この夏、立山・劔岳に行く予定のメンバーで皆野アルプスに行ってきました。目的は「岩場・鎖場に慣れよう」。
7時半に破風山大渕登山口の駐車場に集合。1台だけ残し、もう1台で秩父華厳滝駐車場へ。このぐらいの時間だと駐車場はどちらもガラガラ。
ちょっとシャビーなミニ華厳滝を見てからスタート。沢道をどんどん登って大前集落に到着する頃には蒸し暑さで汗ダラダラ。水分補給をし、集落を過ぎ、少し行った先の分岐を天狗山方面（右）へ。左に行くと大前下降点です。
分岐から急坂を登りきると天狗山山頂。あいにくの曇り空でしたが眺望の良い山頂です。天狗山からはロープの掛かった急下り。アルプスの本領発揮ですな。大前下降点に近づいた頃、右手の斜面から音がガサゴソ。シカ？と思いながら目を凝らすと背の低い灰色の四つ脚動物。イノシシ？と思ったら、なんとカモシカ！と驚いているうちに藪の奥に消えていきました。こんな里に近いところにもいるんですねぇ。ビックリしました。
大前下降点を過ぎると今日初の鎖場。鎖無しでも登れるレベルですが、慣れてない同行者2名は思いっきり鎖に体重をかけてキャーキャー楽しんでました（苦笑）。その後も鎖・ロープのかかった岩場・斜面のアップダウンを繰り返しつつ、大前山、如金さま、札立峠を通過して破風山到着。山頂からは360度の大パノラマ。曇天なのが返す返すも残念。
破風山から少し下ると屋根付きの休憩所。壁無しながらも立派な大きい建物。コロナでなければ混み合う人気の山なんでしようね、きっと。ちなみにヤマケイ地図にはトイレ表示ありですが、それらしき施設は見当たらず・・・。
休憩所にある道標を確認して左の猿岩方面へ下ると程なくして猿岩到着。せっかくなのでロープを掴んで猿岩の上へ。ちょっと危険ですが、ホールドもあるし木の枝も掴めるので、大人なら問題なく登れるでしょう。
さて、後半戦。尾根道を辿って大渕登山口を目指します。なお、猿岩から山靴の道分岐あたりまでの区間は国土地理院地図に表示された道とは違うところに道があるので要注意。ヤマケイ地図が正確です。また、道標も要所にあるので確認して進めば大丈夫。名も無い小さなピークを何個も越えながら標高を下げていき、前原山の標識を過ぎ、車の音が聞こえ始めれば大渕登山口はもうすぐです。
そんなこんなで休憩込みで４時間の山行。あっという間でした。また、予想したほど岩場・鎖場は多くなく、これだったら丹沢三峰山とか沼津アルプスの方が手応えあり。やや拍子抜けの感はありましたが、カモシカを見れたので良しとしましょう。