行程・コース
天候
雨のち曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往路:武蔵小山→東急目黒線→大岡山→東急大井町線→溝の口/武蔵溝ノ口→南武線→登戸→小田急線→向ヶ丘遊園
復路:向ヶ丘遊園→小田急線→登戸→武蔵溝ノ口/溝の口→大岡山→東急目黒線→武蔵小山
この登山記録の行程
向ヶ丘遊園駅12:34→生田緑地正門12:43→菖蒲園12:45→SL12:54→岡本太郎美術館13:00→枡形山山頂13:12→あじさい山13:45→つつじ山13:51→おし沼広場前口14:00→生田緑地正門14:11→横浜家系ラーメン 登戸家14:23~14:38→向ヶ丘遊園駅14:40
合計1時間51分(ラーメン除く)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
6月3日(土)は、台風で午前中出掛けられなかったので、向ヶ丘遊園の「生田緑地(枡形城跡、枡形山)」に菖蒲の花を見に行って来ました!菖蒲の花は通常、6月中旬が見頃なのですが、今年は早くて、台風で多少ヘタっていたものの、今が正に見頃でした!
「向ヶ丘遊園駅」南口を出たら、広い車道を道なりに南に進むと、10分弱で「生田緑地」の正門に着きます。入ってすぐ右手が「日本民家園」入口(有料)で、その反対側の標識を下った所が「菖蒲園」です。あまり広くはないですが、2つの池で菖蒲が満開でした。
菖蒲園から上に進むと、プラネタリウムとSLとブルートレインのある広場に出ます。いつも子供がたくさん遊んでいる場所なのですが、台風のせいか近所の散歩の人しかいません。
広場の先で、大雨のため一部水防した道を越えると、渋谷駅の壁画と大阪万博の太陽の塔と「芸術は爆発だ」で有名な「岡本太郎美術館」があります。
美術館の先で丘の稜線まで登ってUターンし、ムラサキシキブの花が咲く稜線の遊歩道を戻ると「枡形山山頂広場」標高84mに着きます。入口に城の門のような物があるのは、ここは「枡形城跡」でもあるためです。
「枡形城」は鎌倉幕府の後家人「稲毛三郎重成」の築いた城です。稲毛重成は秩父党「小山田有重」の息子で、枡形城を築くまでは小山田重成を名のっていました。同じ秩父党の「畠山忠重」とは従弟になります。「北条政子」の妹を妻に迎えるなど鎌倉幕府の中心的な後家人として活躍しますが、「畠山忠重の乱」で諫言によって重忠を陥れた首謀者と見なされ、「大河戸行元」に討たれ、枡形城と領地も没収されてしまいます。俗説ではみんな小栗旬、じゃなかった「北条時政」の陰謀だったとされています。
ちなみに稲毛氏を討った「大河戸氏」の館跡は、先週行った埼玉県の東の外れの「松伏町」にある「光厳寺」または「大河戸神明神社」がそうだったのではないかといわれています。今は東武スカイツリーラインを北千住で千代田線に乗り換えれば、そのまま小田急線直通で向ヶ丘遊園行けますが、その昔、あんな遠くから大河と湿地帯を幾つも越えてよくここまで仕事しに来たなと感心してしまいます。
「枡形城」は交通の要衝にあったため、その後も「北条早雲」が山内&扇谷上杉氏の争いに乗じて出兵した際に陣を構えたりだとか、小田原北条氏の要請で武田軍に備えて「横山式部少輔弘茂」が砦を築いたりとか、ことあるごとに城として活用されてきたようです。
枡形山山頂の石碑と枡形城跡の石碑を見たら、山頂広場にそびえ立つ「展望台」に登ります。この展望台には「エレベータ」もついています。車椅子でも登れます!
枡形山展望台からは、天気が良くて空気が澄んでいれば、富士山や奥多摩、丹沢の山はもちろんのこと、筑波山や日光男体山も見えるのですが、さすがに梅雨時なのでそこまで見えないものの、東京の高層ビル群がとてもよく見えます。川崎や横浜の高層ビル群も見えます。
しばし展望を楽しんだ後、北側のホタルのいる湿地に下山しようとしたら、台風で道が通行止めになっていたので、元来た道を戻って反対側の「あじさい山」の方へ行ってみました。こちらも半分通行止めでしかも紫陽花も全然色づいていなかったのですが、まあなんとか一枚写真が撮れました。
ついでに隣の「つつじ山」にも登ります。ここにも展望台があるのですが、木が育ちすぎて景色はほとんど見えません。
その後、つつじ山から尾根道を「おし沼広場前口」まで行って、その先の初山の園地は遠すぎるので諦めて、正門前に戻りました。
向ヶ丘遊園駅手前の交差点に「登戸家」と「大岡家」という2件の家系のラーメン店が向かい合っていたので、より地元っぽい「登戸家」に入ってみました。
「上ラーメン」というのがあったのでそれを注文。上ラーメンは、チャーシューが一枚多く、海苔も若干多く、半熟卵も乗っています。「登戸家」は駅前では珍しい自家製スープの店で、店構えは古くからやっている店のようなのですが、オープンは2022年の12月新しい店のようです。その自家製スープはかなり濃厚で、神奈川はどこも家系の激戦区なので、家系同士が凌ぎをけずり合って出来た味という感じの物でした。ニンニクとか豆板醤などの調味料を入れるとさすがに濃くなりすぎてバランスが崩れるぐらい濃厚です。この濃厚な家系ラーメンを店内でずっとかかっていたサザンを聴きながら食べると、久しぶりに神奈川に来た~♪といった気分になりますね。
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