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日本千山 1269/1357

長い尾根を歩いて牛廻山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

五味垣内橋(15:00/7:00)乗越(655m/7:40)大クボ山(8:35)ミノ又山(9:15)大峠山(10:50)牛廻山(10:35~11:00)垣内(12:55)

コース

総距離
約13.6km
累積標高差
上り約1,029m
下り約1,029m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 城ヶ森山の積雪は思った程でなく、持参したワカンも使わず仕舞いだったので、「雪が多くて1日では無理のようだったら止めよう」と考えていた牛廻山へ登ることに決める。
 湯川川上流の湯川集落から龍神スカイラインの笹の茶屋峠へ上がって行くと標高1,000m付近から雪道となり、ノーマルタイヤの車が立ち往生している。スカイラインは完全な冬道で、霧氷で白く輝く護摩壇山のスカイタワー広場には雪景色を楽しむ車が思いの外多い。西方に城ヶ森山が望まれ、林道の分断箇所が明瞭な切欠となって見えている。龍神温泉の先で左折して小又川沿いの国道425号線を奈良県の方へ向かい、龍神温泉浄化センターの入口に車を停めて夜を迎える。

 垣内橋を渡り、民家の間を抜けて墓地の先の網柵を開けて林に入る。道標も赤布も見当たらず2つに分かれている山道のどちらを進むべきか迷うが、高い方へ上がる道に入って小沢右岸を50m程急登して山腹の巻道を行く。
 小尾根(655m)を越えた先で林道と出合う。霜柱の立った砂利道をゴリゴリと歩いて行き、p730を巻き気味に越えて最低鞍部を過ぎると大クボ山への登りが始まる。山頂直下(875m)まで尾根の背に林道が付いており、緩い道が続いて変化の無い歩きに飽きる頃、林道から山道に入って大クボ山に着く。踏跡も無い杉植林の中の平頂だが、無視されること無く山名板がぶら下がっている。
 次のミノ又山までの標高差は200mで、緩々と高度を上げる。南に連なるピーク群が果無(はてなし)山脈だが、どれが冷水(ひやみず)山なのかさっぱり見当が付かない。倒れている『牛廻山本道』の道標を立てて山道を進むと山頂の南面を巻いて行過ぎてしまう。左手の小鞍部へ上がり、うっすらと雪が積もった尾根の落葉を踏み締めて引き返し、木立の中のミノ又山頂を踏む。
 尾根を辿って小さい瘤の先で古道に戻り、次の大峠山を目指す。南尾根乗越付近に網柵が現れ、柵沿いの籔っぽい踏跡を登ると、右手の檜の幼木の上からボサッとした感じの牛廻山が姿を見せる。冬枯れの褐色の何処にでも在るような目立たない山だ。
 檜の高木と幼木の境目の尾根を登って牛廻山稜最高峰の大峠山を踏み、尾根通しに進んで715m鞍部で右からの古道を合わせ、ワカンをデポする。広い切開き空間の道を進む。数cmの雪しか無く、吹溜りでも10cm前後と思ったよりずっと少ない斑模様の牛廻山に着いて大休止する。
 下山は、古道を忠実に歩いて上り下りを省略する。大峠山南面の道は頭の高さに枝を張った檜が邪魔で足が捗らないが、p730北側の鞍部を越えると道が良くなってピッチが上がる。大クボ山を踏んで(12:05)林道に合流し(12:10)、垣内(かいと)橋に戻る。
 好天気の日曜日なのに誰とも出会わず、「雪は無いに等しいんだけど、やはり、この時期に登る人は居ないんだ」と、少し時期外れの自分の山行を思って浮かない顔になる。

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装備・携行品

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登った山

牛廻山

牛廻山

1,207m

よく似たコース

牛廻山 奈良県 和歌山県

かつてにぎわった牛廻越えの古道にロマンをはせる

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
5時間30分
難易度
★★
コース定数
29
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