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目指した木曽駒ケ岳は冬さながら、千畳敷散策

( 中央アルプス)

パーティ: 1人 (チャーリー さん )

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行程・コース

天候

晴時々ガス

登山口へのアクセス

その他
その他: 駒ケ根駅(バス)しらび平駅(ロープウェイ)千畳敷駅

この登山記録の行程

コース

登山記録

行動記録・感想・メモ

駒ケ岳ロープウェイ行きの6時発の一便でさえ、満席で座れないかもしれないとの情報を(前泊した駒ケ根駅一分の)ホテルスタッフより聞いていたので、4時起き、5時から並ぶ(ラッキーなことに3番目)
途中の菅の台バスセンターには、長蛇の列のお客さんが待っていたが、すでに満席状態。

ロープウェイ・しらび平駅に着いた時は快晴・無風。これは良い登山日和になると確信に近い気持ちになった。ぎゅうぎゅうの乗客を乗せて出発。何となく揺れるではないか? そして7時15分ごろ着いた千畳敷駅前には初冬さながらの白っぽい景色が広がる。そしてなんという寒さ。ダウン・レインウェアで身支度して歩き始める。信州駒ケ岳神社で、安全な登山を祈願する。

八丁坂分岐までは緩やかな遊歩道だ。両脇の植物は皆、霜降り状態。千畳敷の紅葉を楽しむつもりが、霜を被った葉っぱ、真っ赤なナナカマドを観るとは想像もしていなかった。

八丁坂分岐からは徐々に斜度がついてくる。そして風の強いこと。気軽な気持ちで歩を進めることができないくらいだ。そして早くも下山してきたのではと思わせるパーティーが何組もいた。「もう登って来たんですか」と声をかけると「撤退です」と仰る。ほかの下山者も口々に「上の方の道はツルツル状態で危ないです」その時は未だ「大丈夫じゃない??」の気持ちだった。
それでも強風の中を、何とか上へ上へと歩いていき、宝剣岳がすぐ横に見える辺りまで何とか行けたが、風はもう中途半端でなく強くなって、座り込む。風がこんなにも怖いものかと初めて体験。せめて乗越浄土まで行くと、見たかった景色が見えるだろうと思ったが、私も撤退を決めた。又来ればよい。山は待っていてくれるからと言い聞かせる。

滑らないように足元に注意しながら降り始める。立ち止まっては周りの景色に目を向けながら。しばらくすると青空も見えてきて、遠くには昨夏登った南アルプスの山々や頭を覗かせた富士山が見える。雲の動きは早くすぐガスガス状態になるが、千畳敷カールに戻ってくると青空もはっきり、振り返った山々の圧倒的な存在感。思わずこの景色が見れただけでも良かったと頷いた。数々の山行の中でも特異な山容だ。千畳敷カールの草紅葉と背後にある白っぽい山々のコントラストの美しさ。何回も何回も振り返るので、なかなか進まない。それほどすごい景色なのだ。忘れないだろう。

それにしても寒い。結構薄着(ウィンドブレーカー程度)の人がいる。山は何が起きるか分からない。ハイキング気分でも装備は大事だと再確認した。遊歩道をゆっくり周りを観ながら歩く。この時間になると寒いが、風もなく快晴に近くなり、壮大な景色が見れたことに感謝をし、帰路のロープウェイに乗る。

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