行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
桜坂駐車場、500円/台
第1から第4駐車場まであり、計100台ほど停められます。梅雨明け後最初の日曜日+快晴だったため朝6時ごろにはほぼ満車でした。前泊の人も多いので、第1駐車場は5時前には埋まっていたと思います。
この登山記録の行程
桜坂駐車場(6:40)・・・米子沢入り口(6:50)・・・(14:30)[休憩30分]・・・ニセ巻機山(15:12)・・・尾根コース登り口(15:40)・・・桜坂駐車場(15:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
快晴の米子沢、満足度が非常に高い沢登りでした!
今季は梅雨が長く、梅雨明け後最初の週末だったので水も人も多かったです。
あまりにも水が多かったら引き返そうと言う話をパーティでしていたのですが、見るからに熟練者のパーティがスイスイ進んでいく様を見て自分たちも最後まで登る決心がつきました。笑
フェルト足袋しか持っていないのでフェルト足袋で登りましたが、ラバーソールの沢靴が最も登りやすい沢だと思います。ただ、大ナメはフェルトが強いのでどちらをとるか?と言う話かもしれません。
以下、詳細な登山記録です。
前日のうちに桜坂駐車場につき、仮眠をとりました。第1駐車場だけでも、車中泊をされている方が10組はいたと思います。多くは巻機山登山だと思いますが、沢登り組も1日で4〜5組見かけました(我々はゆっくりなのでずんずん抜かされました)。
米子沢入り口は第3駐車場から奥に10分ほど進んだ先にあります。途中で見える堰堤で水量を判断される方もいるようです(堰堤部が伏流していないと水量多すぎ?)。
入り口の分岐にはご丁寧に看板があります。入渓すると最初はゴーロ歩きです。休憩を挟みつつ歩き、1時間ほどすると最初の滝にたどり着きました。左岸川の植物が生えている際を登ります。
透き通った水に感動しながら先に進むと、20分ほどでナメ沢分岐につきます。ナメ沢と米子沢の間に踏み跡と目印があり、長い高巻きに入ります。大きな滝を6段ほど越えたでしょうか?越えても小さな滝が続きます。我々はフェルト足袋が2人もいたのでロープを出しながら慎重に進みました。雄大な景色と水量にも圧倒され、連続する滝の突破にかなり時間がかかったと思います。
その後、特徴的なゴルジュ帯を越え、いくつか滝を越えると遂に大ナメの登場です!
「デート沢」とも言われるのでるんるんな沢歩きを想像していましたが、大ナメもある程度水流があって気が抜けませんでした。気を抜いてヌメりやコケを踏むと足を取られます。
大ナメを抜けると再び小さな滝が連続する地帯に入ります。これが意外と長いのですが、30分ほど歩くとそれも終わり、草原の中を小川が流れるまさに”天国”のような地帯に入ります。死んだらここに来たいな…なんて思わせてくれる絶景です!
”天国”を15分ほど歩くと右岸側に目印があり、遡上終了です。低木のアーチをくぐると避難小屋が目の前に見えます。ここから巻機山山頂は往復1時間くらいとのことでしたが、ヘトヘトだったので今回は行きませんでした。
下山はわかりやすい道ですが、2.5〜3時間かかります。さらに土が非常に滑りやすく、なかなか強者でした。○合目の目印があるのですが、6〜5合目が非常に長く感じました。下山口は3合目です。
11時間ほどかかって体力はほぼ限界に近かったですが、沢の満足度が高かったので気力を保って下山することができました。
ちなみに、車で30分ほどのところに「湯らりや」と言う温泉があります。シャンプー・ボディソープが浴場に置いてないので購入制となりますが、入浴だけなら400円ほどで利用できる温泉なのでおすすめです。ただし、お湯が鬼みたいに熱いのでお気をつけください…。笑
フォトギャラリー:38枚
朝は快晴でした
巻機山登山道紹介
米子沢入り口
入渓点。
序盤は大きな岩がゴロゴロしています。
ナメ沢との分岐
ナメ沢分岐直後から右岸側を高巻きし、5〜6段の滝を越えました。
高巻きは踏み跡があります。
物資輸送のヘリが何度も飛んでました。後で聞いたところによると、巻機山の避難小屋より少し上にある木道が壊れているため、迂回路を作るそうです。
前のグループを撮影させていただきました。このゴルジュは左岸を高巻きできますが、突っ張りでも登れます。右岸にいるお兄さんは突っ張りで登っていました。
私は高巻き。高度感はありますが、足場はしっかりしています。下見た瞬間に変な声が出たので見ない方がいいでしょう。笑
夏の雲が出てきました。先を急ぎます。
圧巻の大ナメは増水で危険度が高かったです。
同行者がコケで足を滑らせ、15mほど流されました。打撲程度で済みましたが、見ている方もかなりヒヤっとしました。大ナメ、侮れません。
大ナメが終わっても思いの外長かったです。
最後は本当に天国のような穏やかな空間。最高でした。
沢はまだ続きますが、ここで遡上終了。
分岐があります。
分岐を上ると、、、
目の前に避難小屋が現れます。
巻機山避難小屋。くたびれたので30分休憩して体制を整えました。
ニセ巻機山、巻機山の9合目にあたります。
米子沢を見下ろしながら下山します。
足元はぐちゃぐちゃ。
斜度や雰囲気は穏やかですが、梅雨明け直後ということが影響したのか、かなり滑りました。
下山。登山口が3合目にあたるそうです。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
サンダル | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | GPS機器 | テント |
シュラフ | スリーピングマット | ロープ | エイト環・ATC | カラビナ | 安全環付きカラビナ |
クイックドロー | ビレイデバイス | スリング | ハンマー | ピトン | ハーネス |
ヘルメット | 沢登りシューズ | 沢登り用ソックス | 沢登り用スパッツ |
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