行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
0800-1140
この登山記録の行程
奥ダボススキー場第一リフト終点(12:05)・・・避難小屋(12:40)・・・小根子岳(13:35)・・・スノーキャット終点(13:50 休憩5分)・・・根子岳(14:00 休憩25分)・・・スノーキャット終点(14:35 休憩25分)・・・小根子岳(15:10)・・・避難小屋(15:35)・・・奥ダボススキー場第一リフト終点(16:00)・・・奥ダボススキー場(16:15) 歩行3:15 休憩55分
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年の冬は寒波が次々と襲来し、日本海側の降雪も観測史上最高の降雪量を更新する所が相次ぎ酸ヶ湯や津南では積雪が4mを超えている。この週末は久しぶりに東北北部以外は好天が見込まれ北アルプスの展望も見込まれたことから、アルプスの稜線の展望を期待して根子岳を選択。ルートは菅平奥ダボススキー場からのピストン。山頂直下までBCスキーヤーのためにスノーキャット(俗称ゆきねこ、ねこバス)と呼ばれる雪上車が運行されており、いくら降雪量が増えてもラッセルは不要。今年は2022年で2が並び、語呂合わせで「にゃんこ岳」の愛称で親しまれている根子岳はしばらくやっていないことから13年ぶりに行ってみることにした。根子岳はマツムシソウが咲くころに四阿山とともに訪れた記憶があるが積雪期に歩くのは初めて。菅平のスキー場も25年位前に来たことがあるが、少し間延びした緩斜面が多く吉本の芸人のように音読みしていて、あまり面白いスキー場ではなかったと記憶している。当時はヘリコプターで山頂まで運んでいたように記憶しているが、スノーキャットのおかげで積雪期にも登りやすい山になった。
比較的ユルユルのプランなので自宅を出たのは8時頃。スキー場へ向かう車の渋滞は解消されているかと思ったが、高坂から25㎞の渋滞。沼田からも20㎞の渋滞と交通量が多かったので奥ダボススキー場に到着したのは11時半頃になった。300台収容のスキー場の駐車場は除雪の雪山で狭くなっており満車だったが、タイミングよく1台出てきて遅めの到着が功を奏した。早めの昼食をとり身支度を整え1本リフトに乗り昼過ぎに登山開始。
ゲレンデトップから早速北アルプスの展望があり、スノーキャットで圧雪された広いゲレンデを登って行く。スノーキャットは1時間に1回運行されており、事前予約制で1回4千円で山頂直下まで運んでくれる。運行ルートは圧雪されているが運行コース外のオフピステも楽しむことができ、BCスキーヤーには人気のようで、本日の予約は全て埋まっていた。昼過ぎの登山開始なので下山する人とすれ違いながら背後のアルプスの稜線を眺めつつ登って行く。下山する人の中にはヒップそりを楽しむ人や犬連れの人もいた。「にゃんこ岳」に「わんこ」とは面白いと思ったが犬たちは楽しそうに雪原を駆け回り愛嬌を振りまき、ゆきねこ同様の大活躍だった。標高を上げていくと北信五岳の展望も得られ乗鞍、槍穂高、後立山の展望と合わせ1級品の展望の中を登り1時間位で小根子への分岐に到着。この辺りから樹氷が残っていた。気温が上がるとのことだったので着雪した雪は落ちているかと思ったが、ゲレンデトップから見上げた山頂部には白い樹木が視認できたので、少し期待していた。気温の低い山頂部の樹氷は健在で青空に映え、雪山らしい景色を見ることができた。樹氷の残る森を少し登るとスノーキャットの終点に到着。ここからは志賀方面が望める。スノーキャットの終点からは13時発の乗客とすれ違いながら登山道を登り10分ほどで山頂に到着。山頂からは隣の四阿山が大きく、志賀、尾瀬、日光方面の展望も得られ、湯ノ丸から浅間へ続く稜線の先には富士も望めた。四阿への稜線にもトレースはあり、四阿へ向かった人もいるようだった。山頂は風が吹き抜け寒かったので展望を楽しんだ後はスノーキャットの終点の直下の樹氷の傍らで北アルプスと北信五岳を眺めながらカップラーメンで暖を取った後下山を開始。下山路は終始北アルプスと北信五岳を眺めながらの下山で1時間ほどのスキー場への下山路も楽しめた。