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静寂の秩父御岳山

秩父御岳山( 関東)

パーティ: 1人 (しゅう さん )

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行程・コース

天候

登山口へのアクセス

バス
その他: 西武秩父駅から西武観光バス 【急行】三峯神社行 三峰口駅下車

この登山記録の行程

三峰口駅(09:39)・・・贄川登山口(09:55)・・・第二高岩(10:11)・・・タツミチ(猪狩山分岐)(10:57)・・・秩父御岳山山頂(11:25 休憩65分)・・・西の肩(落合方面分岐)(12:35)・・・普寛トンネル(12:46)・・・普寛神社(13:41)・・・道の駅大滝温泉遊湯館(13:48)

コース

総距離
約7.2km
累積標高差
上り約889m
下り約818m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 予てから登ってみたかった眺望が良い秩父御岳山に行ってきました。
 スタートは秩父鉄道三峰口駅。秩父御岳山は駅から直接登れる山ですが、それほど人気があるわけではないようです。
 三峰口駅そばの贄川集落は秩父往還の宿場として栄えた所。現在は多くの案山子があちらこちらに置かれている”かかしの里”となっています。その贄川からの登山口からはすぐに九十九折の急登が続きます。杉の植林帯に入ると傾斜が緩やかになりますが、鳥のさえずりすらない”静寂な山”に変わります。
猪狩山方面との分岐点(タツミチ)を過ぎるとやせ尾根と急登が続きますので慎重に足を運ぶと、しばらくして右側に山頂の祠が見えてきます。

 山頂には山標はありませんが、小さな祠の下に”秩父御嶽山”と記されていました。この日はとにかく天気が良く、祠の後ろに両神山が手に取るように見え、その右側には噴煙を上げる浅間山を見ることができました。さらに北方向には上州や新潟方面の雪山が見え、西には甲武信岳、三宝山ら奥秩父の山並みが。南に目を向ける大きな山容の和名倉山が鎮座し、その左側に大洞山、雲取山、白岩山らを望むことができました。山頂で一緒になったご婦人二人組のハイカーともお話をさせていただき、両神山が間近で、かつ綺麗に見れたことに共に感激したところでした。

 下山は西の肩から落合ルートを選びました。山頂直下はロープと真新しい鎖を頼りに慎重に下りました。普寛トンネルまでは杉の植林帯を九十九折に一気に降りました。沢沿いを降りる落合方面へのルートは特に立ち入り禁止などはなく、杉の木にコースの方向を表す標識が貼られていましたのでそのまま下ることにしました。沢には数か所、新たな金属製の橋が架けられ、大規模な崩落が起きた箇所は沢の対岸の岩場に金属製の階段と橋が設置され、安全に渡れる状態になっていました。その下流にもロープや鎖が設置されていました。とはいえ沢の中の岩場を歩いたり、崩れやすい斜面を歩く箇所がありますので慎重に歩く必要があります。
 いくつかの砂防ダムを超えると、落合集落そばの林道に出ました。そのまま下ると秩父御岳山を開山した普寛導師を祀った普寛神社がありましたが、新型コロナウイルスの影響で閉鎖されており、お参りはできませんでした。その後、国道を歩き、今日のゴールである道の駅大滝温泉遊湯館に到着しました。
 

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フォトギャラリー:37枚

三峰口駅から出発。

駅から向かう秩父御岳山方面を望む。

駅そばの桜並木は三分咲ほど。

かかしがお出迎え。秩父往還贄川宿

登山口付近にもかかしがいっぱい。

第二高岩(たかや)

この先に行くと・・・

この眺め。荒川を中心に集落や秩父鉄道三峰口駅が望めます。汽車の転車台も確認できます。

猪狩山方面との分岐(タツミチ)。

尾根のすぐ下には林道が走っています。

山頂そばの北斜面には、落葉の上にうっすら雪が残っていました。

不動明王。

山頂到着。普寛神社奥宮です。

両神山方面

両神山の右に遠く浅間山が見えます。よくみると噴煙が上がっていました。

和名倉山、大洞山、雲取山、白岩山方面

上州方面。

その奥には雪山が。越後の山かな?

狛犬・・・というか立派な獅子。

眼下には道の駅大滝温泉が見えます。

鐘と城峯山方面

山頂が狭いので、不動明王さまの前で腰を掛けて昼食タイム。湯を沸かしコーヒータイム。
この日は、ラジオ福島のワイドFM (90.8MHz)がクリアに受信できました。

普寛トンネル。トンネルの先及び右側の林道は通行止め。

トンネルの左手前に下る”落合ルート”は、写真のとおり案内板あり。

新たに金属製の橋が架けられていました。

登山道も整備されていました。

大規模な崩落現場。

その対岸に階段と橋が設置されていました。

清めの滝

沢の中を進む場合は、岩に矢印や〇の印が付けられていました。

右側奥から麓の林道に出ました。案内板もその方向を指しています。

コース案内板から落合コースの通行止めを表す✕が消えました。

落合の集落

普寛神社。新型コロナウイルス感染防止のため、境内への立ち入りが禁止されています。

道の駅大滝温泉遊湯館に到着。
立ち寄り湯で汗を流しました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル グローブ
着替え 地図 ノート・筆記用具 腕時計 カメラ ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー 行動食 ストーブ
燃料 ライター
【その他】 携帯ラジオ

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登った山

秩父御岳山

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1,080m

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歩行時間
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難易度
★★
コース定数
19
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