行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
ナイトハイクの為0:30に上野の駐車場に到着
その時点でほぼ満車でした。
この登山記録の行程
上野の登山口(0:30)⇒避難小屋(3:00)⇒伊吹山(5:10)⇒避難小屋(8:10)⇒上野の登山口(10:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
2020年、10回目の山行は滋賀県と岐阜県にまたがる独立峰・伊吹山(1377m)です。
麓の琵琶湖側から眺めると実に大きく、堂々としています。
まさに近畿を代表する山・・挑戦します!
この山、樹林帯は最初の1合目までで、そこから先は山頂までは広々とした草原となっています。したがって日当たりが素晴らしくよく、故に多種多様な花が咲き、花の宝庫として有名なお山ですよね!
・・一方で日陰がない分、真夏の登山は・・暑い、とにかく暑い!・・・
そんな訳でこの時期の伊吹山登山は、暑さを避けるため、
「真夜中に出発して、山頂で夜明け、ご来光を迎える」・・という「ナイトハイク」がお薦めになっています。
今回、そのナイトハイクに初めて挑戦しました!
真っ暗のなか、ヘッドライトを頼りに歩くのは初めての経験で不安もありましたがワクワク感でいっぱいでした。
6日間の近畿遠征の最後に予定していた山・・これで近畿百名山踏破・・
最高の夜明けでその足跡を締めくくるはずだったのですが・・・
世の中、そう上手くは行きません・・悲劇が待っていようとは・・
8/22(土)になったばかりの午前0:30、米原市上野の登山口から出発です!
駐車場はこの時点でいっぱい・・・
さすが人気のナイトハイク!
真っ暗のなか、進む先はヘッドライトだけが教えてくれます。
静かです、静寂・・
樹林帯を抜けて1合目に到着
小屋の灯りが幻想的でいい写真がとれたかな~
ここから先は視界が開けます(真っ暗だけど)
先行しているハイカー達の灯りがチラチラと・・・
さらに登っていくと・・米原市内の夜景が見えます・・
綺麗だね~
夜中の2時、3時・・やっぱりこの時間、涼しくて歩きやすいです!
そして8合目到着、3:30頃
テーブルとベンチがあります。
ここで軽く食事をして、8合目の標識の写真を撮りました!
確かに撮りました・・この時点では確かにカメラはありました・・
そして山頂です!
しらじらと明るくなり始めて来ました!
感動の瞬間はもうすぐです!
まずは山頂にあるトイレに行って・・・
さあ、これから感動の写真を撮りますよー・・・
ところが・・カッ、カメラがない!・・・
ザックに括り付けてあるカメラカバーの中に入っているはずのカメラがないんです。
どこかに落としたのかと周りを見渡してもありません!
確かにトイレに行く為にベンチ横にザックを下した時にはあったはずです・・
愕然となって気が動転してしまいました・・・
今迄撮ってきた貴重な写真が、記録が、記憶が、思い出が・・全てを失ってしまいました。
添付の写真のとおり、赤いカメラカバーがザックに括り付けられていて、その中にカメラをいれていました。カメラにはネックストラップが付けられていて首に掛けていました。
つまり、首に掛けたカメラをザックに付けられたカメラカバーに収納して歩いていました。
今回、トイレに行くためにザックを下した時、カメラは首から外しカメラカバーの中にそのまま入れておきました。
この状態だと誰でも簡単にカメラだけ取り出せることになります。
どうもトイレに行って目を離しているすきに誰かが持って行ったような気がするのです・・
山頂は広々としていて多くの人達がいます。
下から登ってきた登山者以外に、山頂直下のドライブウェーから多くの観光客が来ています。もし、盗難であれば誰か特定することも出来ず諦めるしかありません
・・ショック・・
8合目で写真を撮ったことは確かなので、それ以降山頂までの間で落とした可能性もあるかと(今考えるとまずそんなことはないんですが・・)とも考えすぐさま8合目まで引き返しました・・道中カメラは見つかりません・・
山頂で誰か拾っていないかと思いまた山頂に戻ります。
8合目と山頂を行ったり来たり・・
諦めがつきません!
もう辺りはすっかり明るくなって「日の出」も終わってしまいました。
呆然自失・・暫く冷静になって・・諦めるしかありませんでした!・・
妻に電話すると・・
「カメラを失くしたお陰で、代わりに命が助かったと思えばいいじゃない!」
だって・・
超前向きな言葉で少しずつ落ち着いて来ました!
あとは登山口のインフォメーションセンターにカメラが届いていないか僅かな期待を持って下山します。
予備のカメラを持ってきていたので山頂から下山までの写真を撮りました。
ただ、あまり気力が出てきません。
近畿地方遠征の輝かしいフィナーレのはずだったのにとんだことになってしまいました・・・
こういう時、どうやって自分を慰めるか歩きながら考えていましたが・・
ひとつ分かりました・・・
・・自分より不幸な人のことを考えると自分はまだまだ幸せだと思えてきます・・
中島みゆきの失恋の歌とか聞くと、自分はまだまだ幸せに思えてきます・・
“失恋の曲は人生の応援歌“ なんですね!
そうです・・私はまだ・・
♫道に倒れて誰かの名を呼び続けたこと♪ も
♫化粧なんてどうでもいいけれど・・♪
なんて思ったことはありません!
インフォメーションセンターにもカメラは届いていませんでした。
事情を伊吹警察駐在所に連絡するように言われ、電話してそのまま駐在所に出向きました。
駐在所で事情を説明し、結局「盗難届」を出すことになりました。
その時の状況を思い出すとどうしても
・・山頂でトイレに行っているすきに盗難された・・という結論に達しました・・・
目立つ赤いカバーにすぐ取り出せる状態で高価なカメラがあって、夜明け前の薄暗い状況
・・盗んでくださいと言っているようなものですよ・・とも言われ
あゝ・・あの時、カメラを持ってトイレに行けばよかった・・
今となっては後悔先に立たず・・ですね!
皆さんも貴重品の管理、くれぐれも気をつけてください
写真は予備のカメラで撮った山頂から下山までのものです。
フォトギャラリー:17枚
装備・携行品
アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | 地図 |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ |
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