行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
ツアーバス、途中中央道が前日の雪のため通行止め、途中再開し諏訪南ICへ、渋の湯までは通行解除のため遅刻にならずに済んだ
この登山記録の行程
1日目
新宿(7:30発)==渋御殿の湯(1,850m)(13:29)・・唐沢鉱泉分岐(14:39)・・・黒百合ヒュッテ(2,396m)(15:51)※予定 歩行距離:3㎞ 3時間
2日目
黒百合ヒュッテ(07:03)・・・中山峠(07:09)・・・天狗岳・東天狗(2,640m)(08:50)・・・中山峠(09:57)・・・(10:03)黒百合ヒュッテ(10:53)・・・唐沢鉱泉分岐(11:47)・・・渋の湯(12:37)=新宿西口(7:40予定)
※予定 歩行距離:5.7km 7時間
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【ツアー日程】
前日に寒冷前線が通過のため、黒百合周辺では新雪が30センチ以上積もったとか、ただし、現地入りすると思ったほど雪もなく、アイゼンで通行が可能であった
1日目は16時ごろ到着し、目の前の山でピッケルとアイゼンの練習。17時までの1時間
夕食は17時30分から
2日目、朝食は6時、出発直前はガス曇りであったが、出発するころには晴れ間が見えた。
中山峠に出ると、時折樹林帯の間から風を強く関した、途中2455m地点ぐらいで森林限界を超える。ここから先はガイドから先に進めるかどうかの意思確認があった。岩場に出ると風が強くなる。おそらく10メートル前後あったと思われる、歩くのに阻害も出て時々バランスを崩した。
ここから東天狗までは、まきみち程度の平坦な場所はあるが、基本きつめの登り、フラットで歩けないときはダイヤゴナルで歩くようにガイドから指示があった。新雪の急斜面を登るときが一番堪える。頂上付近は新雪より岩場、アイゼンのつま先で岩場をよじ登りはスムーズだった
8時50分ごろ東天狗岳に登頂。八ヶ岳の場合は登頂できる確率が50%ぐらい、今日のコンディションは上の下とか。
5分程度休憩して下山。登りと違い下りのトレースがわかりにくく途中で道の変更、西天狗に向かうまきみちがあった。下りは風の強いときが少なく、坂に気を付ければ難しくは感じなかった。
10時頃には黒百合に戻り40分近く休憩。その後バスのある渋の湯に戻る
【小屋】
黒百合ヒュッテは、3階建で客広間と個室。室内は断熱窓を用いてあるため暖房がよく効いていた。トイレはバイオ水洗、ただし手洗い所は封鎖。アルコール消毒するが、雪で手を洗っておくのもアイデア。水筒の湯100円、缶ビール600円、氷結500円、夕食はハンバーグで美味しい。飲料水は天水を消毒し配布
【レッスン】
・低体温、凍傷、雪目は危険
低体温:メンバーの中に一人でもいれば、全員で引き返す。登りの汗冷えで風を受けると特に危険、雪山は休憩は数分で息を整えるだけ
凍傷:準備不足が原因、保険が出ない、指を締め付けない。指に血を送るため腕を振る
グッパーではなく、常にパー、握ると血が指先に行かない。足の指も常にパー
風の防止には、風を背で受ける、顔にあたる場合は顔を背けてあたる面積を減らす
雪目:曇っていてもサングラスをすること、個人差があるが網膜が焼け落ちる
・冬山のステップアップはエスカレータチャレンジをしない、危険しかない。同じレベルの山を何度もこなすこと。
・雪山は全員で登るのではなく、アタックできる人だけで登る
・雪山でも1日水は2リットル、ただし、小屋でまとめ飲みも可
・手袋は外さない、親指でスマホは触れる
・冬の八ヶ岳は風が強い、天狗と比べ硫黄は風の吹きっ晒し
・コースタイムは下りは早く、登りが遅くなるので1.3倍を見込む
【道具】
・ピッケルは昔より5cm長い位がちょうどよい、ヘッドの握る部分が浅いブラダイで超軽いものが使いやすい
・グローブはウールがよい、ガイドも終始ウールのみ(写真参照)。5本指があるのは安全が確保されたスポーツ、ロープを使う場合、冬山でミトンを使うのは、指先を圧迫しないため。セリアの化繊手袋にモンベルの耐風グローブで全く問題なし、ガイドはおそらく未脱脂ウールの手袋で登頂した
・アイゼンは、最初に前足首をベルト通過して足首を固定、前のバックルをくぐらせて留金具に誘導する。軽く締めた後、ベルトを前後にしごくようにすると、しっかり締まる。慣れること
・冬山靴は少々重いが、紐リングが固定されて緩みにくいので良い。あとアイゼンがワンタッチで付けられるが、レンタル品はバンド型だった
【ワーキング】
・アイゼンの登りはフラット(足裏全体)、ダック(逆8の字)、3時(足首直角)、ダイアゴナル(ピッケル→後足を先足に前からたたみ替け→先足を抜いて進行方向に置く)
降り方はフラット、3時、ダイアゴナル(降りるときは願わくばつま先から着地)。湿った雪でも急斜面はダイアゴナルが楽。ダイアゴナルは骨盤は道と水平真横に保つ。3時はバランスを崩すと耐えきれなくなるので使わない
・岩場は3点支持で前爪のエリアを使って岩をグリップ、岩はできるだけ手づかみ、ピッケルはハーネスのコンテナ、ザックとの間に忍者刀、またはぶら下げる。
・チェーンスパイクは新雪だと雪がまとわりつくので、こまめに落とす
・ピッケル、60cmスリングを肩たすきしバンドと固定。左右に振れるし、スリングにピッケルを立てかけることもできる。登りはブレードは進行方向、下りはブレードは身体方向。常に山側に刺し、ピッケルに体重を掛ける。岩も突く
【冬の八ヶ岳】
天狗は冬は東天狗、夏は西天狗がディフォルト。硫黄の山頂は崖のため手前の標識がディフォルトゴール。硫黄はふきっさらしがきつく、天狗はラッセルが少ないとか
【雰囲気】
常連者が多く、道具なども皆さん美品を持ってきていた。サークルの雰囲気で和気あいあい。
難関グループ常連組の年上の人も参加。自分はソロ派なので歩きや技術習得に集中していたが
他のかたは、天狗リベンジ組もいて登頂話に終始花が咲いていた。お酒好き、記念写真好き、会話もツアー話、ガイド話、マウンテリング話。なので孤立しても平気だが、やはり居場所が違った感が強い。
フォトギャラリー:29枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | グローブ |
| サングラス | 着替え | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
| ナイフ | 健康保険証 | 医療品 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
| GPS機器 | アウターウェア | バラクラバ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 | アイゼン |
| ピッケル | ビーコン | ゴーグル | スリング | ヘルメット | |
| 【その他】
レンタル内容 : ・ゴアテックス製レインジャケット[サイズ:男性用XL][数量:1]・ゴアテックス製レインパンツ[サイズ:男性用XL][数量:1] ・ライトスパッツ[数量:1]・ザック(ザックカバー付)[サイズ:28-35L][数量:1] ・×【ストック】スノーバスケット付き[数量:1]・ヘッドランプ[数量:1] ・防寒着(ダウンジャケット)[サイズ:男性用L][数量:1] ・【冬用登山靴】アルパインクルーザー3000[サイズ:26.5][数量:1] ・冬用オーバーグローブ[サイズ:M][数量:1] ・×冬用防寒グローブ[サイズ:男性用M][数量:1] ・アイゼン(12本爪)[サイズ:S/M(23.0cm~26.5cm)][数量:1]・ピッケル[数量:1]65㎝・【スリング】60cm[数量:1] ・サングラス[数量:1]・ゴーグル[数量:1] ・ビーコン[数量:1]・ヘルメット[数量:1] |
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