好天に恵まれ、紅葉シーズンに入り、前橋駅からのバスは満員で、1時間以上も立ったまま乗車することとなった。バスから見る限り、姫百合駐車場・見晴らし下駐車場・大沼の駐車場は満車だった。
　北風が強く、フードをかぶり手袋をはめての登山となった。黒檜山までは、登山者が数珠つなぎであった。猫岩からは富士山が見えた。急登につぐ急登で、ここを降りたくないね、という声が聞こえた。霜柱が立ち、日なたは解けてぬかっていた。笹の葉には、霜が降りていた。
　黒檜山は、山頂標識の前での写真撮影に列ができていた。コーヒーを淹れる人がたくさんいて、コーヒーショップのような香りがしていた。北に５分歩いたところの天空の広場の方が見晴らしがいい。浅間・谷川・袈裟丸など見渡せた。ここもコーヒーの香りがしていた。
　駒ヶ岳方向は、数珠つなぎとはならなかったが、登る人下る人がたくさんいて、道を譲りあっての歩行であった。駒ヶ岳の方は、道が乾いていた。また、木の階段や鉄の階段が多かった。
　駒ヶ岳から篭山を経て鳥居峠まで行くつもりだったが、また道が明瞭だったが、バスの時間の関係で大洞・大沼方向に降りた。