• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

へつり地獄と遠かった天国。岩魚と鍋に高巻き過ぎで懸垂二回と1/3引き上げ

大行沢+カケス沢( 東北)

パーティ: 3人 (よおいち さん 、ほか2名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

登山口へのアクセス

この登山記録の行程

コース

総距離
約12.3km
累積標高差
上り約702m
下り約700m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

サマリ
へつり地獄と長い長いゴーロ歩きの先にやっと出てきたナメ。カケス沢の出合いで幕営し岩魚つり。晩飯のもつ鍋汁をこぼしてサッポロ一番味噌ラーメンでリカバリ。翌日はカケス沢のゴルジュで高巻きし過ぎて懸垂二回。越えられない滝を1/3で引き上げようやくたどり着いた岩がくりぬかれてナメ滝になっている北石橋。トピックてんこ盛りの充実の沢旅となりました。
--------------------

本文
今回も東北沢旅。今回の企画はN山女史がやってくれた。天国のナメって事で登攀が厳しいところがなく楽しみは初めてのタープ泊と焚き火、出来れば釣りが出来たら良いなぁ位に考えていた。
前日
14:20ぐらいに都内を出た S沼車はシルバーWeekの洗礼にあい上三川SAで合流したのが16:20過ぎだった。それから仙台南ICでおりて二口温泉キャンプ場まで3時間ぐらい走った(途中菅生PAで食事をとった。24時間営業。最後のコンビニは秋保温泉のセブン)。日はとっぷり暮れて、各自幕営し軽く飲んで9時過ぎには就寝。
1日目
*大行沢下部*
朝は7時出発と余裕ぶっ故いていたわけだが、大行沢入渓して15分もしないうちに微妙なヘツリの連続攻撃をくらいHPが激減。リレミトルーラで一旦戻り登山道で少しまいた。再度沢におりると平凡な沢歩きが、、が続かずすぐにゴーロ歩きになった。それから3時間以上ゴーロ歩きを続けたが天国のナメとやらは気配もなくひたすら大岩ゴーロと小滝と格闘させられた。小柄なN山女史は簡単に越えられない大岩に苦戦していて沼さんがフォローしてくれていた。お陰で私はルート探しに専念できた。とはいってもゴロつきどもにはすっかり飽きてきた。この頃スマホのバッテリーがヤバイ感じだったので以降写真は撮れなかった。結果的に13時頃にナメっぽくなって大きな二股にでた。
*ビバークと岩魚釣り*
そこが登山道の渡渉点と交差したところで周辺でビバークポイントを探すと、N山女史が痕跡を見つけそこで一休み。大きなブルーシートで屋根をかけ、少し離れて焚き火の準備をした。わたしは竿をエサをもってちょっと先まで遡上した(ここは樋の沢になる)。幕営地から20m先のナメの淵で竿を下ろした。直ぐに三匹ほど小さめのが釣れたがアタリが分かりにくく全部針をのみ込ませてしまった。さらに遡上し2m幅広なめ滝には釜があり良い型にアタリにあわすことが出来た。それから尺オーバーばかり三尾あげ、なめ滝を登り次の小滝の釜でも二匹あげて、飯の支度のため引き揚げた。そう、今回は食坦だったのだ。戻って魚の処置方法の手解きを受け火に掛けた。薪集めと岩魚の串は沼さんN山女史がやってくれていた。晩飯は生野菜を入れたもつ鍋だったが焚火にかけてちょっと目を離してひっくり返してしまった。仕方ないので汁は〆用のサッポロ一番味噌ラーメンのスープで煮込んだ。そこそこうまかったので岩魚と肴にして酒盛りに突入した。締めラーメンもいい出来だった。ブルーシート下に三人でゆっくり就寝できた。
二日目
*カケス沢の冒険*
翌朝、5時にはおきてごそごそやっていたが6時過ぎに朝食の準備を始めた。おかずは氷下魚の一夜干しと米に塩こん部長。おいしく炊けて満足だった。半撤収して補助ロープ30m一本持ってカケス沢に入った。小さな沢に入ってすぐ二俣を右に入るとすぐにゴルジュ帯となった。小滝が続くがいずれもホールドが細かく微妙に上るしかない。2段10Mは高巻きしようということで左から巻いていくが微妙なトラバースで余裕がなく登り過ぎてしまった。沼さんが下降ルートを見ていたが、我々のところまで登ってきてくれた。失敗だ、典型的な巻き過ぎ。周囲を見渡し沼さんが懸垂二回で澤へ降りようと懸垂ポイントを見つけてくれた。30Mロープで何とか落りたが、ゴルジュ内は次から次へと手ごわく何とか登って行ったが、深井かまの2-3mの滝でN山女史が一手が出ないようで、アッセンダーやあぶみで越えようとしたが苦戦している。引き上げるしかないということで、沼さんがするするっとのぼってきてジャミングプーリーとマッシャーで1/3システムを構築し二人で引上げた。思わぬところで実践のシステムの構築を目の当たりにした。ほんとに今回は盛りだくさんだ。N山女史は結構消耗していたはずだがついててきている。12時になり少し平らなところに立たので休憩をとった。さらに登ると左手にきれいに広がったナメ滝、その先に「岩がくりぬかれているっ!」。写真とかとってもらいナメ滝を登った。
むすび
初めての泊り沢がこんなフルコースだなんて、計画をしてくれたN山女史に感謝である。あと沼さんのフォローに助けられたわけだが、いろいろなな学びもあった。満足満足大満足❗️

続きを読む

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール GPS機器 ロープ エイト環・ATC カラビナ 安全環付きカラビナ
クイックドロー ビレイデバイス スリング ピトン ハーネス ヘルメット
沢登りシューズ 沢登り用ソックス 沢登り用スパッツ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

よおいちさんの登山記録

登山計画を立てる