。ともに眺望は無し。

冬枯れの気持ちの良い道。たいら山方面を目指します。

ん、なんだこれは!

地雷源のような勢いで看板。

林道に出てきました。これを含めて合計3回林道に出合いました。

しばらく林道沿いを進むと分岐が登場。

富士山的な頭が見えた!

たいら山に着きました!

北側の眺望が開けています。

八ヶ岳。

一度言えばわかる。

下山します。しめ縄に頭が引っ掛かりそうになったので、思わず記念撮影。

わかりやすい登山道入口。

ゆるめの熊。逆に怖い。

登山口の状況を振り返って。

麓に下りてきました。いよいよ熊野神社を目指します。

着きました。趣きある山門があります。

まずは案内板を。そして・・・

レジェンドいたーーーー!!

うぉぉーーー!!!

ちょれーーーーい!!

任務終了!その後、甲斐上野の駅に到着しました。(この枡状のマークは市川團十郎家の定紋なんだそうです)

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • mura3さん、こんばんは!

    年明け早々、凄いものを見せて頂きました!!
    1405年と言えば室町時代ですね。
    実は何年か前、国立博物館で開催された春日大社千年の至宝展で、室町時代の塑像の狛犬を見たのですが、そちらは既に現役引退していますので、こちらの現役狛の存在感は圧倒的です。

    調査隊長としては相当悩まれたと思いますが、、、柵を越えなかったのは正解だったかと!

  • ガバオさん、こんばんは。。

    まるで何かの罠のようにぽっかり柵が開いており、悩みました・・。
    柵越しにバレーボールのように両手を延ばし写真を撮る私は、すでに十分不審者だったかもしれません。

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