行程・コース
天候
早朝快晴、車山乗越では霧、後曇り時々晴れ間
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
車山肩駐車場利用。無料
この登山記録の行程
車山肩駐車場(07:15)・・・車山山頂(08:00) [休憩20分]・・・車山乗越(08:40)・・・蝶々深山(09:00) [休憩10分]・・・物見岩(09:30) [休憩 10分]・・・奥霧小屋跡(10:20) [休憩 5分]・・・八島ヶ原湿原広場(10:45) [休憩15分]・・・ヒュッテみさやま(11:20) ・・・沢渡(11:35) ・・・車山肩駐車場(12:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
霧ケ峰の最高峰・車山から八島ヶ原湿原へと一周した。早朝はよく晴れていたが、車山乗越に向かう途中で霧が増え一面真っ白に。蝶々深山で晴れ間がのぞき、その後は気持ちのいい山歩きを楽しんだ。高原のススキは白い穂を見せ、夏の終わりを告げていた。
雲海の上に御嶽山や北アルプスが顔を出している車山の肩から歩きはじめる。空気はひんやりして気持ちがいい。東に大きく回り込むと、八ヶ岳連峰が圧倒的な存在感で迫ってきた。車山山頂からは見事な雲海。北アルプス方面は隠れてしまったが、八ヶ岳の右には小さく富士の姿も見え隠れし、家族連れが歓声をあげていた。
車山から下りはじめると急に霧が湧いてきた。見る見るうちにあたりは真っ白。霧ケ峰の名にふさわしい景色に一変した。蝶々深山に向け霧の木道を進む。蝶々深山で少し霧が晴れ、周囲の景色が見えるようになってきた。
蝶々深山から物見岩に至る道はこのコースのハイライト、気持ちのいい高原トレイルである。物見岩からは眼下に八島ヶ原湿原が一望できた。
車山から奥霧小屋跡までは数組のハイカーと出会っただけだったが、八島ヶ原湿原遊歩道に合流する奥霧小屋跡に来ると観光客も合わさり、湿原を回る道は急ににぎやかになった。
湿原を回る木道の周囲にはヤナギランやアサマフウロなど、夏の終わりの花々や、アキノキリンソウ、オミナエシ、ワレモコウなど秋を告げる花々がいっぱい。鎌ヶ池や八島ヶ池の水面には空が映り美しいしい姿を見せていた。
帰路の車山へは、ヒュッテみさやまで遊歩道を離れ、御射山神社の前を通って砂利道の車道に出る。沢渡で車道から木の階段を登れば後は車山の肩まで一本道である。
登山道は全体的によく整備されている。物見岩からの下りの途中、木道の上に沢水が溢れているところがあったが通行に支障はなかった。しかし濡れた石は滑りやすいので注意が必要。八島ヶ原湿原の遊歩道では木道の補修作業が行われていた。
ニッコウキスゲが有名な霧ケ峰だがこれからの季節は秋の花々。本コースの草紅葉もまた魅力的。八島ヶ原湿原にはオールドファンには懐かしい歌、「あざみの歌」と「山小屋の灯」の歌碑がある。これも訪ねるのもいいだろう。
フォトギャラリー:33枚
車山の肩
北アルプス。中央が槍ヶ岳。車山への登山道で
雲海の上の八ヶ岳
八ヶ岳の右に富士山の姿
車山山頂
車山山頂のドーム
山頂の車山神社
霧が湧いてきてあっという間に真っ白に
車山乗越
蝶々深山
気持ちのいい高原トレイル
物見岩から八島ヶ原湿原が一望のもと
一面のススキが風に揺れていた
「山小屋の灯」歌碑、奥霧小屋跡
奥霧小屋跡には真新しいトイレあり
鎌ヶ池
マツムシソウのチョウチョが
八島ヶ池
「あざみの歌」歌碑、八島ヶ池展望広場
展望広場
ヒュッテみさやま
御射山神社
沢渡。正面の階段を登る
車山肩の売店
ハナイカリ
ウメバチソウ
ハクサンフウロ
マツムシソウ
ヤマハハコ
アサマフウロ
オミナエシ
ワレモコウ




