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鉱夫が越えた峠道から天道ヶ頭山塊主峰へ

天道ヶ頭(天頭ヶ峠)[今治市旧朝倉村]( 中国・四国)

パーティ: 1人 (マローズ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 県道154号を旧朝倉村・旧玉川町界のさやの峠目指して西に上がって行く。峠地区の峠公民館手前の三叉路で、金山鉱山跡の説明板を見て、その林道金山線に右折。この林道終点から登山道は始まるが、現在、終点手前から左に作業車道が延びていて、若干上部からも登ることが出来る。車はその分岐手前の池の横に駐車。

この登山記録の行程

駐車場所10:15・・・金山越で休止10:38から数分ほど・・・下の分岐10:45・・・途中9分間休止・・・山頂で休止11:29~12:54・・・金山越分岐で休止13:10~13:25・・・駐車場所13:42

コース

総距離
約2.9km
累積標高差
上り約298m
下り約298m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

天頭ヶ峠とも表記される天道ヶ頭(てんとがとう:510.3m)は、天道ヶ頭山塊の主峰。山頂は昔の狼煙場で、昭和初期までは毎年盆に藁を燃やし、仏教行事の一つである万灯を行っていた。また、昔は季節の測定や土地測量にも利用されていたと言う。
登山コースは昭和20年頃まで銅の採掘で利用されていた、金山越コース。

[コースガイド]
 林道終点から歩いても、作業車道を上の登山口まで歩いても、時間的にはそんなに変わらない。後者の登山口は作業車道が最初の沢(涸れ沢)を渡った地点。当時、当方がそこに手製の指導板を設置したが、もう朽ちているかも知れない。林道終点からの道もここに上がって来る。

 この道は旧朝倉村と旧玉川町界の金山越の峠道で、その峠直下の朝倉側の金山地区に鉱山が掘られていた頃は、多くの人々がこの道を行き交っていた。それだけに今でもしっかりした道が残っており、終始、沢沿いの道を歩く。
 沢の左側が竹藪になると、長い小屋掛け跡が現れる。これは鉱山関係のものではなく、竹林の森林作業や竹炭の炭焼きのためのものかも知れない。

途中、直接沢を歩くようになるが、すぐ元の山道に変わる。
左に炭焼き釜跡を見ると道は直角に左に折れるが、本来、ここはT字路。ここにも当時、手製のプレートを設置した。道なりに左に行けば金山越、目指す天道ヶ頭は右に折れなければならないが、鉱夫たちが越えた歴史ある峠・金山越を見ておこうと峠を目指した。
峠は雑木と竹が混在する、浅い切通しとなっており、ひっそりしていた。

 分岐まで戻ると沢を渡り、ジグザグに上がって行く。沢を渡った箇所の上り口には、三角点測量員が木に巻きつけた赤い布切れが残っていた。これ以後は尾根を直上する急登になる。ここから山頂までの高度差は160mばかりなので、焦らず一歩一歩進みたい。
 神社跡地まで上ると尾根道は判然としなくなるが、尾根の形状は明確で藪もほとんどないので、簡単に歩ける。但し、尾根の分岐や尾根の幅が広い箇所では、帰路、迷わないために、テープをつけながら上るようにされたい。
 方向が北から東に変われば、すぐ三角点の埋まる山頂。展望は残念ながらない。

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フォトギャラリー:5枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 帽子
グローブ 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ
ナイフ ホイッスル 医療品

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