行程・コース
天候
快晴。やや強い風。山ノ鼻ビジターセンター前気温15.5℃~23℃。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
関越道沼田ICを出て国道120・401号線を走り尾瀬第一駐車場を目指す 。カーナビは「尾瀬戸倉温泉」と入力。一日 1.000円。水洗トイレ。飲料自販機有。マイカー規制中のため、乗合バス・タクシーに乗り、鳩待峠へ向かう。共通乗車券は1.000円。土日祝日等で満車になった場合は、尾瀬第二駐車場。さらにスノーパーク尾瀬戸倉へ案内有。いずれの駐車場からも乗合タクシー・バスを利用できる
。※尾瀬直行バス(新宿大宮等から早朝発・前夜発)有。新幹線上毛高原駅から路線バス(戸倉温泉まで約1時30分)。
この登山記録の行程
自宅5:10⇒6:34沼田IC⇒7:22尾瀬第一駐車場・トイレ7:50⇒8:15鳩待峠8:22・・・9:58山ノ鼻トイレ10:05・・・おやつタイム・・・11:01牛首分岐・・・11:20下ノ大堀川ビューポイント11:25・・・11:47竜宮十字路(昼食)12:23・・・12:26竜宮公衆トイレ12:35・・・竜宮十字路12:38・・・13:04ヨッピ吊り橋13:08・・・13:43牛首分岐13:50・・・14:23山ノ鼻(おやつ)14:34・・・15:46鳩待峠15:58⇒16:20尾瀬第一駐車場・トイ:レ:16:45⇒17:45沼田IC⇒19:15自宅。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
鳩待峠標高1.591メートルから山ノ鼻約1.400メートルへ下って行きます。登山道は、土の坂から、石を敷き詰めた階段、そして木道へと変わっていきます。まじかに至仏山を見上げるようになります。ビュー・ポイントからの撮影がいいです。ブナ・ミズナラが大変多く、新緑が目に飛び込んで来ます。この区間は、高山植物も大変多いです。エンレイソウ・ユキザサ・オオバキスミレ・コミヤマカタバミ・ムラサキヤシオ・アズマシャクナゲ・シラネアオイ・チシマザクラ等々。テンマ沢付近には、ミズバショウの群生地があり、まじかで見ることができます。登山道脇には、カラマツの大木が幹を天へ伸ばしていました。川上川の橋を渡って、視線を上空に移すと、赤紫色の花ムラサキヤシオや白色のオオカメノキの花を眼にしました。※復路にはシロバナエンレイソウを3輪発見。林床には、ニリンソウの花が群生していました。
山ノ鼻ビジターセンターは、コロナ感染予防のため、5/16(日)~6/13(日)まで、活動はしていますが、休館しています。「尾瀬山ノ鼻ビジターセンター」と入力し、検索すると、登山道の状況や高山植物の開花状況を発信していますので、最新情報を知ることができます。また、「尾瀬沼ビジターセンター」や「尾瀬保護財団」のホームページも参考になります。
山ノ鼻には、イワツバメ達が巣作りをしていました。まもなく産卵して、雛が誕生し、親鳥達は
餌探しに忙しく飛び交うようになります。尾瀬ヶ原湿原を巡る木道歩きが始まりました。すぐにミズバショウの群生地があります。小川には、ミズバショウの水中花や黄色いリュウキンカの花も目にします。カッコウの鳴き声がしました。池塘の近くでは、カエルの鳴き声がしました。クロサンショウウオがゆったりと泳いでいました。
後ろを振り返ると、西方には、どっしりと重量感のある至仏山。ところどころ雪が残っています。進行方向東方には、真っ黒い山体の燧ヶ岳が高く快晴の青空にそびえていました。木道脇には、淡い桃色のショウジョウバカマ。薄い青紫色のタテヤマリンドウ。赤色のヒメシャクナゲ。下の大堀川ビュー・ポイントからミズバショウを手前に侍らせて、至仏山を撮影してみました。ミズバショウが最盛期を過ぎていたので、出来栄えは今一つだなと思いました。
竜宮十字路のベンチで昼食にしました。吹く風が心地よく至仏山・燧ケ岳を眺めました。周囲の山々の新緑が大変鮮やかで、寛ぐことができました。竜宮公衆トイレへ寄ると、北側にはニリンソウが群生していました。その中に、やや大きな花を1輪見つけました。純白のキクザキイチゲの花がでした。
また十字路に戻り、ヨッピ吊り橋方面へ歩き出すと、今度は、タテヤマリンドウが登山道脇に生えていました。群生ではなく、単独なのですが、次々と見ることができ、ヨッピ吊り橋の手前まで楽しむことができました。左手には、尾瀬ヶ原が広がり、奥には至仏山。右手には、ダケカンバの拠水林、背後には黒々とした燧ケ岳が聳えていました。
ヨッピ吊り橋から牛首分岐まで、太陽に向かって歩くので、汗だくになりました。若い女性達が至仏山の雪形を話題にしていました。私が妻に「右側は胴体が長めの犬に見えるね」と言うと、犬の種類を言いました。池塘に映る至仏山や燧ケ岳を撮影しようと思いましたが、水面にはさざ波が絶えず立っていて、叶いませんでした。
14時23分山ノ鼻に到着。鳩待峠への約160メートルに及ぶ上りに備えて、キャンプ地(休業中)でおやつタイムにしました。妻が流しで手を洗おうと、栓をひねると茶色い濁った水が出てきました。そこへ登山ガイドさんが来て、栓を全開にして、きれいな水が出るようにしてくれました。NHKテレビにも登場したことがあるガイドさんでした。このガイドさんが、登山者に頼まれて、竜宮十字路で、有名なボッカさん達と先程記念撮影されていたことを思い出しました。
14時34分山ノ鼻を出発。妻が、川上川を渡る橋の手前右でシロバナエンレイソウを3本発見しました。なかなか見られない花だそうです。尾瀬高等学校の生徒さん達と前後になりました。言葉遣いや礼儀を弁えた生徒さんで感心しました。ガイドさんの話をメモを取りながら聴いていました。どうやら現地実習に来たようです。15時46分鳩待峠に無事到着。のんびり、ゆったりと、尾瀬ヶ原の自然を楽しんだので、大変遅くなってしまいました。
本日は総距離16.3キロメートル。積算標高差上り下りとも約240メートル。歩数は約27.000歩。木道歩きが長かったので、足の裏が痛くなりましたが、思い出に残る登山になりました。
フォトギャラリー:105枚
鳩待峠駐車場で下りて、鳩待峠へ約2分歩く。尾瀬ヶ原の出入口。本日は快晴で気持ちが良い。
山ノ鼻迄下る。土の坂の後は石の階段次は木道を歩く。写真はエンレイソウ。
ズーム。
新緑が鮮やかだ。
ムラサキヤシオ。
ユキザサ。
もう一枚。
ダケカンバの背後は至仏山。
オオカメノキの白い花。
至仏山ビューポイントからの眺め。
尾瀬木道は右側通行。下り坂には黒いゴムのすべ止め。
標識鳩待峠まで1.1キロメートル。山ノ鼻まで2.2キロメートル。
ミズバショウ 、初対面。
木道階段の谷川にはシラネアオイの花。
ズーム。
オオカメノキ。
アズマシャクナゲ。
オオバキスミレ。
陽射しが当たると咲き出すコミヤマカタバミ。
テンマ沢はミズバショウの群生地。熊が実を食べに現れるので通過には注意。
またムラサキヤシオ
これはナんの葉かな。
遠方のアズマシャクナゲをズーム。
至仏山の雄姿。
大きなカラマツが5本も林立。
チシマザクラが開花。
花弁をズーム。
またまたムラサキヤシオ。
川を渡るとニリンソウの群生地。
ズーム。
9時58分山ノ鼻ビジターセンター着。気温は15.5℃。
ビジターセンターは休業中。5月16日~6月13日まで。
イワツバメがたくさん飛んでいて、巣作りに忙しそうだ。
尾瀬ヶ原へ進む。
振り返って至仏山をパチリ。
リュウキンカ。
ズーム。
ミズバショウの水中花。
ショウジョウバカマ。
池塘に映る至仏山。
さざ波のため「逆さ燧」ができず残念。
浮島。
逆さ至仏山もできず残念。
ヒメシャクナゲが咲き出しそうだ。
ズーム。
西には至仏山。
東には燧ヶ岳。
燧ヶ岳の左奥には、会津駒ケ岳方面。
シカ侵入防止のための柵。
毎度おなじみの下ノ大堀川ビューポイント。
もう一枚。
ヤマドリゼンマイの芽が膨らんでいる。
竜宮手前には、大きなシカ防護柵あり。
竜宮出口。入口は木道の反対側にある
。
木道の間にはリュウキンカ。
ズーム。
竜宮小屋営業中。宿泊・昼食・お土産あり。公衆トイレは、小屋を回った左奥にある。トイレ協力金100円。
トイレの北西側には、ニリンソウが群生。
ズーム。
キクザキイチゲを発見。
竜宮十字路からヨッピ吊り橋までは、タテヤマリンドウが多い。色が微妙に違うので、撮りまくる。
拠水林には、ダケカたくさん生えていた。燧ヶ岳は黒い山体。
至仏山には雪形。右端は、胴体の長い犬に見えますがどうでしょうか。
ダケカンバも新緑。
ヨッピ吊り橋を渡って戻る。
ここにもシカ防止策。
熊よけの鐘。
至仏山の雪形。胴体の長い犬に見えた。
山ノ鼻ビジターセンター前は、気温がなんと23℃。温度計に陽射しが当たっているため。
川上川の手前にはニリンソウ群生地。
ズーム。
橋の直ぐ右手下には、シロバナエンレイソウ。
コミヤマカタバミが咲き出していた。
オオバキスミレ。
ズーム。
白いアズマシャクナゲ。奥には淡い赤色のアズマシャクナゲ。
ズーム。
シラネアオイ。
コミヤマカタバミ。
ビューポイントから至仏山にお別れ。
オオカメノキ。
鳩待峠で乗車券を購入。2分歩くと駐車場。乗合タクシーで尾瀬第一駐車場へ戻る。