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鉢窪山―伊豆市湯ヶ島の茅野の人々とともにある山を歩く

鉢窪山(674m)( 関東)

パーティ: 1人 (ISSUNMAKKI さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 静岡大学天城フィールド・セミナーハウス手前の駐車スペースを利用。少し下ったところにある浄蓮の滝駐車場を使用する方法も有り

この登山記録の行程

駐車場所(10:22)
→遊歩道入口(10:24)
→山頂展望台(10:48)
→最高地点付近の三角点(11:01)
→火口跡(11:08)
→駐車場所(11:50)

コース

総距離
約4.1km
累積標高差
上り約331m
下り約331m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

伊豆市湯ヶ島の茅野と呼ばれる地区にある鉢窪山を歩いてきた。

鉢窪山は、約1万7000年前に噴火した伊豆東部火山群に属する単成火山のひとつであるが、近年存在を忘れ去られ掛けた地味な山であった。しかし地元の有志により遊歩道が整えられ、1時間程度で登れる、ハイキング向けの素晴らしい山として最近再び注目されるようになった。

登り口の案内板によると、
「ここ茅野の人々は鉢窪山の溶岩がつくった大地の上に集落を築き、山の恩恵を受けながら生活を営んできました。鉢窪山は昭和30年代まで、かやぶき屋根の材料となる茅を育て収穫するために使われてきました。その名残が茅野という地名に残っています。また火山がつくった大地から湧き出す豊富な水は人々の生活と切り離せないものでした。」

とあるように、鉢窪山は麓の人々にとって大変重要な存在であったが、その存在は近代以降薄れていってしまった。そのかつての意識を蘇らせたことは、ただ単に歩きやすい道が作られたということだけではなく、いわゆる地域アイデンティティを蘇らせたということで、大変重要な出来事だと思う。

自分の地元でも、戦後廃道となった歴史ある登山道を新しく整備し直し、継続して保全活動が行われているが、根本的な考え方は同じだと思う。
この山は、よその人はもちろんであるが、何よりも、そこに生まれ育った地元の人たちに愛され、誇りに思える存在であり続けてほしいなと思う。

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フォトギャラリー:14枚

駐車場所近くにあった島崎藤村の文学碑「旅」

駐車場所はこんな感じ。5台分位かな

登りは地元や有志の人たちに整備された遊歩道を歩きます

細かいところまで丁寧に手が加えられている

道沿いの木々には、至るところに説明板が掲げられていた

急な斜面にはロープも

山頂展望台から富士山を望む。手前の伊豆三山(発端丈山、葛城山、城山)もきれいに眺めることができました

最高地点付近の三角点

火口跡。小さな広場のようになっています

帰りは作業道を下っていこうとしたものの、不吉な倒木が…

ここも…

ふええ~

倒木さえなければ緩やかな道でしたが、そうも行きませんでした。今は遊歩道のみのコースしか選んではなりません

結局誰にも会いませんでした(;´∀`)

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 昔、鉢窪山でお祖母ちゃんと蕨を採りました。良い思い出です。
    伊豆湯ヶ島の生まれで、家は井上靖の云う大家(本家)の隣でした。

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